桑田×King Gnu×米津による激戦を制したのは? 盛り上がるW杯関連曲がOA急伸&リクエスト集める【エアモニ】

チャート プランテック

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2022年11月30日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2022年11月21日〜11月27日プランテック調べ)では、桑田 佳祐「なぎさホテル」が1位を獲得した。

11月23日リリースのソロ活動35年を凝縮したベストアルバム「いつも何処かで」のために書き下ろされた同新曲。10月29日放送のJFN系列番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」にて初オンエアされると、その翌週より各局がいっせいにオンエアを開始し、同週10月31日〜11/6チャートで4位に初登場。その後、10位へ一度下がるも前週5位に再浮上し、リリース週を迎えた今週、オンエア数は455%増となり2位のおよそ倍となる大差で圧勝した。

同アルバムからはこの他、「悲しい気持ち〜Just a man in Love〜」(105位→46位)、「平和の街」(-位→46位)、「白い恋人達」(-位→68位)、「ROCK AND ROLL HERO」(-位→102位)、「若い広場」(-位→102位)、「時代遅れのRock’n’Roll Band」(-位→102位)など、実に計14曲がチャートイン。多数ヒット曲を収録するだけに、同ベストアルバムへの注目度の高さが窺える結果となった。

2位はKing Gnu「Stardom」が前週7位から浮上した。11月17日の先行配信と同時にFMを中心とする各局がオンエアを開始し、前週チャートに初登場。同30日に控えるCDリリースに向けたオンエア伸長もさることながら、“2022 NHKサッカーテーマ曲”に選ばれていることもあり、W杯の盛り上がりも奏功したことだろう、リクエスト数は今週最多だ。加えて各日毎のオンエア状況から見て、ドイツ戦での歴史的勝利も後押ししたことが推測される。

3位は米津 玄師「KICK BACK」が同じく前週7位から浮上した。TVアニメ「チェンソーマン」オープニングテーマとして話題を集め、10月12日の配信リリースと同時にこちらも各局がいっせいにオンエアを開始。10月10日〜10/16チャートで4位に初登場すると、以降5位、7位、5位、6位、7位とTOP10をキープし続け、リリース週を迎えた今週、さらにオンエアが伸長しチャートイン7週目でのTOP3入りとなった。長期的な大量オンエアも奏功し、セールスも好調のようだ。

なお、上述の3曲はともに全調査対象局の93.5%、FMでは100%となるステーションでオンエアを獲得しており、いずれも通常週であれば優に首位を獲得し得るオンエア回数であったことも特筆すべきだろう。ビッグネームによる激戦が繰り広げられた。

盛り上がるW杯、公式アンセム・日本応援ソングほか関連曲がチャート彩る

開幕した【FIFA ワールドカップ カタール 2022】が盛り上がりを見せた今週、グローバルな公式アンセムをはじめ、過去大会で華を添えてきた数々の日本応援ソングやテレビ各局のテーマソングなど、関連曲がのきなみオンエアを急伸させチャートを彩った。

LiSA「一斉ノ喝采」(2位→5位)、幾田りら「JUMP」(-位→6位)はそれぞれABEMA/テレビ朝日、フジテレビの番組公式テーマソングでもありつつ、注目の新曲ということで上位にチャートイン。一方、グローバルソングでは“FIFAワールドカップ・カタール2022公式サウンド・トラック”より、ニッキー・ミナージュ, マルーマ&ミリアム・ファレス「トゥク・タカ」(-位→11位)と、開幕式でパフォーマンスされたジョングク「ドリーマーズ」(-位→12位)が上位にチャートインした。
ちなみに大会公式ソングであるトリニダード・カルドナ,ダヴィド&アイシャ「ヘイヤ・ハイヤー(ベター・トゥゲザー)」は、比較的洋楽の強いFM各局で複数オンエアがあったもののTOP200圏外となっている。

また、過去大会のテーマソングからは、“2010 NHKサッカーテーマソング”だったSuperfly「タマシイレボリューション」(81位→22位)が最上位でリクエストも多く集めた。この他、2014年のNHKテーマソングである椎名 林檎「NIPPON」(-位→42位)、日本サッカー協会公認サッカー日本代表応援ソングとして2014年にリリースされたウカスカジー「勝利の笑みを 君と」(94位→52位)、2002年の日本テレビテーマソングだったDragon Ash「Fantasista」(175位→56位)などが特にオンエア急伸。日本サッカー協会の“SAMURAI BLUE 新しい景色を2022公式テーマソング”であるDISH//「DAWN」は117位となった。次週も盛り上がりは続く。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2022年11月21日〜2022年11月27日)

1位「なぎさホテル」桑田 佳祐
2位「Stardom」King Gnu
3位「KICK BACK」米津 玄師
4位「Upon You」Bialystocks
5位「一斉ノ喝采」LiSA
6位「JUMP」幾田りら
7位「Subtitle」Official髭男dism
8位「No Stars」由薫
9位「アンチ・ヒーロー」テイラー・スウィフト
10位「フォールズ・オン・ミー」シルヴィー

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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