Apple、インターネット・ラジオサービス「iTunes Radio」を発表

コラム 高橋裕二の洋楽天国

「iTunes Radio」
アップルのインターネット・ラジオ、ネーミングはiRadioではなく、平凡なiTunes Radioに決定した。昨日(6月10日)サンフランシスコで開催されているアップルのWWDC(ワールドワイド・デペロッパーズ・カンファレンス)で明らかになった。

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アップルのインターネット・ラジオがこの業界にどんな影響を与えるか。調査会社GroupM’s Next’s Consumer Insightsが1000人のインターネット・ラジオ・ユーザーにアンケートをとった。それによるとiTunes Radioの詳細が発表されていないにもかかわらず、49%のユーザーが感心があると答え、34%のユーザーが今聴いているインターネット・ラジオからiTunes Radioに乗り換えると答えた。

パンドラの46.4%、iHeartRadioの46.1%、インターネット・ラジオではないがオン・デマンドのスポティファイの47.1%、スラッカーの53。8%のユーザーがアップルに乗り換えたいという。ヘビー・リスナー程乗り換えの意思が強いようだ。

具体的なサービス開始日は明らかになっていない。イギリスの音楽業界誌ミュージック・ウィークは、アメリカやイギリスやオーストラリアに加えて日本でもサービスが始まると書いている。しかし欧米のように大手レコード会社3社や大手音楽出版社3社と契約したら事が済むわけではない。日本では原盤の所有者と著作権を管理する出版社が極めて多い特殊な国。iTunes Radioがそう簡単には立ち上がらない。ニッポン放送とフジテレビが一緒にiTunes Radio Japanをやるというなら分からないではないが。サービスは基本無料。広告が入る。

Appleの音楽サービス「iRadio」に乗り換えると答えたネットラジオユーザーは34%

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