吉澤嘉代子、“青春”の場所でEP「若草」の発売記念イベントを開催

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吉澤嘉代子が11月15日に東京・池袋サンシャインシティ 噴水広場にてEP「若草」の発売記念イベントを開催した。吉澤嘉代子が発売記念イベントを行うのは実に約5年ぶり。会場にはたくさんのファンが駆けつけた。

今作EP「若草」は、“青春”をテーマにした二部作の第1弾。「若草」では光の当たる部分を、来春発売予定のEP「六花」では切なさや儚さが描かれているという。

ステージに登壇すると「サンシャイン池袋は、埼玉県民である私にとっては東京への玄関であり、まさに“青春”の場所でした。そんな場所で今日『若草』という青春をテーマにしたEPのリリースライブができて本当に嬉しいです」と感激した様子。そんなイベントの1曲目は7月にシングルとして先行リリースされていた「氷菓子」。吉岡里帆が主演を務める映画『アイスクリームフィーバー』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、少し緊張しながらも伸び伸びと通るその歌声に、行き交う人々が思わず足を止める。

演奏が終わると「子供の頃に何度も何度もきた場所でいま歌っていて、そんな私を眺めるみなさんの中に高校生の自分がいるみたい」と込み上げる思いを言葉にした。そして「私の中の青春とはなんだろう、という気持ちを込めた曲です。今日初めてみなさんの前で歌います」という曲振りと共に披露されたのは、リードトラックにもなっている「青春なんて」。まさに今作のテーマを象徴する存在で「青春というものは、通り過ぎてから気付くもの」という吉澤の青春についての解釈が込められた、軽快なアコースティックサウンドが心地よい1曲。この日のスペシャルアレンジとして、サポートミュージシャンとして登壇していた梅井美咲によるピアノとのハーモニーが会場に鳴り響いた。

するとここで「みんなギャルになりたいって思ったことはありますか?」とファンに問いかける。続いて「私はギャルになれない側の人間だったんですけど、、、だからこそ、ギャルは私の永遠の憧れです」と“ギャル”という存在へのリスペクトを語りながら「ギャルになりたい」を披露。サビの「ギャルになりたい」のフレーズを、ファンとのコールアンドレスポンスで楽しんだ。

ラストを飾ったのは「抱きしめたいの」。ライブでは4年以上も前から歌い続けてきたこの楽曲は、吉澤にとってはひときわ特別なもの。「『若草』に収録されている6曲は全部大好きなんですけど、特にえこひいきしてしまうこの曲を聴いてください」と優しい口調で語ると、力強く、そして丁寧に歌い上げ、イベントは大きな拍手の中で幕を下ろした。

来年1月からは、ライブハウスツアー「吉澤嘉代子 Live House Tour “若草”」が開催。この日披露した楽曲の他にも「セブンティーン」や「夢はアパート」などが加わり、様々な”青春”の解釈が綴じ込められたEP「若草」をたっぷり体感できるライブになりそうだ。

セットリスト

  • 氷菓子
  • 青春なんて
  • ギャルになりたい
  • 抱きしめたいの

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