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電脳の街を舞台に、異なる出演者・物語を3つ同時生配信するonline theater『SweetSpot』が上演

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online theater『SweetSpot』

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2020年5月30日(土)・31日(日)の2日間、3演目を同時に別アカウントから生配信する、online theater『SweetSpot』が行われることが発表された。

劇団「ヒノカサの虜」によって企画された本公演。ヒノカサの虜は、2013年9月大阪芸術大学のメンバーによる、プロデュース公演『夜空の先に飛行機雲を浮かべて』で旗揚げ。主に、主宰の函波窓(カンナミマド)が脚本・演出を手掛け、SFベースの物語を中心に、言葉遊びやハイテンポの演出、根本的に変わらない人間の心理へと踏み込んでいく作品作りを目的としている。

今回行われる配信は、近未来の電脳の街を舞台に、「風俗編」「密会編」「同棲編」と題した3つの物語を、時間を揃えて生配信するというもの。それぞれがYouTubeLive、Zoomウェビナー、YouTube(録画作品)から19時ピッタリに配信(公開)がスタートする。どれか一つを見ても、二つ三つ同時に見てもよいように作品が作られているそうだ。

「風俗編」には榊原美鳳、福永マリカ、永田紗茅、たかはしあいこ。「密会編」には渡辺裕也、三浦葵。「同棲編」には青沼リョウスケ、函波窓。全編に小野寺ずるが出演する。また、作・演出は函波が手掛ける。

【あらすじ】
近未来。マスコットと呼ばれる自分の姿をしたアバターと精神データを同期し、インターネット上で自由に暮らせる電脳の街「スイートスポット」
免許の更新や行政の取引など、現実で出来ることの 90%はそこで賄うことが出来るとまで言われていた。感覚までも共有できるその街は、もはや人々にとってのもうひとつの現実となっている。
しかしそれでも、本当の現実は消えることなく続く。もがけばもがくほど沈むほの暗い沼が、現実の体を引きずり込む。これはそこから抜け出そうとする人々の話。どこにも居場所のない、まるで本物の僕らの話。

函波窓(ヒノカサの虜) コメント

今回は上記の設定を同じにした三つの物語を、時間を揃えて生配信しようと考えています。なので、三つそれぞれが別のアカウントから19時ピッタリにスタートする予定です。どれか一つを見てもいいし、二つ三つ同時に見てもいい。そういう風に現在作品をつくっています。配信での公演をどうすれば、より演劇的な緊張感を持って見れるか、ということを考えながら書きました。
そしてもうひとつ。作中の「間」が意図的に長い場所をいくつか設けました。長い沈黙が、自宅で見る緩い体には効果的に響くのではないかと思ったからです。
他の作品を気にしたり、いつ物語が動くのか待ったり、それらの条件が配信での公演にどんな影響を及ぼすのか。
今後に繋がる実験公演になればいいなあと思っています。

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