オリコン2023年年間アーティスト別セールス、King & Princeが期間内売上200億円超えで自身初のトータル1位 上半期に続いての1位獲得は令和初

チャート オリコン

12月20日午前4時発表の「オリコン年間ランキング 2023」において、音楽ソフト(シングル、アルバム、ミュージックDVD・Blu-ray Disc)とデジタル(デジタルシングル(単曲)、デジタルアルバム、ストリーミング)の総売上金額が最も高かったアーティストを発表する「アーティスト別セールス部門」の「トータルランキング」では、期間内売上218.6億円でKing & Prince(キングアンドプリンス)が、自身初の1位を獲得した。

King & Princeは、上半期に続いての同ランキング年間1位獲得で、上半期に続き、年間の「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」1位を獲得するのは、2015年度の嵐以来、8年ぶりで、令和初となった。また期間内売上金額は218.6億円で、200億円を突破。「年間ランキング アーティスト別セールス部門」での期間内売上200億円超えは、2019年度の嵐以来4年ぶりで、史上5組目、男性アーティストでは史上3組目の達成となる。

期間内売上218.6億円の内訳は、35.7億円がシングル、82.0億円がアルバム、97.2億円がミュージックDVD・BD、3.7億円がストリーミング。そのうち、シングル、アルバム、ミュージックDVD・BDの音楽ソフトの売上は計214.9億円で、その大半を占めた。これによりKing & Princeは、「アーティスト別セールス部門 音楽ソフトランキング」でも年間1位を獲得した。同ランキングも上半期に続いての受賞となる。

年間の「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」期間内売上218.6億円を、大きく牽引したのは「King & Prince First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜」と「King & Prince ARENA TOUR 2022 〜Made in〜」の2つの映像作品。うち、自身初のドームツアー公演を収録した「King & Prince First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜」は、DVDの期間内売上29.7万枚で、「作品別売上数部門」の「DVDランキング」で1位を獲得した。なお、2023年12月18日付現在、DVDとBDの合計売上は71.1万枚で70万枚を突破している。

アルバムでは、自身初のベストアルバム「Mr.5」が、期間内売上139.9万枚で「作品別売上数部門 アルバムランキング」と「合算アルバムランキング」で年間1位を獲得。また8月に発売した最新アルバム「ピース」も期間内売上36.6万枚で、「年間アルバムランキング」10位にランクインした。

シングルでは、「Life goes on / We are young」が、期間内売上108.8万枚で、2年連続となる「作品別売上数部門 シングルランキング」年間1位を獲得しているほか、6月に「なにもの」、11月に最新シングル「愛し生きること / MAGIC WORD」と1年を通してリリースが続き、アーティスト別セールス部門 トータルランキング年間1位獲得につながった。

なお、King & Princeは、「年間シングル」「年間アルバム」「年間合算アルバム」「年間DVDランキング」で1位を獲得しており、「オリコン年間ランキング 2023 作品別売上数部門」で4冠を達成している。

その他、「オリコン年間ランキング 2023 アーティスト別セールス部門」の「トータルランキング」では、期間内売上153.4億円で、Snow Manが2位を獲得。3年連続のTOP3入りに。期間内売上153.4億円は、一昨年2021年度での114.9億円、昨年2022年度での122.0億円を上回り、自己最高金額を記録した。

3位には、期間内売上81.7億円で、SixTONESがランクイン。2020年度で9位に初ランクインを記録してから、徐々に順位を上げ、2022年度での4位を上回る同ランキング自己最高位となった。

続く4位にはSEVENTEEN、5位にはStray Kids、6位にはなにわ男子がランクインしており、「オリコン年間ランキング」の「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」では、6位までを男性アーティストが独占した。8位には、「アーティスト別セールス部門」の「デジタルランキング」で1位を獲得したYOASOBIが、9位には、同部門 デジタルランキング2位のMrs. GREEN APPLEがそれぞれランクイン。Mrs. GREEN APPLEは昨年2022年度の32位から大きく順位を上げ、自身初の年間「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」TOP10入りとなった。なお、トータルランキング10位にランクインしたback numberは、同部門 デジタルランキングでは5位を獲得している。

女性アーティストで唯一のトータルランキングTOP10入りを果たした乃木坂46は、2014年度から10年連続のTOP10入りを記録。また、2016年度から最新2023年度まで8年連続で「オリコン年間ランキング アーティスト別セールス部門 トータルランキング」女性グループ1位を達成。「年間ランキング アーティスト別セールス部門 トータルランキング 女性グループ1位連続獲得年数」記録は、プリンセス・プリンセスと並ぶ歴代1位タイから、歴代単独1位となった。

