[海外] ワーナーミュージック、Googleと定額制音楽サービスのライセンス契約

コラム All Digital Music

Googleとワーナーミュージック、YouTubeとGoogle Playの定額制音楽サービスでライセンス契約を締結する

Google、SpotifyやDeezerと競合する定額制音楽ストリーミングサービスの開始に向けて大手レコード会社と交渉中
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3大レコード会社のひとつ、ワーナーミュージック・グループはGoogleと今年ローンチ予定のサブスクリプション型音楽サービスのライセンス契約で合意しました。契約は2つのサービスが含まれ、一つは「Google Play」でのライセンス、もう一つはYouTubeでのライセンスになります。

Googleの将来の音楽サービスでの契約では、ワーナーミュージックが最初のパートナーになります。Googleはまたユニバーサルミュージック、ソニーミュージックやその他のレーベルとの交渉を進め、同様のライセンス契約を結ぼうとしています。

Google、SpotifyやDeezerと競合する定額制音楽ストリーミングサービスの開始に向けて大手レコード会社と交渉中

Googleは、SpotifyやDeezer、Rhapsody、Slacker、Rdio、Music Unlimitedなど多くの音楽ストリーミングサービスが既に展開される音楽マーケットに本格的に進出します。Googleは後発となりますが、「YouTube」と 「Android」という2つの巨大なプラットフォームが彼らのサービスの中心になります。

AndroidのGoogle Playは、iTunesと同様に音楽ダウンロードとクラウドに保存できるデジタルロッカーサービスを展開しています。Google Playでのサブスクリプション型音楽サービスでは、Googleがライセンスする楽曲がGoogle Play経由で視聴可能になる予定です。

YouTubeのサブスクリプション型音楽サービスでは、広告無しの視聴などが提供される予定です。

ワーナーミュージックが一番先にGoogleと契約したことは面白いですね。ワーナーはGoogleとGoogle Playで一番最後に契約したレコード会社でした。今回新たにYouTubeがサービスに追加されたことが、ワーナーやその他のレコード会社がGoogleと契約する大きな判断材料になっているのかもしれませんね。

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■記事元http://jaykogami.posterous.com/googleyoutubegoogle-play
 


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ジェイ・コウガミ:
音楽とテクノロジーの時事を扱うブロガー。海外のデジタル音楽情報をテーマに、ソーシャルな音楽サービス, 業界の動向、クリエイティブなデジタルPR事例をいち早く日本で紹介している。
学生時代は米国オレゴン州で生活。高校でネットラジオ、大学でNapsterを体験、以来オンライン x 音楽コンテンツ x 人の在り方について関心を持つ。
音楽好きと音楽業界に、新しい音楽体験情報を届け、幅広いインディーズ系アーティストを応援。現在プロジェクトチーム「soundtribe」で活動中。

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