Vol.11　株式会社ブロウグロウ　チーフプロモーター　岡本伸章さん

インタビューピックアップ

2007年3月26日 20:15

音楽業界の今を動かす、現場の音楽業界人 = Musicman に、仕事内容や魅力、現在の仕事に至るいきさつなどを中心に伺っていくインタビューコーナー「Musicman Pick Up」。

第11回は、Jやキリトが所属するレーベル株式会社ブロウグロウチーフプロモーターの岡本伸章さんのご登場です。バンドマンからプロモーターという裏方への転身話や、仕事のやりがいなどを伺いました。

——どんな部署でどんなお仕事をされているんですか？

岡本：主に宣伝全般です。プランニングから現場プロモーションまでを担当しています。販促の施策等の会議にも参加しますね。マーケティングは宣伝にも必要不可欠な要素なので。また、新人捜しにライブハウスにもよく出没しています。

——よくある1日の業務スケジュールを教えてください。

岡本：9:00起床→11:00出社→会議 or デスク作業→現場プロモーション or 打ち合わせ→深夜デスクワーク（時には呑みです）→2:00〜3:00帰宅→めざにゅーの冒頭を観てから就寝

——これまで関わったor担当アーティストは？

岡本：クラウンレコードの時には、ナイトメアとUNDER THE COUNTERというバンドの宣伝を担当していました。現在は、J（LUNA SEA）、キリト、Angeloの宣伝をしています。

——音楽業界で働くことになったきっかけはありますか？

岡本：元々バンドをやっていて、そのバンドが休止したときに「自分に出来ることって何だろう？」と考えたときに“裏方の仕事しかない”と思い飛びこみました。

——ミュージシャンから裏方への転身にとまどいはありませんでしたか？

岡本：裏方になってからとまどいが出ましたね。正直言うと、初めの頃はそれほど意識してなかったのですが、仕事してみて、自分のやっていたバンドと同じ感じのバンドを観たり、一緒に仕事をしたりすると何か客観的に音楽だけを見ることができなくなっていましたね。凄く主観的で、自分の観念が先行してしまったりと。今は、もう大丈夫ですけど（苦笑）

——実際に、業界で働いてみて驚いたこと・違ったことなどありますか？

岡本：一つの作品やプロジェクトに色々な人が携わっていることですね。自分がバンドマンだったときにも、マネージャーやアートワークの人たちはいましたが、それ以上にお店に作品が並ぶまでにいろいろな業種の人たちが関わっているということに驚きました。あと業界用語は、夜しか適用されないことですね（笑）！

——この仕事をしていて、嬉しい瞬間はどんなときですか？

岡本：自分の宣伝しているアーティストを媒体の方が共感してくれた時やライブやイベントでのお客さんの笑顔ですね〜。やってて良かったなとしみじみ感じます。

——職業はどんな雰囲気？流行っていることなどありますか？

岡本：お昼は淡々と仕事をしています。一変、夜になると座談会っぽくなってますね。

——仕事において、これだけは誰にも負けない！という強みは？

岡本：根性ですかね〜。あと、音楽が好きなので仕事があまり苦にならないところですかね。

——今の仕事で一番やりがいを感じることは何ですか？

岡本：うちの会社は、決して大きい組織ではないので、会社を一緒に作り上げたり、“ヒット作品をだし会社を大きくしていこう！”というところにやりがいを感じています。

——この仕事はどんな人に向いていると思いますか？

岡本：「打たれ強い人」と「どんな事にも興味を持つ人」ですかねぇ。（決して音楽だけではなく様々な事に。）

——これから挑戦してみたいと思うことはありますか？

岡本：メタボリックにならないように体型維持すること。