オリコン調べ(oricon.co.jp

King & Prince永瀬廉コメント

「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」1位という光栄な賞を、上半期に続きいただくことができました。一年通して僕たちKing & Princeが1位を取らせていただけたということで、もうとても嬉しく、光栄で、身が引き締まる思いです。そして、感謝の気持ちでいっぱいです。「作品別売上数部門」の「シングルランキング」「アルバムランキング」「合算アルバムランキング」「DVDランキング」では、5人の時の活動の形が、たくさんの方々の手に届いて、心にも届いたってことを感じています。そして2人の体制になってからも、よりファンのみなさまの愛を受け取って、感じる機会が今年はとてもあったので、また2024年も賞をいただけるように頑張りたいです。2024年は活動7年目に入るということで、かかったエンジンのスピードを落とさず上げて、これからもたくさんの経験をファンの方々と積んで、一緒に成長していければなって思います。

King & Prince髙橋海人コメント

「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」の1位ということで、ファンのみなさんからの愛情でこういった賞を形としていただけてとても嬉しいですし、感謝の気持ちでいっぱいです。自分たちの活動の中でも音楽活動はとても大事にしているので、それがしっかりとファンのみなさんに届いて、そこに対して心を動かしていただいて、こういった結果を出せたことが、本当にこの仕事をやっている上での幸せでしかないです。今年は、ファンのみなさんと作り上げていく楽しさをとても知った年だったと思います。これからも、みなさんの生活をちょっとでも楽しくできるような作品をどんどん作っていきたいなと思っているので、期待していて欲しいですし、一緒にいろんな思い出を楽しく作っていけたらなと思います。本当に、ありがとうございました。

King & Princeインタビュー

――Q1 受賞の感想をお願いします。

永瀬廉:「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」という光栄な賞を、上半期に続きいただくことができました。僕たちが1位を取らせていただけたということで、もうめちゃめちゃ嬉しいですし、とても光栄で、身が引き締まる思いです。感謝の気持ちでいっぱいです。

髙橋海人:今年は激動の年になりましたけど、その中でファンのみなさんからの愛情でこういった賞を形でいただけて、すごく嬉しいですし、感謝の気持ちでいっぱいです。

――Q2「作品別売上数部門」では、シングル「Life goes on / We are young」が、上半期に続き、年間シングルランキング1位を獲得されました。ご自身としては、昨年の「ツキヨミ / 彩り」に続き、2年連続の年間シングルランキング1位、また2年連続での期間内売上ミリオン達成となります。「Life goes on / We are young」はどのような楽曲でしょうか。聴き所や制作時のエピソードなどお聞かせください。

永瀬:僕たちが表現して伝えたいことや思いをしっかりと詰め込んだ2曲です。「We are young」のほうは、どんな自分も肯定をしてくれて、優しく背中を押すような楽曲になっています。そして「Life goes on」は、僕が出演させていただいたドラマ(「夕暮れに、手をつなぐ」TBS系)のエンディング曲で、“なるようになるさ”という気楽さが魅力の曲です。振り付けも可愛いですし、僕にとっても個人的に思い入れがあるそのシングルがこのような素晴らしい結果につながったことは、とても嬉しく思います。

――Q3「オリコン年間ランキング 作品別売上数部門」の「アルバムランキング」では、「Mr.5」が、同じく上半期に続き1位を獲得されています。デビュー曲「シンデレラガール」からの歴代シングル作品や新曲も収録されたご自身初のベストアルバムですが、本作はKing & Princeにとってどのような作品でしょうか。

髙橋:僕らが5年間、しっかりと自分たちで歩んできた道のりが詰まっています。みなさんが、5年という歴史の中のどういったタイミングでファンになってくれたかはそれぞれだと思うんですけど、昔から応援してくれたファンの方はもちろん、最近ファンになってくれた方たちに対しても、King & Princeの歩んできた歴史を振り返って楽しんでもらえるような、そんなアルバムになっています。

――Q4「オリコン年間ランキング 作品別売上数部門」の「DVDランキング」では、「King & Prince First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜」が、こちらも上半期に続き1位を獲得されています。ご自身初のドームツアーの映像化作品ですが、改めてドーム公演を収録したこの作品について、感想をお聞かせください。

