SUPER★DRAGONと原因は自分にある。、カンテレ主催の新音楽イベント「SMASH BEAT」に出演

アーティスト

SUPER★DRAGON 2月2日大阪・Zepp Namba

SUPER★DRAGON(スパドラ)と、原因は自分にある。(げんじぶ)が、カンテレの新音楽イベント「SMASH BEAT」(1月31日東京・Zepp DiverCity、2月2日大阪・Zepp Namba)に登場した。

このイベントは、カンテレによる新たな音楽イベントで、“ダンス&ボーカル”をテーマに、開催。今回、若手アーティスト集団・EBiDAN(=恵比寿学園男子部)を代表し、SUPER★DRAGON/原因は自分にある。がイベントを盛り上げるために駆けつけた。

ダンス&ボーカルをテーマにした新イベントのトップバッターとして、げんじぶが独自の世界観を魅せた。

ピアノロック調の楽曲と哲学的な歌詞を中心とし、ライブではLEDを中心とした映像と3DCGアバターを使用した演出で、コンセプトである2次元と3次元の狭間を行き交うグループとして、唯一無二の立ち位置を確立している。

「最初のアーティストは、原因は自分にある。」というアナウンスがあると、ペンライトの光が暗い会場の中大きな動きを見せた。時計の針の音と共に異様な雰囲気で顔を手で隠したメンバーが登場すると、会場も少し身構える。最初に披露したのは、1月25日にリリースしたアルバム「無限の終わり」の表題曲である「無限シニシズム」だ。

シニシズム(=冷笑主義)を体現したパフォーマンスで、思わず会場も雰囲気に呑まれ見入っていた。間髪入れずに始まったのは、「0to1の幻想」。げんじぶ唯一と言ってもよいアッパーチューンのダンスナンバーで、大倉空人がイントロで煽ると会場の熱も急上昇し、会場も大きく揺れる。

「コンフィデンスマンJP」など、数々の映画やドラマの劇伴を手掛けているピアノトリオfox capture planをフィーチャリングアーティストに迎えた楽曲「以呂波」を続けて披露。

MCでは、「BLUE(SUPER★DRAGONのファンネーム)のみなさん!QWV(OWVのファンネーム)のみなさん!」と呼びかけ、会場をさらに一体にさせていた。

ここからは、げんじぶのデビュー曲である「原因は自分にある。」から始まる怒涛のメドレーがスタート。「原因は自分にある。」「柘榴」「豪雨」「Q」「嗜好に関する世論調査」「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」「原因は自分にある。」と披露し、長野凌大が名刺代わりと言っていたように、THEげんじぶが分かるメドレーだ。

「原因は自分にある。」で始まり「原因は自分にある。」で終わる、今回のイベントのためのスペシャルメドレーとあって、観測者(げんじぶのファンネーム)も初めて聴くメドレーに興奮しきりの様子だった。

続けて披露したのは、こちらも最新アルバムから「魔法をかけて」。ニューヨークの朝を思わせる爽やかな日差しが差し込んでくるようなミュージカル調の楽曲で、彼らの端正なビジュアルと表情で、見事にミュージカルの世界に入ったかのよう。そのまま「チョコループ」と続き、彼らの等身大の可愛さを見せた。

最後は、締めに相応しい少し早い春を感じる「桜Ground」を披露して会場を一体にした。げんじぶは、7月から8月にかけて初めてのホールツアーを4都市で行うことが決定している。

イベントの大トリとして出演したのは、9人組進化系ミクスチャーユニットSUPER★DRAGON。通称スパドラ。ラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、ミクスチャースタイルな楽曲に、目まぐるしく変わる9人のフォーメーションダンス、そしてキャッチーで一緒に踊りたくなる振り付けが魅力。

1曲目に披露したのは、3rdアルバム「3rd Identity」に収録されている「La Vida Loca」。ラテン調で、フラメンコを想起させる情熱的なダンスに会場のボルテージも上がった。そして“僕たちが未来の先駆者になる”という思いを込めた「Pioneer(Keep It Real)」では、柔らかなメロディラインに強気なメッセージが乗るエレクトロナンバーで会場を揺らした。

MCでは自己紹介し、QWV(OWVのファンネーム)と観測者(原因は自分にある。ファンネーム)へ9人それぞれの個性を見せつけた。

一息ついたところで始まったメドレーは、東京公演では「Hey, girl」、大阪公演では「Honey Baby」を披露。続いて3rd AL収録の「My Playlist」から全英語詞で構成された「BLOODY LOVE」。そしてBLUEとメンバーとの切り離せない関わりを歌う「Purple Moon」と、さらに会場の熱を上げたメドレーとなった。

「まだまだ楽しんでいけますか!?」と誰一人取り残さぬよう盛り上げ、後半に魅せたのは、昨年行っていた8ヶ月連続配信の4作目である「So Woo」。今っぽさを残しつつも昔ながらのノリの良さを持ち合わせるこの楽曲で、ディスコダンスのような雰囲気を醸し出したと思いきや、衝動露わなパフォーマンスで会場を揺らす「LRL -Left Right Left-」が始まる。特徴的な振り付けでBLUEを筆頭に、会場にいる観客のペンライトが左右に揺れた。メロコアサウンドの「BADASS」からタオルを使用し会場との一体感を魅せた「Dragonfly」で会場の熱も最高潮に。

「最後までブチあがろうぜ!」と勢いよく迎えたラストは、ショットガンで撃ち抜くような振り付けが特徴的な「Untouchable MAX」を披露し、会場をスパドラ色に染め上げた。「公演終了後にインスタライブするので!」と、最後までエンターテインメントを届け続ける彼らの背中を見送り、イベントが幕を閉じた。

3月1日には5thアルバム「mirror」の発売を控えており、それを引っ提げ3月25日には、グループ史上最大規模かつ目標でもあった神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでのワンマンライブが決定している。

セットリスト

原因は自分にある。

M1. 無限シニシズム
M2. 0to1の幻想
M3. 以呂波feat. fox capture plan
M4. メドレー
a. 原因は自分にある。
b. 柘榴
c. 豪雨
d. Q
e. 嗜好に関する世論調査
f. シェイクスピアに学ぶ恋愛定理
g. 原因は自分にある。
M5. 魔法をかけて
M6. チョコループ
M7. 桜Ground

SUPER★DRAGON

M1. La Vida Loca
M2. Pioneer(Keep it Real)
M3.メドレー
a.Hey, girl(東京公演)/Honey Baby(大阪公演)
b.My Playlist
c.BLOODY LOVE
d.Purple Moon
M4. So Woo
M5. LRL -Left Right Left-
M6. BADASS
M7. Dragonfly
M8. Untouchable MAX

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