【プレイリスト付】【エアモニ】バンプ新曲 広範OAで1位発進/カラノア 初アニメ曲で2位/マカえん 3位死守/キッスが780%OA増
2025年10月22日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年10月13日~10月19日プランテック調べ)では、BUMP OF CHICKEN「I」が1位を獲得した。
TVアニメ「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」エンディングテーマに書き下ろされた同曲。10月15日のデジタルリリースと同時、日付が変わった前日の深夜番組より各番組・局でいっせいにオンエアが開始されると、一週間を通じ調査対象の96.8%となる広範囲ステーションへと波及。東名阪および北海道エリアを制し、今週最も広く注目されての首位初登場となった。
まとまったオンエア数の確保が可能な帯放送のコーナー/番組枠に頼ることなく、全国様々な番組でオンエアを獲得している点は特筆すべきだろう。FM全局でのオンエア獲得もあわせ、その注目度の高さがわかる。丁寧なプロモーションで広くリスナーに届けたことが奏功し、セールスも好調の様子だ。
2位はカラノア「番」が初登場した。今年9月にメジャーデビューした新世代3ピースロックバンドによる、TVアニメ「ガチアクタ」第2クールエンディング主題歌の同曲。10月13日のデジタルリリースとともに開始されたオンエアは、帯放送のコーナー/番組といった定期枠を中心に積み上げられ、結果、調査対象の35.5%となるステーションでの獲得に。局地的な大量オンエアでの上位発進となった。
現状、AMステーションでのオンエアが1回も確認されていない等、特定局での挟範囲なオンエアながら、複数番組へのコメント出演など積極的な露出も見られる。早くもバンド初のアニメタイアップ曲で、12月にはフィジカルリリースが予定されているが、注目度が高まりオンエアも広範囲へと波及していくか注目したい。
3位はマカロニえんぴつ「化け物」が前週ポジションを死守した。映画『火喰鳥を、喰う』主題歌とこちらもタイアップシングルとなる同曲は、10月3日のデジタルリリースに先がけラジオ先行でオンエア解禁されると前々週チャートに初登場。今週3週目を迎えつつ、オンエア数およびその獲得ステーション数は減じたものの、引き続き大量オンエアをキープした。
今回の新曲では九州地区で大量オンエアを獲得している反面、関東エリアでのオンエアが少ない傾向にあるのが気になるところ。固定オンエア枠以外の番組でもリクエストオンエアが確認されていることから、様々な番組へオンエアを広げられる可能性はありそうだ。
故エース・フレーリー氏を追悼、キッス他関連曲がオンエア急増
伝説的なオジー・オズボーン氏の死去が記憶に新しいなか、今週、ヘヴィメタル/ハードロック界からまた一人、レジェンドがこの世を去った。キッスの創設メンバーでありギタリストのエース・フレーリー氏が現地時間10月16日に亡くなった。
訃報が伝えられた17日金曜日の早朝より、さっそく多くの番組が同氏を追悼。生放送の情報番組が限られる週末の3日間のみながら、キッスの週間オンエア数は前週から780%増へと急加熱した。
唯一、代表曲「ラビン・ユー・ベイビー」が180位にチャートインしたものの、TOP200圏外でも多数楽曲がオンエアを伸ばした。同じく代表曲である「ロックン・ロール・オール・ナイト」や「デトロイト・ロック・シティ」が多数オンエアを集めるなか、「ラビン~」に続いてオンエアが多かったのは同氏がボーカルを務めた「ショック・ミー」だった。
各番組は上述した他にも様々な選曲で哀悼し、中にはエース・フレーリー名義のソロアルバムから「リップ・イット・アウト」をオンエアする番組も確認された。週明けの生番組を中心に追悼オンエアは続いている。
RADIO ON AIR DATA(集計期間:2025年10月13日~10月19日)
1.I / BUMP OF CHICKEN
2.番 / カラノア
3.化け物 / マカロニえんぴつ
4.灯を護る/ スピッツ
5.ザ・フェイト・オブ・オフィーリア / テイラー・スウィフト
6.OVERDRIVE / TWS
7.イマジン / ジョン・レノン
8.IRIS OUT / 米津 玄師
9.1991 / 米津 玄師
10.GOOD DAY / Mrs.GREEN APPLE
10.月/ TRACK15
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
@musicman_nusicman

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