スキマスイッチ、約1年の時を経て開催されたツアー千秋楽 熊本公演オフィシャルレポート到着

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スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

2月21日(日)に熊本城ホールで開催された、スキマスイッチのツアー『スキマスイッチTOUR 2019-2020 POPMAN’S CARNIVAL vol.2  FINAL in KUMAMOTO supported by uP!!!』千秋楽公演のオフィシャルレポートが到着した。


2月21日(日)、『スキマスイッチTOUR 2019-2020 POPMAN’S CARNIVAL vol.2  FINAL in KUMAMOTO supported by uP!!!』千秋楽公演が熊本城ホールで行われた。これは本来は前年2月28日に予定されていたもので、新型コロナウイルスの影響によりずっと延期になっていたが、約1年の歳月を経て開催されることになった。今回は配信も同時に行われ、ファイナルの模様は全国のファンと共有された。

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

開演時刻の19時大橋卓弥、常田真太郎を含む9人が舞台に現れた。1年前と同じメンバーが、当時と同じ赤の衣装で定位置に着く。「ファイナルです。やっとファイナルです!」(大橋)、「忘れ物を取りに熊本へ」(常田)と語るように、冒頭から感無量の空気に包まれる。

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

今回の公演は通常と少し変わった部分があった。それはこのツアーが1年以上前に行われたもので、すでに映像作品としてリリース済という点である。つまりセットや曲順などはほぼネタバレした状態なのだが、それでも観客を引き込んでいくのがスキマスイッチである。いま歌いたい曲を新たなアレンジで披露する「POPMAN’S CARNIVAL」のコンセプトに則って、質の高い演奏を聴かせていく。中でも「冬の口笛」「雨待ち風」といった楽曲は、やっと実現した熊本での時間を慈しむように、いつも以上に優しいトーンで歌われた。また、「星のうつわ」は圧巻のダイナミズムを表現し、ライブのひとつのクライマックスとなっていた。後半はアップテンポの楽曲を続け、「全力少年」では声を出せない客席とコール&レスポンスの代わりに手拍子レスポンスで一体感を創り出した。

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

「今もすべてが片付いたわけじゃないし、こうやってコンサートをやることが正しいかどうかわかりません。でもみんなの笑顔を見て間違いじゃなかった気がしています」

MCではまだコロナ禍の続く中での公演に葛藤があったことも告白した。そうした状況を受け、彼らはアンコール最後の曲を「未来花(ミライカ)for Anniversary」で締めた。何気ない日常の尊さを唄った歌が、深く心に入り込んでくる。

「本当に長い間、ツアーを応援してくださってありがとうございました」

そんな言葉と共に、足掛け3年に及んだスキマスイッチのツアーがここに幕を閉じた。

なお、このライブのアーカイブ視聴が2月23日(火)8:00~3月1日(月)23:59までなので、見逃した方もぜひチェックしてもらいたい。

取材・文=清水浩司 撮影=岩佐篤樹

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

スキマスイッチ 撮影=岩佐篤樹

 

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