馬場俊英がフルバンドで熱唱 デビュー30周年記念ライブで、さらにスペシャル公演の追加開催も発表

7月12、13日の2日間、大阪・NHKホールにて、馬場俊英のワンマンライブ「CLIMAX BAND LIVE」が開催された。本公演は馬場のデビュー30周年を記念して開催されたライブシリーズの第3弾で、オールタイムからの選りすぐりの楽曲をフルバンド編成で披露する豪華な内容となった。
大阪は馬場にとって、長年ラジオ局で番組DJを担当していることもあり、“第二のホーム”のような存在。会場は地元大阪だけでなく、全国各地からファンが駆け付け、開演前から笑顔に満ちたあたたかな雰囲気に。集まったファンに話を聞くと、夫婦や職場仲間、親子に兄弟と世代も様々。長年のファンはもちろん、ラジオや動画サイトで偶然見かけたMVをきっかけに、この日初めてライブに来たという人も少なくはなくて、デビューから30年を経てもなお、彼の魅力に魅せられる人は多いようだ。
この日披露された楽曲はアンコールを含めて全21曲。
数ある楽曲の中から選りすぐりで披露された楽曲はどれも珠玉のものばかり。この日1曲目に彼が選んだのは「この街で」。2005年にリリースされたものを令和版にアレンジし、時代の変化と生きる希望を柔らかく描きだした。
その後も「スーパーオーディナリー」「スタートライン~新しい風」などの代表曲に加え、今年5月にリリースしたばかりの最新EP「地平線」から、43枚目のシングルであり表題曲の「地平線」など新旧の織り交ぜた楽曲陣を披露。共に歩んできたファンやそばにいる人たちへ、柔らかくも芯の強い歌声、心温まる詞世界で魅了していった。

ライブ写真
ライブ中、馬場は何度も「一緒に音楽を楽しんでくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えつつ、この日のライブが心から楽しみだったと語りかけるが、その思いはファンも同じ。これまで彼が紡いできた作品には観客ひとりひとりの思い入れがそれぞれにあって、新旧の楽曲を披露するたびに「待ってました!」と言わんばかりに歓声が上がったり、涙する人の姿もあちこちに見える。
アンコールでは、デビュー日の2日後にあたる、2026年2月23日に大阪・フェスティバルホールで、デビュー30周年のメモリアルイヤーを締めくくるファイナル公演の開催を発表。
「新曲を作ったり、良いコンサートにできるよう準備していきたい。またみんなで集まれたら♪」と、最後は「ピースを分かち合いましょう!」と「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「オオカミの歌」でいつも以上にドラマチックに、心躍るバンドサウンドで会場を盛り上げ、ステージは終幕へ。30年を経て、さらに勢いを増して走り続ける馬場俊英。これからも続く彼の軌跡をぜひ、その目で確かめてほしい。
なお、この日発表された2026年2月23日大阪・フェスティバルホールの公演のタイトルが「BABA TOSHIHIDE 30th ANNIVERSARY TOUR 2024-2026 30周年シリーズ第4弾「THAT’S WHY I’M HERE 〜 LIVE AT FESTIVAL HALL」」に決定。さらに、同公演にはスペシャルゲストに、長年彼と親交のある根本要(スターダスト☆レビュー)、杉山清貴の出演が決定。8月8日には、オフィシャルサイト(BABA HEADS CLUB公式ページ)にて先行抽選の受付も開始されるので、ぜひサイトをチェックしよう。
さらに2026年2月28日には、馬場の出身地である埼玉・熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホールにて、ファイナル公演の続編となる「ふるさとコンサート〜埼玉の風」の開催も決定。本公演にもスペシャルゲストの出演が決定しているとのことなので、こちらもぜひチェックを。
TEXT 黒田奈保子
PHOTO 今井俊彦・杉山あきのぶ
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