青山テルマ、「In This Place〜2人のキズナ」を生歌初披露「感謝する一年だった」

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青山テルマ「シュガー・ラッシュ:オンライン」

ディズニー・アニメーション最新作「シュガー・ラッシュ:オンライン」。日本での公開目前となった12月11日に、本作の日本版エンドソング「In This Place」を担当した青山テルマが、公開直前イベントに登場した。

日本版エンドソングのアレンジバージョン「In This Place〜2人のキズナ」を公の場で生歌初披露し、平日にも関わらずSHIBUYA109の特設ステージには多くの観客が押し寄せた。

さらに毎年12月12日に世相を反映した「今年の漢字」が発表されることにちなみ、青山も一年の活躍を振り返り「絆」という漢字を披露。

青山は「絆」という漢字に込めた意味について「今年一年いろんなことをやらせて頂き、周りの人たち、支えてくれている人たちに感謝する一年でした。だから「絆」という字を書きました。2019年に向けて周りを大切にしてもっといい人になれたらいいなと思います」と話した。

そんな本作はプリンセスでありレーサーのヴァネロペと、大親友の心優しいゲームの悪役キャラクターラルフが、ハンドルが壊れてしまったレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の危機を救うために、インターネットの世界に飛び出すという物語で、本作のテーマは「友情」。

歌詞制作も手掛けたという青山は、日本版エンドソングの歌詞にも映画のテーマを反映させたという。

「映画では友情というテーマが描かれていて、ラルフとヴァネロペの関係性を考えつつ歌詞を書きました。みんなに大切な人がいるけれど、毎日一緒にいるわけではない。たとえ離れていても友情は変わらないし、夢のために頑張る人の応援歌になっているといいなと思います」と楽曲に込めた思いを語った。

劇中では、大親友のラルフとヴァネロペはインターネットの世界に行き、心のすれ違いから友情に危機が訪れることに。青山は「相方」と呼ぶほど仲良しの大親友・木下優樹菜とのエピソードトークを展開。

木下は大のディズニー好きで知られていることもあり、青山は本作のエンドソングに決まった時に、一番に伝えたかったのも木下だったそうだ。

「実はエンドソングに決まってから誰にも言っちゃダメと言われていたのですが、約束を破って優樹菜には言っちゃいました(笑)電話で伝えたのですが『すげー』って本当に喜んでくれて。優樹菜には早く伝えたくて、すごく喜んでくれてとても嬉しかった」と木下と絆のエピソードを披露。親友の大切さを改めて感じたそうだ。

そんな青山だが本作の日本版エンドソングのアレンジバージョン「In This Place〜2人のキズナ」を生歌初披露。ラルフとヴァネロペの絆を表現する歌詞の中で「君がいるから」や「遠くても大丈夫」など、印象的な歌詞と歌声に感動する人が多く、寒空の中で聴き入る人の姿も。元気よく力強く歌い上げると、大きな拍手が沸き起こった。

青山は「友達や家族など、大事に思っている人たちと見て頂きたいなと思いました。誰かに支えられていることは当たり前じゃないし、とても幸せなこと。周りの人たちを大事にしたいと思える作品です」と映画に共感した思いを語った。

そして「夢ってひとりひとり別々にあるけれど、周りの人と支え合って応援しあって一緒に上がっていく気持ちになれる映画です。私は3回泣きました。アニメーション自体も面白いし、目でも心でも楽しめる作品になっています」と映画を楽しみにしているファンに向けてメッセージを送り、大盛況の中イベントは幕を閉じた。

本作の監督を務めるのは、前作「シュガー・ラッシュ」と、2017年の「ズートピア」でアカデミー賞に輝いたリッチ・ムーアと、両作で脚本家としてコンビを組んだフィル・ジョンストン。「シュガー・ラッシュ:オンライン」は12月21日より全国公開となっている。

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