広告・取材掲載

広告・取材掲載

【プレイリスト付き エアモニ】BE:FIRST新曲が1位発進/十明 スピッツカバーで2位/Aki パワープレイ獲得3位/リクエスト曲を検証

チャート プランテック

2025年12月17日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年12月8日~12月14日プランテック調べ)では、BE:FIRST「街灯」が1位を獲得した。

プランテックのランキングTOP10を再生

自身出演のファミリーマートCM クリスマスタイアップソングとしてもTV放映中の同曲は、12月8日の配信リリースとともに関東エリア局を中心にオンエアが開始されると、その後、少しずつ他エリアへも波及。一週間を通じて調査対象の77.4%となるステーションでオンエアを獲得し、初登場首位を飾った。

帯放送のコーナー/番組など決まった枠で大量数を積み上げつつ、全体の8割以上を関東エリアでのオンエアが占めるなど若干偏りがあるが、「I Want You Back」(53位→53位)が依然としてオンエアが多く、そして今年を代表する曲の一つである「夢中」(-位→142位)が再伸し、オンエアが割れたことがその一因だろう。リクエストオンエアは地方エリアでも確認されており、広く認知されていることがうかがえる。

2位は十明「楓」が初登場した。スピッツの同名曲を原案にした映画『楓』から劇中歌となる同カバー曲。12月9日の先行配信より更に先がけ、8日に解禁されたオンエアはFM局を中心に広がっていき、一週間を通じて調査対象の38.7%となるステーションでのオンエア獲得に至った。

現状では帯放送のコーナー/番組など限定的な範囲でのオンエア獲得ながら、17日の同サウンドトラックのリリースや19日の映画公開に向け、主題歌のスピッツ「楓」(18位→46位)と共に更にオンエアは伸びていくことが推測される。声に特徴のあるシンガーソングライターだけにラジオとの親和性も高く、今後の波及に期待したい。

3位はAki「これも愛としよう」が前週7位から上昇した。SNSで注目の新星シンガーソングライターが12月3日にデジタルシングルとしてリリースした同曲。先行して11月27日放送の番組「GRAND MARQUEE」(J-WAVE)でのゲスト出演/オンエアを経て、12月に入ってからはFM Osaka、Kiss FM、e-radio、東海ラジオで月間パワープレイに選出されたことで大量オンエアを獲得。前週チャートで初登場していた。

ほぼほぼ上述のパワープレイ選出局でのオンエアによるTOP3入りと、挟範囲での大量オンエアながら、YouTubeのMVコメント欄にはラジオで知った旨のコメントとそこへのイイネ数が増加中だ。こちらも特徴的なその声をラジオリスナーが察知しているのだろう。オンエア範囲を広げることで更なる訴求効果が見込めそうだ。

選曲時のリクエスト反映度が高かった今週、多く集めた曲は?

毎年この時期は新譜のリリースが少なくなりプロモーションオンエアが減るため、各番組の選曲が多種多様になる。番組側が純粋に“かけたい曲”を選びやすくなると同時に、リスナーからのリクエストがいつもより反映されたことが、今週のチャートTOP200圏内におけるリクエストオンエアの合計数からうかがえる。

そこでリクエストオンエア数の多い曲を調査してみた。ネット番組での重複オンエアを考慮しつつ、最も多かった10曲は下記の通りだ。

マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(17位→9位:74.2%)
レミオロメン「粉雪」(124位→22位:74.2%)
ワム!「ラスト・クリスマス」(41位→20位:77.4%)
松任谷 由実「恋人がサンタクロース」(-位→46位:67.7%)
back number「クリスマスソング」(38位→28位:67.7%)
BUMP OF CHICKEN「I」(62位→12位:51.6%)
B’z「ultra soul」(-位→142位:31.8%)
B’z「いつかのメリークリスマス」(178位→142位:29.0%)
サカナクション「怪獣」(-位→32位:54.8%)
山下 達郎「クリスマス・イブ」(75位→12位:74.2%)
※(前週順位→今週順位:オンエア獲得ステーション率)

毎年のことながらマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が早くもTOP10圏内へ浮上。リクエストオンエアが最も多いのは、この時期リスナーも一番欲している曲である証だ。その他クリスマスソングは計6曲を占め、ぞれぞれオンエア獲得範囲も広い。

そんな中、BUMP OF CHICKEN「I」(62位→12位:51.6%)とサカナクション「怪獣」(-位→32位:54.8%)が含まれている点に注目だ。

BUMP OF CHICKEN「I」は、10月15日の配信リリース時より9週連続チャートインしつつ、リクエストオンエアもここまで常に多い。エンディングテーマを務めたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」が12月13日に放送終了したことも再びリクエストが増えた一因かもしれないが、いずれにせよ、アニメの放送期間にあわせ長く愛されている曲であることがうかがえる。

そしてサカナクション「怪獣」は、2月20日リリースと10か月も前の曲だ。年末も差し迫り自由度の高い選曲が行われたなか、“今年を代表する一曲”としてリスナーにも強く印象に残った曲であったことが推測される。この先のオンエア伸長も見込めそうだ。

RADIO ON AIR DATA(集計期間:2025年12月8日~12月14日)

1.Sanitizer / Official髭男dism
2.LAVALAVA / Number_i
3.Back to Life / &TEAM
4.愛のかたまり / DOMOTO
5.パープルスカイ / マカロニえんぴつ
6.Disco Baby / Travis Japan
7.これも愛としよう / Aki
8.ダクト・テープ(feat. フィリップ・ラシーター)/ ファンキータイムズ
9.PS118(feat. Rapsody)/ JURIN ASAYA
10.東京ゴッドストリートボーイズ / OddRe:

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

ポッドキャスト概要:

Musicman Podcast — 業界の“今”を深掘り

「Musicman大学」は世界の音楽業界の最新トピックスを解説。講師は『音楽が未来を連れてくる』の著者、Musicman編集長・榎本幹朗。「Talk&Songs」は月間500組ものアーティストニュースを担当するKentaが選ぶ、今聴くべき楽曲と業界人必聴のバズった曲を解説。

Spotifyでポッドキャストを聴く

プレイリスト概要:

記事連動セレクション — エピソードと繋がる楽曲たち

月間500のアーティスト記事から厳選した楽曲と、業界人必聴のバズ曲をプレイリストで。最新シーンの決定版!

Spotifyでプレイリストを聴く
@musicman_nusicman