過去60年間のイギリス国内シングル売り上げベスト10発表

コラム 高橋裕二の洋楽天国

イギリスのレコード売り上げを公式に発表するオフィシャル・チャーツ・カンパニーが5日(月曜日)、創立60年を記念して、60年間のシングル売り上げチャートを発表、100万枚以上のミリオン・シングルは全部で123タイトルだった。以下が60年間のシングル売り上げベスト10。右は発売年。

1位)エルトン・ジョン「キャンドル・イン・ザ・ウインド〜ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ」 1997年
2位)バンド・エイド「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」 1984年
3位)クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」 1975年
4位)ウィングス「夢の旅人」 1977年
5位)ジョン・トラボルタ&オリビア・ニュートン・ジョン「愛のデュエット」 1978年
6位)ボニーM「バビロンの河」 1978年
7位)フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド「リラックス」 1983年
8位)ビートルズ「シー・ラヴズ・ユー」 1963年
9位)ロブソン&ジェローム「アンチェインド・メロディ」 1995年
10位)ウェット・ウェット・ウェット「愛にすべてを」 1994年

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ビートルズは17曲のナンバー・ワン・シングル(オフィシャル・チャーツ・カンパニー調べ)があったが、今回のチャートで40位内に入ったのは「シー・ラヴズ・ユー」に加えて15位の「抱きしめたい」、25位の「キャント・バイ・ミー・ラヴ」、35位の「アイ・フィール・ファイン」、40位の「デイ・トリッパー」だった。60年代は人気の割にレコードがそれほど売れる時代ではなかった。

1位は490万枚を売って文句なしのトップ。エルトンは自作曲を加筆して亡きダイアナに捧げた。2位はボブ・ゲルドフのチャリティー・ソング。この曲に影響を受け、チャリティーの為に集まって曲を作り寄付をする行為が始まった。3位のクイーンは1991年11月、フレディー・マーキュリーの死後再びシングル・チャートで5週連続の1位になり、死後だけでも約100万枚を売った。

グループ名をウィングスだけでのシングル「夢の旅人」が、ビートルズの全作品を押さえて4位になった。5位は映画「グリース」の主題歌。6位はドイツのプロデューサーが結成したディスコ・バンド。日本では信じられない人気があった。11位に「メリーズ・ボーイ・チャイルド」もランクされている。7位のフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドは「ラジオ・スターの悲劇」のヒットがあるバグルスの元メンバー、トレヴァー・ホーンがプロデュースした。今でも日本のTV-CMでよく使われる。

「シー・ラヴズ・ユー」がビートルズとしては最高の8位になった。9位のロブソン&ジェロームは共にTV俳優。番組中でライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディー」を歌い大反響があった為シングルで発売した。元「アメリカン・アイドル」で現「Xファクター(アメリカ版)」の審査員サイモン・コーウェルがプロデューサーだった。10位はスコットランド出身のロック・バンド。映画「フォー・ウェディング」の主題歌。14週連続でシングル・チャートの1位になった。

記事提供元:Musicman オススメBlog【高橋裕二の洋楽天国】

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