セカオワ新AL発売週で1位/マカえん“FLY!”曲で2位/Number_i続好調の3位/海外トピック関連曲が挙って伸長【エアモニ】

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2024年3月20日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年3月11日〜3月17日プランテック調べ)では、SEKAI NO OWARI「タイムマシン」が1位を獲得した。

Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』主題歌となる同曲は、3月5日の配信リリースと同時にオンエアが開始されると前週11位に初登場。その後も日に日にオンエアは伸長していき、収録アルバム「Nautilus」のリリース週を迎えた今週、調査対象87.1%のステーションにおける多数番組でオンエアを獲得し、見事首位へと上り詰めた。

同アルバムからは他にも、「最高到達点」(78位)、「Habit」(121位)、「デッドエンド」(121位)、「バタフライエフェクト」(181位)が同時チャートイン。チャート圏外ながら他収録曲も全曲オンエアを獲得しており、アルバムへの注目度の高さを窺わせる結果となった。

2位はマカロニえんぴつ「月へ行こう」が前週71位から急上昇した。映画『FLY!/フライ!』の日本版主題歌となる同曲。配信リリースを翌日に控えた3月7日放送のFM802「ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-」にて先行フル解禁されると、その後、他番組でも順次オンエアが開始され前週チャートに初登場。今週は映画公開週を迎えたこともあり、FM局を中心にオンエアが大きく伸長するに至った。

また、リクエストオンエアも前週から大きく伸びていることからは、楽曲が波及していったことが窺える。今週は77.4%のステーションでのオンエア獲得だが、次週以降さらに広がることを期待したい。

3位はNumber_i「GOAT」が前週2位よりダウンした。1月1日の配信リリース後、安定したオンエアを持続するなか、1stシングル「GOAT」が3月6日にCDリリースされたことから前週、大きくオンエアが再伸長した同曲。今週も38.7%のステーションでの定期コーナー/番組枠を基盤とした局地的なオンエア獲得ながら、前週・前々週と確認できなかったステーションでオンエアが見られ始めている。変わらずリクエストオンエアも安定数あり、次回作では更に広範囲でのオンエア獲得が見込めそうだ。

故エリック・カルメンさん2曲イン、【アカデミー賞】で米津/ゴジラ/バービーが注目

今週は海外でのトピックがオンエア楽曲に影響し、ラジオオンエアチャートにもインパクトを与えるものとなった。

まずは訃報が絶えない今年、またしても世界的に偉大なアーティストが逝去した。米シンガーソングライター、エリック・カルメンさんの悲報が3月12日に伝えられた。

名バラード「オール・バイ・マイセルフ」が59位にチャートインした一方、こちらも代表曲である「恋にノー・タッチ」は、82位ながら「オール・バイ〜」よりも広範囲の58.1%のステーションでオンエア。他にもチャート圏外ながら「ハングリー・アイズ」「パラダイス〜愛のテーマ」「メイク・ミー・ルーズ・コントロール」などが複数番組においてオンエアされた。

また、同氏がデビューしたバンド、ラズベリーズからもチャート圏外ながら「ゴー・オール・ザ・ウェイ」が多数番組で紹介された他、「明日を生きよう」など複数曲のオンエアが確認された。上述のソロ曲のみならず、ラズベリーズにも多数楽曲にリクエストが寄せられたことは特筆すべきだろう。ラジオリスナーに広く愛される名曲を数々遺したことが、オンエア状況から改めて窺えるものとなった。

もう一つ、今週大きなトピックとなったのは【アカデミー賞】だ。日本時間3月11日に米ハリウッドで授賞式が行われ、受賞作品関連曲のオンエアが伸長した。

日本から2作品が受賞し大きく注目された。長編アニメーション賞を受賞した「君たちはどう生きるか」からは、主題歌として書き下ろされた米津 玄師「地球儀」が急伸し16位に再登場。今週最も広い範囲となる、調査対象93.5%のステーションでオンエアされたことからもその注目度が窺える。

また、視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」も大きく取り上げられた。こちらは“主題歌”との位置付けがなくチャートイン曲はなかったものの、同オリジナルサウンドトラックから佐藤 直紀「Godzilla-1.0 Godzilla Suite III」「〜 Resolution」や、元祖テーマ曲となる伊福部 昭「ゴジラ」、そしてエミネム「ゴジラ feat. ジュース・ワールド」のオンエアも複数確認された。

【アカデミー賞】からはさらに、7部門にて8つノミネートされていた「バービー」より歌曲賞を受賞したビリー・アイリッシュ「ホワット・ワズ・アイ・メイド・フォー?」が前週194位から37位へと急伸。同作から同じく歌曲賞にノミネートされていたライアン・ゴズリング「アイム・ジャスト・ケン」(194位→181位)もオンエアを伸ばした。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2024年3月11日〜3月17日)

1位「タイムマシン」SEKAI NO OWARI
2位「月へ行こう」マカロニえんぴつ
3位「GOAT」Number_i
4位「イエス, アンド?」アリアナ・グランデ
5位「少しだけ」五十嵐ハル
6位「WISH」NCT WISH
7位「TRy the Future」TRF
8位「ベランダ feat. 戦慄かなの」ヤングスキニー
9位「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
10位「Shine Out」imase

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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