BTS新曲1位&計3曲イン、King & Princeが初登場2位、桑田“応援ソング”3位、夏と五輪関連ソング急伸【エアモニ】

チャート プランテック

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2021年7月28日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2021年7月19日〜2021年7月25日プランテック調べ)では、BTS「Permission to Dance」が1位を獲得した。

7月13日リリースのEP「Butter」に収録された同曲は、リリース週を迎えた前週、最多リクエスト数を集めたことも後押ししオンエア急伸で2位へ急浮上(前々週22位)。今週はオンエア数こそ減ったものの、新曲では最多となる多数リクエストを集め首位へ躍り出る結果となった。

また、EPタイトル曲「Butter」もワンランク上昇の19位へ。そして「Dynamite」は前週(157位)よりオンエア数を再び伸ばして132位へと再浮上し、今週で48週連続チャートインという驚異的ロングヒットを継続している。

2位はKing & Prince「Namae Oshiete」が初登場となった。7月21日リリースの3rdアルバム「Re:Sense」に収録された同曲は、6月24日放送の文化放送「King & Prince 永瀬廉のRadioGARDE」内での初解禁以降、週を追う毎にオンエアが広がり、リリース週を迎えた今週、一気に急伸しての2位デビューとなった。

なお、同曲はBabyfaceプロデュースにより2019年にアメリカ・LAでレコーディングされた全編英語詞の意欲作であり、FM鳴りの良いサウンドであることも大量オンエア獲得の一因だろう。比較的ジャニーズが強いAM局より全国のFMでオンエアが広がっているのも特筆点だ。

3位は桑田佳祐「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」が前週1位からのダウン。民放共同企画「一緒にやろう2020」応援ソングとして昨年に発表された同曲は、7月12日に配信シングルとしてリリースされたことで前週、およそ1年4か月ぶりに1位に返り咲いた。いよいよ開幕された東京オリンピックの熱狂とともに、今週もオンエア獲得ステーション率97%と広い範囲にわたる大量オンエアを獲得してのTOP3キープだ。

なお、8月下旬には桑田佳祐の監督作品『稲村ジェーン』をラジオドラマ化した「稲村ジェーン2021〜それぞれの夏〜」が、ニッポン放送&TOKYO FM/JFNにてオンエア予定。さらに9月15日にはソロとして4年ぶりの新作で自身初となるEPのリリースを控えるなか、“夏”や“オリンピック”にちなんだサザン曲も多数あることから、今夏は桑田佳祐の声が随所で聴かれることになりそうだ。

夏ソングがオンエア本格化、五輪開幕で応援ソングもこぞって急伸

今週は7月22日の祝日“海の日”および学生の夏休みシーズン到来に伴い、歴代の夏ソングのオンエアが本格的にスタート。また、23日の“スポーツの日”と共にオリンピックが開幕したことで、過去大会のテーマ曲および日本応援ソングのオンエアが急伸した。

夏ソングで最も最上位に位置したのは、33位のYUI「SUMMER SONG」。JFN系列ネット番組である「アイナLOCKS!」でオンエアされた影響が大きいが、他局・番組でのオンエアも広く集めてチャート再登場となった。これに続くのは、2018年リリースのMrs.GREEN APPLE「青と夏」(46位→41位)で、あいみょん「マリーゴールド」(99位→89位)とあわせて比較的新しいこれら楽曲も夏の定番ソング入りしていくだろう。

その他、定番曲ではPuffy「渚にまつわるエトセトラ」(-位→41位)、TUBE「あー夏休み」(109位→41位)、スピッツ「渚」(-位→50位)、ゆず「夏色」(109位→50位)、PRINCESS PRINCESS「世界でいちばん熱い夏」(-位→61位)、キマグレン「LIFE」(-位→61位)、ビーチ・ボーイズ「ココモ」(157位→61位)、渡辺美里「サマータイム・ブルース」(-位→69位)、aiko「花火」(109位→75位)、桑田佳祐「波乗りジョニー」(57位→75位)、山下達郎「僕らの夏の夢」(-位→75位)、RIP Slyme「楽園ベイベー」(127位→89位)、ジミー・クリフ「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」(-位→96位)などがチャートインしている。

一方、オリンピック関連曲では、コカ・コーラ公式ソングとしてテレビCMでも聴かれるColorful「Colorful」(-位→33位)やFoorin「パプリカ」(-位→75位)が急浮上した。

また、2016年リオ五輪時に良く聴かれた安室奈美恵「Hero」(-位→41位)や、2004年アテネ五輪でのゆず「栄光の架橋」(-位→89位)などでは、過去大会の名シーンを蘇らせる。この他、日本を応援する際に使用されるB’z「ultra soul」(-位→65位)、椎名林檎「NIPPON」(-位→69位)、サザンオールスターズ「東京VICTORY」(-位→75位)といった曲も、上述の桑田佳祐「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」同様に今大会期間中、引き続き聴かれることになるだろう。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2021年7月19日〜2021年7月25日)

1位「Permission to Dance」BTS
2位「Namae Oshiete」King & Prince
3位「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」桑田 佳祐
4位「U」millennium parade × Belle
5位「Half of Me」DYGL
6位「イット・ウォント・オールウェイズ・ビー・ライク・ディス」インヘイラー
7位「drop by drop」NakamuraEmi
8位「バッド・ハビッツ」エド・シーラン
9位「三原色」YOASOBI
10位「名前を呼ぶよ」SUPER BEAVER

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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