永瀬:やっぱりデビューしたからには、ドームはいつか立ちたいと思っていた舞台ではあるので…。5人で辿り着いたドームということ、そして初めてという経験は1回しかないので、それが映像化されて、僕たちの思い出がちゃんと作品として形になりました。当時のことは今でも鮮明に覚えているぐらい、僕にとっては大切な公演でした。みなさんにとってもそうだったから、こういった賞につながったんじゃないかと思うと、とても感慨深いです。やっぱりファンの方からしたら、「誰々のこの表情が好き」って絶対あると思うので。その部分、その瞬間が訪れるとすぐに巻き戻し、何回でも手軽に見れちゃうっていうところは、映像作品ならではです。みんな、そういう楽しみ方をしてくれているのかなぁ、なんて考えながら、作品にしてお届けしました!

――Q5 今年はシングル3作品に、アルバム2作品、映像2作品をリリース。さらに7月にはご自身初となるファンミーティングが行われ、最新アルバム「ピース」を引っ提げたツアーを終えたばかりかと存じます。今年の音楽活動を振り返って、いかがでしょうか。印象的な出来事やエピソードを教えてください。

髙橋:2023年は本当にめまぐるしいスピードで走ってきて、あっという間でした。2人体制になりましたけど、ファンのみんなが笑顔でライブも楽しんでくれているっていう、そういう姿を間近で見る機会がたくさんありました。ライブも、ファンミーティングもあって、ファンのみなさんに対して心強さと感謝の気持ちを強く感じていました。音楽に関しても、(8月に発売した)アルバム「ピース」は、自分たちの乗せるメッセージの強さみたいなものが結構強く出た1枚になったので、アーティストとしての成長も、すごく感じた年だったと思います。

――Q6 今年を漢字一文字で表すと何になりますでしょうか?

永瀬:“髙”いですかね…。

髙橋:髙橋の高い?

永瀬:そう、はしごだかの”髙”い。

髙橋:俺の苗字の方?

永瀬:そうです!何よりも、やっぱりこの形になって、今年は(髙橋)海人と向き合うというか、一緒にいる時間もそうだし、すごく深いところまで繋がったなっていう感触があって。この体制になって、活動全部で海人と向き合う時間が本当に増えたので、今年の漢字というか、今年はもうほぼ海人と言ってもいいぐらい。なので、“髙”です。

髙橋:本当に俺の漢字の方だったんだ! エクスペンシブのほうじゃなくて。

永瀬:エクスペンシブでもいいけど、よりハシゴだね(笑)。

髙橋:嬉しいですね。自分は“右”です。左右の右。

永瀬:なぜ!?

髙橋:これ見てわかる通りなんですけど、(2人の立ち位置で)右側にいることが増えて。というのも、2人になって立ち位置どうしようか、みたいな話をしたとき、廉が左利きっていうのもあって、(廉が)左にいる方がご飯とか食べる時楽だからっていうのでこの体制になったんですけど…。

永瀬:そうだね。

髙橋:今では自分が左にいると違和感があるぐらい、右側にいることに安心感を覚えています。そんな発見があった2023年でした。来年も右で頑張ります!

――Q7 来年、2024年度はKing & Princeにとって、どのような年にしたいですか? プライベートでチャレンジしたいことも教えてください。

永瀬:今年、初めてのこと、いっぱい体験したやん?

髙橋:たくさん、あったね〜。

永瀬:まだ、こんな初めてのこと体験できたんやっていう。その感覚がすごい、俺の中で楽しかった。冷静に考えたら、まだまだやってこなかったこと、先輩方も含め、やってこなかったことが、もっとできるようになったりするんじゃないかなって。ファンのみなさんと会いつつも、King & Princeとして初めてやることに挑戦したいというか。そういう意味でも大きいことをやっていきたいですね。例えば、みんなでスゴロクとか?

髙橋:本当に言ってる?(笑)。

永瀬:楽しいじゃん、絶対。

髙橋:いや、楽しいだろうけどさ。終わんないぞ!?

