海外のミュージシャンが頻繁に使うクラウドファンディング・サービスを比較

コラム All Digital Music

海外のミュージシャンが頻繁に使うクラウドファンディング・サービスを比較

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img via music think tank

2012年、インディーズ・ミュージックの世界では、ファンから活動の資金を調達するモデル「クラウドファンディング」が大きく注目を集めました。

その中心には、クラウドファンディング・サービスKickstarterを利用して120万ドル(約1130万円)を集めた女性ミュージシャンのアマンダ・パーマー (Amanda Palmer)がいます。

http://www.amandapalmer.net/
https://twitter.com/amandapalmer

彼女の活動によって、クラウドファンディングは、ミュージシャンがリリースに際し活動資金を自らがロイヤルなリスナーから得ることが、実現可能であることが証明されました。

海外のミュージシャンが頻繁に使うクラウドファンディング・サービスを比較
image via Billboard.biz

利用する率が年々増加する一方で、クラウドファンディングは影響が大きいぶんリスクも高く、メリット・デメリットがあります。どのプラットフォームをミュージシャンは使えば効果的な結果が得られるのでしょうか?

ワシントンDCの音楽マーケティング会社imaginePR創業者のJem Bahaijoubさんが、海外ミュージシャンが頻繁に活用するクラウドファンディング・サービスを比較したチャートをまとめているのでご紹介します。

このまとめでは、KickstarterPledgeMusicIndiegogoRocketHubの4つのサービスを、「特徴」、「コスト」、「成功率」、「メリット」、「デメリット」、「成功事例」の6つで比較しています。

海外のミュージシャンが頻繁に使うクラウドファンディング・サービスを比較
PledgeMusic

例えばメリット・デメリットの面で言えば、Kickstarterは多岐にわたる著名なブランドが参加していることで知名度が高いメリットがある反面、国際決済ができないというデメリットがあります。

海外のミュージシャンが頻繁に使うクラウドファンディング・サービスを比較
Indiegogo

Indiegogoの場合、柔軟な支払いオプションが参加者に提供できることがありますが、成功率が分からず他のプラットフォームよりもトラフィックが少ないためにリスクも高いことが挙げられます。

実際にクラウドファンディングを試してみたいというミュージシャンの方は、ただ漠然とトライしてみることよりも、現在市場で使われているツールを把握し比較を始めることで、どのサービスが最も自分達に向いているのかを理解でき、成功する確立を高められると思いますよ。

この分野は、インディーズミュージシャンを中心に世界的に伸びそうな勢いなので、今後も追って行きたいです。

この音楽・エンタメの分野でのクラウドファンディングは「arts marketing」(FBページ)の山本さんが非常に高い見識で情報発信をされていますので、ぜひフォローしてみてください。

詳細はこちらをご覧ください。
http://indieambassador.com/tumblr/PresskitTO-Crowfunding-Comparison.pdf(PDFファイル)

■記事元http://jaykogami.posterous.com/176426166


jaykogami
記事提供:Jay Kogami’s posterous

■Jay Kogami Twitterhttp://twitter.com/jaykogami
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ジェイ・コウガミ:
音楽とテクノロジーの時事を扱うブロガー。海外のデジタル音楽情報をテーマに、ソーシャルな音楽サービス, 業界の動向、クリエイティブなデジタルPR事例をいち早く日本で紹介している。
学生時代は米国オレゴン州で生活。高校でネットラジオ、大学でNapsterを体験、以来オンライン x 音楽コンテンツ x 人の在り方について関心を持つ。
音楽好きと音楽業界に、新しい音楽体験情報を届け、幅広いインディーズ系アーティストを応援。現在プロジェクトチーム「soundtribe」で活動中。

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