米調査会社がタブレットでの視聴実態を発表

コラム 高橋裕二の洋楽天国

アメリカの調査会社comScoreが8日、タブレット端末やスマートフォンで、オンライン上でのビデオやTVを視聴する消費者の実態調査結果を発表した。

それによるとタブレット端末のパイオニアであるiPadが発売されて未だ2年だが(iPadはアメリカで2010年4月に発売された)、各社からのタブレット端末も多く発売され、今現在タブレット端末のアメリカでの普及率はスマートフォンの25%だそうだ。消費者の多くはオンライン上でビデオやTVを楽しんでいるという。スマートフォンとの対比も示された。

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調査は今年の4月迄の3ヶ月平均値。

タブレット端末の所有者とカッコ内はスマートフォン所有者。タブレット端末の所有者は1月に1回でもオンライン上でビデオやTVを見た人達。対象はアメリカのみ。

1ヶ月に1回は見る 53.0%(20.0%)
1ヶ月に3回ほど見る 24.5%(10.3)
1週間に1回は見る 18.9%(6.7%)
ほぼ毎日見る 9.5%(2.9%)

ほぼ毎日見るが、タブレット端末所有者の約10人に1人(9.5%)、スマートフォン所有者の約30人に1人というのは少ない気がするが。スマートフォンでの視聴が低いのは画面サイズの問題と、スマートフォンの使われ方の違いによるものだという。

しかし今回comScoreが強く指摘したのは、タブレット端末で1ヶ月に1回以上、オンライン上でビデオやTVを見る人達の実に26.7%(4人に1人)が有料のビデオやTVを視聴している事。comScoreはここに大きなビジネス・チャンスが潜んでいると主張、この調査を分析した音楽業界誌ビルボードは、特に音楽ビデオ専門サイトのVEVOにあるだろうと報じた。

ちなみにcomScoreの調べではVEVOの4月の視聴者数は4950万人。1位のグーグル(YouTubeを含む)、2位のヤフーに次ぐ米国で第3位のビデオサイトだ。

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