スピッツ新曲で2連覇/上野大樹 安定リクエスト数の2位/FANTASTICS発売週で急伸3位【エアモニ】

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2023年4月26日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年4月17日〜4月23日プランテック調べ)では、スピッツ「美しい鰭」が2週連続1位を獲得した。

先行配信/シングルリリース、および主題歌となる劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』の公開を前週に迎えた同曲は、既にオンエアのピークを過ぎつつも、今週も90.3%と広範囲のステーションでのオンエアを獲得。映画の大ヒットも追い風となり、多数局・番組にて確認されたリクエストオンエアも前週に続き今週最多で、高い注目度を維持しての2連覇となった。5月17日にはアルバムリリースも控えるなか、しばらく大量オンエアは続きそうだ。

2位は上野大樹「新緑」が前週3位から上昇し最高位を記録した。Z世代から支持される山口県出身SSWが、4月5日にリリースしたメジャーデビューアルバム「新緑」からの同表題曲は、多数局で4月度の月間パワープレイに選出されていることから今週も大量オンエアをキープ。引き続き局地的なオンエアであり今週新たに波及したステーションは確認されなかったものの、オンエア開始以来、変わらず安定数のリクエストを集めている点は特筆すべきだろう。より広く訴求すればさらに多くの新規ファン獲得が見込めそうだ。

3位はFANTASTICS from EXILE TRIBE「PANORAMA JET」が初登場した。2月10日の配信リリースとともにラジオオンエアがスタートしていた同曲。およそ2か月の間、安定数のオンエアはあったもののチャートインには至らず、4月12日のシングルリリースを迎えた今週、一気にオンエアが急伸した。帯番組・コーナーなど定期枠でのオンエアを積み上げたかっこうだが、JFN系列番組「ディア・フレンズ」でのゲスト出演や、その他多数のコメント出演も確認されており、FMを中心に71%のステーションでオンエアを獲得してのTOP3入りとなった。

ラジオチャートならでは、国内外ネクストブレイカー勢の新曲をピックアップ

今週もビッグネーム勢の新曲が上位入りするなか、ネクストブレイカー達も散見されるラジオならではのチャートとなった。その中から上位入りした注目アーティスト達の新曲を紹介する。(前週→今週順位)

カメレオン・ライム・ウーピーパイ「Stand Out Chameleon」(4位→6位)は、今年「SXSW 2023」にも出演した、Chi-(チー)のソロユニットによる新曲。FM802、FM FUKUOKA、AIR-G’、Date fmで月間パワープレイに選出されるなか、J-WAVEでも4月の“SONAR TRAX”に選ばれ毎週安定数のオンエアを獲得中。広く注目されている。

レトロリロン「カウントダウン・ラグ」(144位→14位)は、全メンバーが音大卒の4ピースバンドが4月19日にリリースした1st EP「インナーダイアログ」リード曲で、bayfm、FM NACK5が月間パワープレイに、J-WAVEが“SONAR TRAX”に選出。その他の局でも少数ながら紹介され、今週は41.9%のステーションでオンエアを獲得するなど、リリース週を迎え注目度を上げている。

ボーイジーニアス「ノット・ストロング・イナフ」(14位→15位)は、3人組USインディー・トリオ・バンドが3月31日にリリースしたデビュー・アルバム「the record」からの曲。cross fmが月間パワープレイに、interfmでも“Hot Picks”に選ばれ安定数のオンエアを獲得。アルバムは全英1位、全米初登場4位と海外では既に注目を浴びている。

琴音「君に」(14位→16位)は、21歳のシンガーソングライターによる4月19日リリースのニューEPタイトル曲。オーディションTV番組「音楽チャンプ」にて当時16歳でグランドチャンピオンとなるなど、早くから注目を浴びていた彼女。今回の新曲はFM Osaka、Date fmで月間パワープレイに選出されるなど着々と注目度を上げている。今年に入ってからリリースも多く、今後の展開にも期待できそうだ。

The Yogurts「春はグラデーション」(22位→20位)は、毎年恒例のFM802にゆかりのあるアーティストがスペシャルユニットを組んで行うキャンペーンソング。今年はSuperfly、ビッケブランカ、田邊駿一(BLUE ENCOUNT)、詩羽(水曜日のカンパネラ)、塩塚モエカ(羊文学)、ムツムロアキラ(ハンブレッダーズ)が集結した。当然ながら同局のオンエアのみでのチャートインで、大量オンエアはしばらく続く。

なお、21位以下でも、UNFAIR RULE「馬鹿みたい」(40位→23位)や、デイヴィッド「ワースレス」(30位→21位)、リナ・ニコル & ボヤン「テル・ミー・イズ・イット・ワース・イット」(25位→26位)、ジョナス・ブルー,ラニ「ファイナリー」(-位→29位)といった海外勢がチャートイン。各局が自信をもって選曲しリコメンドしているだけに、その曲も魅力的なものとなっている。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2023年4月17日〜4月23日)

1位「美しい鰭」スピッツ
2位「新緑」上野大樹
3位「PANORAMA JET」FANTASTICS from EXILE TRIBE
4位「アイドル」YOASOBI
5位「Blueberry Pie」由薫
6位「Stand Out Chameleon」カメレオン・ライム・ウーピーパイ
7位「グラデーション」SUPER BEAVER
8位「愛の花」あいみょん
9位「いつ逢えたら」aiko
10位「サラバ」SEKAI NO OWARI

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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