INI首位へ、緑黄色社会が広範囲OAでTOP3入り、“日本でも今年こそ”コーチェラ開催で宇多田ら急伸【エアモニ】

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2022年4月27日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2022年4月18日〜4月24日プランテック調べ)では、INI「CALL 119」が1位を獲得した。

同グローバルボーイズグループが4月20日にリリースした2ndシングル「I」より、リードトラックとなる同曲。MV公開翌日の3月21日にラジオ解禁されると、名阪エリアを主としてオンエアを獲得し同週95位に初登場。その後FM局を中心にオンエアを伸ばしていき、50位→12位→16位と推移するとリリース週を迎えた今週、オンエアエリアをいっきに拡大し77.4%のステーションでのオンエアを獲得しての首位となった。

また、今週はリクエスト数が急増したことも特筆点だ。ファンダムの影響も大きく作用しているものと推測されるが、これまで積極的なゲスト/コメント出演を重ねてきた成果であることも間違いないだろう。今回のシングルから通常・A・B盤の全収録曲およびデビューシングル曲の計7曲が同時チャートインするなど、広く注目されオンエア急伸に至った。「We Are」(21位)、「Rocketeer」(-位→102位)、「AMAZE ME」(122位)、「BOMBARDA」(122位)、「DILEMMA」(122位)、「Polaroid」(122位)

2位はOfficial髭男dism「ミックスナッツ」が前週ポジションをキープした。全局でのオンエア獲得に至った前週より少し下げ、今週は93.5%のステーションによるオンエアとなったもののオンエア回数自体はさらに伸長。リリース翌週ながら依然として高い注目度を維持し、関西・中京・北海道エリアでは1位となった。また、今週最多だった同じアニメ「SPY×FAMILY」主題歌の星野 源「喜劇」(1位→4位)に次ぐリクエスト数もさすが。今作もロングスパンでのオンエア獲得の兆候が見られている。

3位には緑黄色社会「陽はまた昇るから」が前週18位から浮上した。『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』主題歌となる同曲は、4月20日のシングルリリースおよび22日の映画公開を迎えた今週、87.1%のステーションでオンエアを獲得するなど広く注目されるに至った。特定局での大量オンエアに頼らず、バランス良く広範囲局でオンエアを積み上げている点も特筆すべきだろう。純粋な注目度がオンエアに反映されてのTOP3入りとなった。

“日本でも今年こそ”の想いか、コーチェラ開催で宇多田ほか関連曲が急伸

現地時間の4月15日〜17日と22日〜24日、世界最大級の音楽フェスティバル「コーチェラ・フェスティバル2022」が米カリフォルニア州で開催され、ステージ上で披露された楽曲のラジオオンエアが急伸。特に日本に関連するアーティストやアジア勢が広く注目を集め、今週のラジオチャートに多数顔を揃えた。

日本人アーティストとして9年ぶりに同ステージに立った宇多田 ヒカルからは、歌唱曲である「automatic」(195位→38位)、「First Love」(-位→195位)、88ライジング, 宇多田 ヒカル, ウォーレン・ヒュー名義の「T」(-位→70位)がチャートイン。日本語で代表曲を披露する様子は他メディアでも広く報じられる注目度で、各ラジオ番組も率先して取り上げた。

また、母親が日本人であるコナン・グレイはヴァレンティノのピンク色ドレス姿も注目されつつ、披露した新曲「メモリーズ」(-位→42位)が急伸。同じアジア勢からは一夜限りのサプライズ復活で話題となった2NE1「I AM THE BEST」(-位→113位)が伸びた他、トリを飾ったザ・ウィークエンド「アウト・オブ・タイム」(195位→85位)、ハリー・スタイルズがリゾと共演したワン・ダイレクション「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」(-位→143位)がチャートインした。

コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった同音楽フェスティバル。“日本でも今年こそは”の思いも強く働いたのだろう、FM/AM問わず多くの番組がその模様を伝えていた。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2022年4月18日〜2022年4月24日)

1位「CALL 119」INI
2位「ミックスナッツ」Official髭男dism
3位「陽はまた昇るから」緑黄色社会
4位「喜劇」星野 源
5位「星が泳ぐ」マカロニえんぴつ
6位「独り言」久保あおい
7位「イッツ・オンリー・ラブ、ノーバディ・ダイズ」ソフィア・カーソン
8位「ジェネリックラブ」Klang Ruler
9位「アズ・イット・ワズ」ハリー・スタイルズ
10位「破片」Ayumu Imazu

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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