永瀬:じゃあ2000人までとか決めて。2002人でスゴロクとかさ。

髙橋:2002人ね。俺ら含めて。

永瀬:ギネス(世界記録)とかにもありそうやん。そういう大きいこととかやりたいですね。

髙橋:確かに。”ギネス“と”オリコン“はいっぱい欲しいですね。

永瀬:僕たち二人はギネス記録保持者なので。オリコンも狙いつつ、ギネスも狙いつつ。2023年は「やったことがない」という楽しさを知れた年だったので、2024年も、そういうことをいっぱいやっていきたいですね。

髙橋:それで言うと、自分もファンのみなさんと作り上げていくっていう楽しさをすごく知った年だったと思います。ファンミーティングもそうですし…。そういったイベントみたいなのは、やっていきたいな。ここからは、より(ファンの)みんなとの団結力とか絆とかが必要になってくると思うので。みんなの人生の時間を、少しだけでももらっているわけですからね。ちゃんと爪痕残すっていうか、みんなの人生の中で、“キンプリを応援できてよかった”って思ってもらえる瞬間を1秒でも増やしていけたらなって思います。

髙橋:そしてプライベートでは左利きになりたい。

永瀬:来年の立ち位置変わるやん。左になるかもしれないやん。せっかく右やったのに…。

髙橋:右左(の立ち位置を)コンプリートしたい!

永瀬:俺、どうすんねん。

髙橋:廉は右側になる。

永瀬:やだよ!俺、左におらせて。

髙橋:でもちょっと(左利きは)チャレンジしたい。なんかやっぱり、左利きってアーティスト志向っていうか、左利きの人ってなんか発想が普通と違うよ、みたいなのあるでしょ。

永瀬:海人は、今でも全然違うから大丈夫(笑)。

髙橋:モア変えていきたい。

永瀬:え、もっと?(笑)。それ以上やられると、だいぶやばい人って認識になっちゃうから(笑)。

髙橋:2人とも左利きはちょっとね、気になるよね。

永瀬:なんか癖のあるグループみたいな感じになるよね。癖ありそうなグループやなって。

髙橋:右、一人ぐらいいた方がいいか。

永瀬:バランス的にはいいから。

髙橋:じゃあ、やめます(笑)。

永瀬:はい、ありがとうございます。

髙橋:廉は?

永瀬:なんだろう……プライベートかぁ。

髙橋:25歳だからね。

永瀬:そう、25だから……日記とかつけようかな。

髙橋:えー!日記、いいじゃん。

永瀬:いいよね。なんかその日あった出来事とかを、いっぱい書いてためておくじゃん、毎日。ふとさ、それ見ようってなった時に、書いていることによって思い出すわけやん。なんかいいよね。

髙橋:実は、俺も書いていてさ。

永瀬:日記書いてるんだ!? どう、いい?

髙橋:いいっていうか、なんていうんだろう。俺は結構マイナス思考っていうか、後ろ向き人間だから、毎日の失敗を一個ずつ書いているんだけど…。

永瀬:いや〜、どうなの、その日記は(笑)。

髙橋:傾向と対策になる。

永瀬:受験みたいにね。

髙橋:そうそう。だから、これを書いたからこそ、もう失敗はしないでおこうっていうね。

永瀬:そういうことね。仕事でもプライベートの失敗でもいいってことだよね。

髙橋:うん、それはおすすめ。

永瀬:なるほどね、失敗日記……。1年経ったら365個の失敗が書かれているんだ。どういうときに見返すの?

髙橋:ふとした時に。

永瀬:ふとした時に失敗、見たくないかもな(笑)。まぁ、失敗はちょっとわからないけど、内容はね、その日の気分で決めてやりたいと思います!

――Q8 最後に、作品を手に取ってくださった方、応援してくれている方たちに、メッセージを一言ずつお願いいたします。

永瀬:本当に、5人の時の活動の形がこういう風に、たくさんの方々の手に届いて、そして心にも届いたってことを感じています。2人の体制になってからも、本当によりファンのみなさまの愛を受け取って、感じる機会が今年もすごくあったので、また2024年も賞をいただけるように頑張りたいです。2024年は活動7年目に入るということで、かかったエンジンのスピードを落とさず上げて、これからもたくさんの経験をファンの方々と積んで、一緒に成長していければなって思います。

髙橋:自分たちの活動の中でも音楽活動はすごく大事にしているので、しっかりとファンのみなさんに届いて、そこに対して心を動かしていただいて、こういった結果を出せたことが、本当にこの仕事をやっている上での幸せでしかないです。これからも、みなさんの生活をちょっとでも楽しくできるような作品をどんどん作っていきたいなと思っているので、期待していて欲しいですし、一緒にいろんな思い出を楽しく作っていけたらなと思います。本当に、ありがとうございました。

(Text:根岸聖子)

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