YouTube、サブスクリプション型の有料サービスをパイロット版で開始
YouTube、サブスクリプション型の有料サービスをパイロット版で開始、月額1ドルから

先日ブログにも書きましたYouTubeの有料サービス開始の噂ですが、9日から有料サービスが開始になりました。
YouTube、数週間の内にサブスクリプション型サービスを開始か?
YouTubeのサイト内のチャンネルに「Paid Channel」セクションができています。まずはパイロット版として53チャンネルが有料サービスを開始しました。全てのチャンネルは月額99セントから購読が可能で、また14日間の無料トライアル期間を設けているので、購読してコンテンツが気に入ったら継続して月額料金でチャンネルを楽しむことができます。
またいくつかのチャンネルでは年間購読も可能で、その場合は月額よりも低額なディスカウント料金が設定されています。

サブスクリプション型チャンネルのコンテンツはスマホ、タブレット、セットトップ・ボックスなどでも視聴が可能です。
月額200円の「Comedy TV」

Comedy.TV – YouTube
月額500円のフィットネス・チャンネル「iAmplify Fitness」

iAmplify Fitness – YouTube
ドキュメンタリー番組の「DocuRama」は、日本からはまだアクセス不可。

Docurama – YouTube
YouTubeとコンテンツクリエイターにとって、広告収入が今もそして今後も大きな収益源になることは当分変わりませんが、サブスクリプション型サービスを導入したことによって、収益ソースが拡大することは間違いありません。一方で、この有料チャンネルの導入で、どれだけのビューワーを呼び込めるかは未だに未知数です。プレミアム・コンテンツ・プロバイダーとしては、米国ではNetflixとHuluがこの分野では先行しているので、YouTubeがこれらの企業に対しどれだけ優位性を示せるかは、今後のGoogle / YouTubeとコンテンツクリエイターの腕の見せ所になります。
来週のGoogle I/Oがますます楽しみになってきました。
■記事元:http://jaykogami.com/2013/05/2034.html

記事提供:All Digital Music(by Jay Kogami)
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ジェイ・コウガミ:
海外のデジタル音楽情報をテーマに、音楽ストリーミングサービスやその他の音楽サービス、デジタル音楽トレンドの動向、クリエイティブなデジタルPR事例、企業の音楽マーケティングなどをいち早く日本で紹介。
学生時代は米国オレゴン州で生活。高校でネットラジオ、大学で初期のナップスター(Napster)やP2Pファイル共有サービスを体験、以降音楽コンテンツと人のコミュニケーションに関心を持つ。
これまで「ベストギア」(徳間書店)での取材、音響雑誌「Gaudio」(共同通信社)での連載、オンライン音楽ニュースサイト「コラム・スピン」などで執筆。
またインディーズ・アーティストのオンラインプロモーションを手伝っている。
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