話題のリナ・サワヤマ首位へ、TOMORROW X TOGETHER僅差の2位、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE映画主題歌が3位【エアモニ】

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2022年9月14日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2022年9月5日〜9月11日プランテック調べ)では、リナ・サワヤマ「ホールド・ザ・ガール」が1位を獲得した。

【SUMMER SONIC 2022】でのステージも話題となった新潟県出身、ロンドンを拠点に活動する注目の日本人シンガー・ソングライターによる同曲。配信リリースと共に7月29日よりオンエアが開始されると8月1日〜8/7チャートで44位に初登場し、チャートイン6週目を迎えた今週、2ndアルバム「ホールド・ザ・ガール」のリリースを翌週に控えるなかいっきにオンエアを伸ばし、前週5位からの首位浮上となった。

アルバムからはこれまでにも「ディス・ヘル」「キャッチ・ミー・イン・ジ・エア」が先行配信されており、いずれの曲も長期にわたって大量オンエアを獲得。前者が初登場した5月23日〜5/29週以降、これまで常にチャートインし続けていることからもその注目度の高さが窺えるだろう。現状ではKiss FM、cross fm、FM Osaka、AIR-G’、FM FUJIなどを中心に、若干偏りのあるステーションでの大量オンエアがベースとなっているが、リリース週を迎える次週どこまで波及するか注目だ。

2位にはTOMORROW X TOGETHER「Good Boy Gone Bad」が初登場した。韓国の5人組アイドルグループが8月31日にリリースした日本3rdシングルとなる同曲。リリースタイミングの前週にオンエア解禁はされていたものの、丸一週間の集計期間を初めて迎えた今週、主にFMでのオンエア数をベースに急浮上した。1位とのオンエア回数差はわずか1回だった。

エリア別チャートで見ると名古屋地区で1位、関西および新潟地区で2位と上位インしつつも、関東地区では6位と少し偏りが見られる。しかしながら、少数ではあるもののAMでのオンエア獲得は特筆すべきだろう。今後より広い範囲でのオンエア獲得がポイントとなる。

3位はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE「THE POWER」が前週177位から大きく浮上した。映画『HiGH&LOW THE WORST X』主題歌となる9月7日リリースの同シングル曲。6月29日の配信リリースに先行し自身の番組「WEEKEND THE RAMPAGE」(bayfm)の同24日放送回に解禁され、配信リリース週には53位に初登場。その後、幾つか持つ自身の番組を中心に定期的に紹介しつつ、CDシングルリリースおよび映画公開が重なった今週、いっきに急伸したかっこうだ。

帯番組・定期枠でのオンエアが基盤ながら、AMでも広くオンエアを獲得している点はさすが。オンエア獲得ステーション数はTOP3中もっとも多く、全体の77.4%の局でオンエアされたことも特筆点だ。

ラジオならではの“多様性に溢れる”オンエア・チャートに

今週はTOP10を筆頭に、幅広い国籍/ジャンル/キャリアのアーティストからシーズナリーな楽曲までが同居した、ラジオらしいダイバーシティなチャートとなった。

eill「フィナーレ。」(14位→4位)は、昨今ラジオチャートではお馴染みのシンガーソングライターによるアニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』主題歌。一方、世界規模で活躍するロックバンド、ONE OK ROCKによる「Let Me Let You Go」(25位→7位)はニューアルバム「Luxury Disease」からのシングル曲。いずれもリリース週を受けてのオンエア急伸だ。

また、The 1975「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」(-位→8位)は、10月リリースのニューアルバム「外国語での言葉遊び」収録曲。ヘッドライナー出演を飾った【SUMMER SONIC 2022】にて世界初披露されたことでも話題の曲で、洋楽ながらチャート初登場にしてTOP10入りする注目度となった。

そして、Sean Oshima「今に夢中さ -Hooked on Now-」(40位→10位)は、オーストラリア人の父と日本人の母を持つ日本生まれの新星アーティストによる、9月28日配信リリースの1st EP「Sean Oshima 2022」からのリードトラック。現状はFM Osaka、FM-NIIGATA、e-radio、Date fm等でパワープレイに選出されての局地的な大量オンエアだが、今後どう波及していくか注目したい存在だ。

なお、シーズナリーソングが週毎に入れ替わり立ち替わりしている昨今、今週は9月10日が十五夜だったことで“月ソング”が続々チャートイン。リクエストも多数寄せられた。

エレファント・カシマシ「今宵の月のように」(40位)、B’z「今夜月の見える丘に」(56位)、DALI「ムーンライト伝説」(72位)、あいみょん「満月の夜なら」(90位)、ニール・ヤング「ハーベスト・ムーン」(116位)、トップローダー「ダンシング・イン・ザ・ムーンライト」(140位)、ブルーノ・マーズ「トーキング・トゥ・ザ・ムーン」(140位)、Superfly「輝く月のように」(156位)、ザ・ビートルズ「ミスター・ムーンライト」(156位)、絢香「三日月」(188位)など、お馴染みの名曲から粋な洋楽曲まで多彩な楽曲が顔を揃えた。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2022年9月5日〜2022年9月11日)

1位「ホールド・ザ・ガール」リナ・サワヤマ
2位「Good Boy Gone Bad」TOMORROW X TOGETHER
3位「THE POWER」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
4位「フィナーレ。」eill
5位「チノカテ」ヨルシカ
6位「ホールド・ミー・クローサー」エルトン・ジョン&ブリトニー・スピアーズ
7位「Let Me Let You Go」ONE OK ROCK
8位「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」The 1975
9位「新時代」Ado
10位「今に夢中さ -Hooked on Now-」Sean Oshima

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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