YouTube、近くサブスクリプション型サービス開始か

コラム All Digital Music

YouTube、数週間の内にサブスクリプション型サービスを開始か?

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YouTube は数週間の内にサブスクリプション型サービスを展開する可能性が出てきました。フィナンシャル・タイムズがレポートしています。

フィナンシャル・タイムズはサービス開始は早ければ今週中とレポートしています。Billboardの情報ソースによれば、今週ではなく数週間後だそうで、YouTubeはコンテンツクリエーターと最終的な契約の合意をまとめているとレポートしています。

サブスクリプション型サービスでは約50チャンネルが当社は視聴可能となり、各チャンネルの月額料金は1.99ドルからに設定されるそうです。サブスクリプション型サービスでは、YouTubeとコンテンツクリエーターの間で収益がシェアされるモデルになる予定とのこと。ニューヨークタイムズでは、サブスクリプション型サービスで視聴可能なチャンネルには、「音楽」「エンターテイメント」「子供向け」など多岐なジャンルがあると伝えています。

レベニューシェアは、コンテンツクリエーターの取り分は30%以下になるとBillboardはレポートします。

YouTubeの有料チャンネルでは、コンテンツクリエーターが通常のYouTubeで投稿するコンテンツとは異なるコンテンツが視聴できるようになるそうです。

YouTubeは動画投稿から動画チャンネルに注力した戦略にシフトしてきました。過去18ヶ月の間にはチャンネル戦略に2億ドル以上を投資しています。その結果、YouTubeはユーザー数が10億人を突破する巨大な動画プラットフォームとなり、ブランドチャンネルからの広告収益を増加しています。

サブスクリプション型サービスが開始すれば、日本でも視聴可能なのでしょうか?そして日本でもサブスクリプション型サービスに参加するコンテンツクリエーターはいるのでしょうか? 世界的なプラットフォームなので、各国でどのように展開するのか、注目したいです。

■記事元http://jaykogami.com/2013/05/2028.html


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記事提供:All Digital Music(by Jay Kogami)

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ジェイ・コウガミ:
海外のデジタル音楽情報をテーマに、音楽ストリーミングサービスやその他の音楽サービス、デジタル音楽トレンドの動向、クリエイティブなデジタルPR事例、企業の音楽マーケティングなどをいち早く日本で紹介。

学生時代は米国オレゴン州で生活。高校でネットラジオ、大学で初期のナップスター(Napster)やP2Pファイル共有サービスを体験、以降音楽コンテンツと人のコミュニケーションに関心を持つ。

これまで「ベストギア」(徳間書店)での取材、音響雑誌「Gaudio」(共同通信社)での連載、オンライン音楽ニュースサイト「コラム・スピン」などで執筆。

またインディーズ・アーティストのオンラインプロモーションを手伝っている。

音楽好きとテクノロジー好きに最新のデジタル音楽情報と、新しい音楽体験を届けるべく日々奮闘中。音楽業界に、新しい音楽体験情報を届ける。現在プロジェクトチーム「soundtribe」で活動中。

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