あいみょんAL発売翌週に1位/The Weeknd広範囲OAで2位/スカパラ新曲OA波及みせ3位/季節の移り変わり色濃く【エアモニ】

チャート プランテック

2024年9月25日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年9月16日〜9月22日プランテック調べ)では、あいみょん「猫にジェラシー」が1位を獲得した。

前週9月11日にリリースされたアルバム「猫にジェラシー」の表題曲となる同曲。リリース同日より広い範囲でオンエアを獲得し前週チャートで2位に初登場すると、今週は発売翌週にも関わらず更に70%のオンエア増加を見せ、首位へと上り詰めた。

今週最も広範囲となる調査対象93.5%のステーションでオンエアを獲得。引き続き積極的なゲスト/コメント出演も奏功しつつ、リクエストオンエアも前週からの増加が見られるなど、リリースを経てさらに注目度が高まったかっこうだ。アルバムから「ラッキーカラー」(13位→40位)、「ざらめ」(18位→48位)、「会いに行くのに」(57位→191位)も依然としてオンエア好調だ。

2位はザ・ウィークエンド「ダンシング・イン・ザ・フレイムス」が前週192位から浮上した。前週9月13日に配信リリースされた同曲。リリース同日よりFMを中心に獲得し始めたオンエアは、今週に入ってから日に日に増加していき、調査対象の80.6%およびFMでは全局でオンエアを獲得するに至った。

AMでも3割以上の局でオンエアされている点、そしてパワープレイ選出や定期枠でのまとまったオンエアではなく、全国区の多数番組で広くオンエアを獲得している点は特筆すべきだろう。毎度ながらラジオ鳴りが良く、更なるオンエア波及にも期待したい。

3位は東京スカパラダイスオーケストラ「散りゆく花のせいで feat.菅田将暉」が初登場した。9月16日配信リリースの同曲は、前週14日放送のJFN系列の番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」にてラジオ先行解禁されると、他局・番組では今週からオンエアが本格化。その数は日に日に増加していき、調査対象の90.3%、FMでは全局でのオンエアを獲得する結果となった。

こちらも多数コメント出演を行いつつ、定期固定枠でのまとまったオンエアに頼ることなく広い範囲でオンエアを獲得している。人気俳優・菅田将暉をフィーチャーする話題性も奏功し、理想的なオンエア波及を見せたかっこうだ。

お月見ソング急伸、季節は夏から秋へ

9月17日に十五夜を迎えた今週、往年のお月見ソングがこぞってオンエア急伸しチャート上にズラリと顔を揃えた。

最上位27位となったのはお馴染みのエレファント・カシマシ「今宵の月のように」。これにSuperfly「輝く月のように」(60位)、絢香「三日月」(64位)が続いた。いずれにも多数のリクエストが寄せられており、定番曲として特に広く認知されていることがうかがえた。

また、洋楽ではブルーノ・マーズ「トーキング・トゥ・ザ・ムーン」(87位)、ニール・ヤング「ハーベスト・ムーン」(127位)、トップローダー「ダンシング・イン・ザ・ムーンライト」(191位)がTOP200圏内にチャートイン。邦楽でも上述の他、B’z「今夜月の見える丘に」(94位)、あいみょん「満月の夜なら」(104位)、米津 玄師「月を見ていた」(136位)、CHAGE&ASKA「モーニングムーン」(152位)、RUI「月のしずく」(152位)、鬼束 ちひろ「月光」(191位)が並ぶ結果となった。

なお、“セプテンバーソング”としてアース・ウィンド&ファイアー(75位→34位)や竹内 まりや(61位→120位)の定番曲に続き、今週からRADWIMPS「セプテンバーさん」(171位→72位)、一風堂「すみれSeptember Love」(-位→104位)、クレイジーケンバンド「せぷてんばぁ」(171位→169位)のオンエアも伸び始めている。

そして山下 達郎「さよなら夏の日」(147位→191位)が儚く鳴ったなか、オフコース「秋の気配」(135位→127位)が伸長するなど、季節の移り変わりが色濃く反映されたチャートとなったことも加えておきたい。次週以降は“秋ソング”が本格的に彩り始めることだろう。

J.D.サウザーさん死去、音楽史に輝く名曲が上位入り

米シンガーソングライター、J.D.サウザーさんの訃報が現地時間9月17日に報じられた。各局・番組でも同日から徐々に訃報が伝えられ始めると、ラジオでは定期的にオンエアされる名曲「ユーアー・オンリー・ロンリー」がFM/AM問わず広く調査対象の64.5%のステーションでオンエアを獲得。31位にチャートインするに至った。

また、このほか自身の「ホワイト・リズム・アンド・ブルース」「優しき雨に」等が複数番組でオンエアされた他、提供曲であるイーグルスの「ニュー・キッド・イン・タウン」「我が愛の至上」なども複数のオンエアを獲得。音楽史に名を刻む名ソングライターを多くの番組が追悼した。

RADIO ON AIR DATA(集計期間:2024年9月16日〜9月22日)

1.猫にジェラシー / あいみょん
2.ダンシング・イン・ザ・フレイムス / ザ・ウィークエンド
3.散りゆく花のせいで feat.菅田将暉 / 東京スカパラダイスオーケストラ
4.ノー・プロブレムス / ジンジャー・ルート
5.ジャンヌ・ダルクによろしく / サザンオールスターズ
6.オンリー・ユー / ジンジャー・ルート
7.雨 / 荒谷翔大
8.Backseat / [Alexandros]
9.MAYBE IT’S ME / mikah
10.ダイ・ウィズ・ア・スマイル / レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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