平原綾香、映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソングに決定 吹替声優&エンドソング担当はディズニー史上初

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平原綾香

映画『メリー・ポピンズ リターンズ』のメリー・ポピンズ役の日本版声優を務める平原綾香が、日本版エンドソング「幸せのありか」も担当することが決定した。

12月17日に行われた「L’ULTIMO BACIO Anno 18 15th Anniversary『平原綾香 デビュー15周年記念 一夜限りのスペシャルライブ』」で発表された。吹替声優とエンドソングを担当するのは、ディズニー作品史上初めての快挙。平原は「本当にすごく嬉しいです!」と話し、「幸せのありか」を披露すると会場は大歓声に包まれた。

日本版エンドソング決定のサプライズは、ライブの最後に平原自身から発表された。セリフと劇中の歌の吹替えのみならずエンドソング「幸せのありか」も歌うことを自らの言葉で発表すると、客席は大歓声に包まれた。続けて、「本当にすごく嬉しいです。この歌の原題は、“失くしたものが住む場所”で、メリーが亡くなってしまったお母さんに会いたいと言う子供たちに、お母さんは居なくなったわけではなくて、ただここに居ないだけ、だからちゃんとあなたたちを見守ってるわよと諭す、すごく素敵な場面で歌われる曲なんです。」と語った。自らの歌で「幸せのありか」を披露すると、ホールは優しく幸せな空間に包まれて、2018年の締めくくりと2019年の幕開けを祝うに相応しい歌で、この日の公演を終えた。

そして、吹替声優とエンドソングを同一人物が担当することは、ディズニー映画の日本版では史上初の快挙となる。今年日本で初上演されたミュージカル「メリー・ポピンズ」でメリー・ポピンズを演じ、その圧倒的な歌唱力とダンス・パフォーマンスはファンの心を鷲づかみ、“日本でメリー・ポピンズ役をこなせるのは彼女しかいない!”と改めての大抜擢となった平原。

映画『メリー・ポピンズ リターンズ』

吹替え収録現場に立ち会った、30年以上に渡りディズニー・キャラクター声優監修の総指揮を務め、全世界における外国語版のキャスティングも指揮するリック・デンプシーは、「彼女はまさにこの映画に登場するメリー・ポピンズのイメージにぴったりだったよ!彼女は、英語版に登場するエミリー・ブラント(メリー・ポピンズ役)と上手く一体化しつつも、彼女自身のメリー・ポピンズを演じたんだ」と大絶賛したほど。本作は、すでに第76回ゴールデングローブ賞4部門、アニー賞5部門にノミネートを果たしており、今後の賞レースにも俄然期待が高まっている。その日本版でメリー・ポピンズを演じる平原綾香にとって、2019年はさらなる飛躍の年となりそうだ。

そして12月17日は、2003年の同日にシングル「Jupiter」によりデビューを果たした記念日であり、この日はそれから15年という節目にあたる日。ライブのオープニングではサプライズで客席から登場し、オープニングを飾るにふさわしいアップテンポな曲、アドベンチャーワールド40周年オリジナルテーマソング「5つの魔法」で始まった。

そしてこの季節に相応しい、デイヴィッド・フォスターによるクリスマス・ソング「Chr istmas List」のカバーや、今年5月にリリースした15周年記念アルバム「Dear Music ~15th Anniversary Album~」に収録された、新たに16年目を踏み出すにぴったりな曲、いきものがかりの水野良樹氏を作詞・作曲、編曲に亀田誠治氏を迎えて制作された「これから」を歌った。

さらには、15年のキャリアに改めて思いを馳せるかのように、「スマイルスマイル」、「Hello Again, JoJo」、「心」、「朱音 あかね」、「ケロパック」、「NOT A LOVE SONG」、「今、風の中で」といったシングル・コレクション・メドレーも披露。そして本編ラストは、「デビューが決まってから、歌を歌うために何をすればいいか、そんな旅が始まりました。そして、学校でホルストの『木星』を聴いて、『Jupiter』をシングルにしたい、デビュー・アルバムに入れたいとお願いして、、、そして今、ここに居ます。自分の声がある限り頑張ってまいりますので、16年目も、これからも暖かく応援してください。本当に今日はありがとうございました。」と語り、デビュー曲「Jupiter」で締めくくった。
 


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