a子メジャーデビュー曲で1位/話題のT・スウィフトが2位ほか7曲イン/Ado“新チョコソング”でTOP3入り【エアモニ】

チャート プランテック

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2024年2月14日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年2月5日~2月11日プランテック調べ)では、a子「惑星」が1位を獲得した。

2020年に活動を開始したシンガーソングライターが、ポニーキャニオン内レーベルIRORI Recordsから2月7日に配信リリースした同メジャーデビューシングル曲。FM FUJI、Kiss FM、α-STATION、AIR-G’、Date fm、関西AM局“Monthly A Music”など、多数局で月間パワープレイに選出されていることから、2月に入った直後より大量オンエアを獲得し前週15位でチャートデビュー。今週はリリース週を迎えてさらに急伸し、首位へと上り詰めた。

YouTube上のMVコメント欄には、既存ファンに交じり“ラジオで何度も聞いてハマった”などといった類の書き込みも早々に確認されている。中毒性のある印象的なウィスパーヴォイスが多くのリスナーの耳に留まったことだろう。パワープレイ選出局におけるリクエストオンエア数が2週目にして倍増していることも、新たなファンベースを獲得しつつある証拠だ。今週は全体の67.7%のステーションでのオンエア獲得だが、まだオンエアのない中京エリアなど、次週以降さらなる波及に期待したい。

2位はテイラー・スウィフト「アンチ・ヒーロー」が前週34位から急浮上した。日本時間2月5日に開催された【第66回グラミー賞授賞式】では、「ミッドナイツ」が年間最優秀アルバム賞を獲得。その直後、7日から10日まで約5年ぶりとなる来日公演が行われるなど多数トピックが続くなか、同グラミー受賞アルバムからの大ヒット曲が再びオンエア急伸したかっこうだ。

全体の90.3%のステーションおよび全FM局でオンエアを獲得していることも、さすがの注目度であることが窺える。リリース当初の2022年10月24日~10/30週チャートから3週連続2位を獲得して以来の最高位浮上であり、今週で計31週目のチャートインとなっている。

3位はAdo「ショコラカタブラ」が前週13位から浮上した。“ロッテ チョコレート60周年記念CMソング”として書き下ろされ1月22日よりテレビCMが放映開始、ラジオオンエアは1月31日の配信リリースを前に29日放送の自身の番組「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)で開始された同曲。チャートイン2週目の今週は93.5%のステーションおよびFM全局でのオンエアを獲得し、最も広範囲で注目された曲となった。

チョコレートをテーマとした曲だけに、バレンタインデー本番の次週に向け更なる伸長も予想される。新たなチョコレートソングとして毎年この時期の定番となりそうだ。

グラミー賞および来日アーティスト関連洋楽曲が続々チャートイン

今週は【第66回グラミー賞授賞式】の開催やビッグネームの来日公演、および来日を目前に控えるアーティストが話題となり、関連する洋楽曲が多数チャートインした。

【グラミー賞】からは、年間最優秀アルバム受賞のテイラー・スウィフト「ミッドナイツ」から「アンチ・ヒーロー」(34位→2位)と、年間最優秀レコードを受賞したマイリー・サイラス「フラワーズ」(115位→7位)が、それぞれ大きく伸長してTOP10入り。同じく主要部門受賞曲から、最優秀新人賞を受賞したヴィクトリア・モネの「オン・マイ・ママ」(174位→38位)、年間最優秀楽曲を受賞したビリー・アイリッシュ「ホワット・ワズ・アイ・メイド・フォー?」(197位→39位)が続いた。

他にも、最優秀ロックソングおよび最優秀ロックパフォーマンスを受賞したボーイジーニアス「ノット・ストロング・イナフ」(71位→31位)、最優秀R&Bソングを受賞したシザ「スヌーズ」(-位→72位)が伸長するなど、世界的に権威のある音楽賞とありラジオオンエアに大きな影響を及ぼした。

また、テイラー・スウィフトは今週2月7日から10日まで開催の来日公演も大きく注目され、「アンチ・ヒーロー」の他にも「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」(126位→33位)、「カルマ」(-位→114位)、「ラヴ・ストーリー」(-位→137位)、「ラヴェンダー・ヘイズ」(-位→137位)、「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」(-位→137位)、「クルーエル・サマー」(-位→199位)と計7曲がチャートイン。

同じく2月4日より引き続き来日ツアー中のクイーンからは、「ドント・ストップ・ミー・ナウ」(63位→88位)、「レディオ・ガ・ガ」(197位→88位)、「愛にすべてを」(-位→199位)の3曲がチャートイン。また、2月19日からの来日公演を控えるボズ・スキャッグスからは早くも「ジョジョ」(-位→85位)がチャートインしている。この両者は次週さらにオンエア伸長することだろう。

洋楽不況と言われるなかだが、世界規模の音楽賞やビッグネームの来日には多くの音楽ファンが注目する。こういったイベントを機に洋楽に興味を持つリスナーもいることだろう。ラジオは、リスナーが既に持ち合わせている音楽趣向とは全く異なる新たな出会いを創出してくれる場でもあるのだ。オンエアチャートを観ると改めてそれが窺える。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2024年2月5日~2月11日)

1位「惑星」a子
2位「アンチ・ヒーロー」テイラー・スウィフト
3位「ショコラカタブラ」Ado
4位「リズム64」あいみょん
5位「らぶじゅてーむ」甲田まひる
6位「ターン・ザ・ライツ・バック・オン」ビリー・ジョエル
7位「フラワーズ」マイリー・サイラス
8位「イエス, アンド?」アリアナ・グランデ
9位「宝者」アイナ・ジ・エンド
10位「花束が似合う君へ」ねぐせ。

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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