Instagram、アルゴリズム制御機能「ユア・アルゴリズム」導入 TikTokやSpotifyに続き
Instagramは12月10日、アルゴリズムを確認・制御できる新機能「ユア・アルゴリズム」を導入すると発表した。まずはリール動画から対応を開始する。米国を皮切りに、英語版で世界展開される予定だ。
新機能では、リールのおすすめ動画を形作るトピックを確認し、自身の興味に合わせてカスタマイズ可能。動画を視聴中、画面右上に表示されるアイコンをタップすると、AIがユーザーの活動履歴に基づいて最も関心を持つと推測するトピックと要約を確認できる。そのトピックの表示頻度を調整でき、おすすめコンテンツはそれに応じて調整。リストにないトピックに興味がある場合は、直接入力して追加もできる。将来的には「発見タブ」などもカスタマイズできるようになる予定だ。
アルゴリズムの制御を巡っては、昨年TikTokが「トピック管理」機能を導入しているが、Instagramではトピックリストがユーザーごとにパーソナライズされ、追加登録も可能なのが特徴。SpotifyもInstagramと同日に、初めてアルゴリズム制御機能の提供を始めた。
（文：坂本 泉）
榎本編集長
「これはありがたい。Instagramがリールに出るジャンルをユーザーが管理できる「ユア・アルゴリズム」昨日を発表。まずアメリカから英語圏で展開し、そのうち日本でも使えるようになる。私も「動画のおしゃれなAIエフェクトとMVを掘っていたらそればかりが出るようになって仕事で便利。でも息抜きにネタ系動画とかも見たい。けど、おすすめの流れがそっち系に変わるからイイネを押しづらい」という体験をしていたところだった。TikTokには「トピック管理」昨日が昨年から実装済み。ただ、直感的に使いづらいのでなんとかしてほしい」ライター：坂本 泉（Izumi Sakamoto）
フリーランスのライター／エディター。立教大学を卒業後、国外（ロンドン／シドニー／トロント）で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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