レコチョク、2021上半期はYOASOBIが6冠達成 シングル1位はAdo「うっせぇわ」 新人1位にヴィヴィ(Vo.八木海莉)

チャート レコチョク

レコチョクは7月9日、レコチョクが展開する音楽配信サービス、ダウンロード部門「レコチョク上半期ランキング2021」、ストリーミング部門「レコチョク上半期サブスクランキング2021」「dヒッツ powered by レコチョク(以下、dヒッツ)上半期ランキング2021」、計3つの上半期のランキングを発表した(集計期間:2021年1月1日~2021年6月30日)。

2021年上半期ランキングでは、YOASOBIがダウンロード、ストリーミング(サブスク、dヒッツ)の3部門のアーティストランキングを制覇、計6冠を受賞という快挙を成し遂げた。なお、6冠獲得はレコチョクのランキングでは史上最多タイ記録となる。

コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる“小説を音楽にするユニット”YOASOBIは、2019年11月公開の第1弾楽曲「夜に駆ける」がSNSを中心に拡散。2020年2月12日に先行配信されると、レコチョクのダウンロードランキングでは同年6月度2位、その後もTOP10以内をキープし、レコチョク年間ランキング2020では5位にランクインした。

2020年末の「NHK紅白歌合戦」出演をはじめ、2021年上半期より多数のメディアに出演、配信ライブを開催するなど注目を集め、ロングヒットを続けた。また、5月10日にはフジテレビ「めざましテレビ」テーマソング「もう少しだけ」を配信リリース、5月度月間ランキング1位を獲得している。

レコチョク上半期ランキングでは「夜に駆ける」(2位)、「怪物」(5位)など50位内に7曲がランクインし、アーティストランキング1位を獲得した。

また、「夜に駆ける」をはじめ、「ハルジオン」「群青」など全9曲を収録したYOASOBI初のEP「THE BOOK」は2021年1月6日に配信リリースされ、ダウンロード月間ランキングでは1月から4カ月間連続1位、上半期のアルバムランキング、ハイレゾアルバム1位を獲得した。

レコチョク上半期サブスクランキング2021では、「楽曲再生」でYOASOBI「夜に駆ける」が1位、アーティストランキングでも1位を獲得。dヒッツ上半期ランキング2021でも、上半期のアーティストランキング1位を獲得した。7月2日には、ahamo CMソングとして話題の新曲「三原色」に加え、YOASOBIがこれまでリリースしてきた楽曲の英語版リリース第1弾として、「夜に駆ける」の英語バージョン「Into The Night」も配信リリース されるなど、引き続き活躍が期待される。

ダウンロード部門 レコチョク上半期ランキング2021では、Ado「うっせぇわ」がレコチョクランキング1位を受賞。2020年10月23日に配信開始された「うっせぇわ」は、18歳歌い手Adoのメジャーデビューシングル。作詞・作曲はネットで音楽活動をしているsyudouが手がけています。Adoの圧倒的な歌唱力と中毒性のある歌詞が“歌ってみた動画”などで拡散。今年1月22日に「ミュージックステーション」でテレビ初出演、その後も音声のみのメディア出演も増加し、ダウンロードでは2月度に初の月間1位を獲得するなど、上半期を通じてダウンロードされ、レコチョクランキング1位を獲得した。

レコチョクランキングでは、今年リリースされた「ギラギラ」「踊」といった楽曲も50位内にランクインするなど、アーティストAdoとしてさらなる活躍が期待できそうだ。

「うっせぇわ」は、dヒッツ上半期ランキング2021のmyヒッツランキングでも1位を獲得、レコチョク上半期サブスクランキング2021の再生回数ランキングでも4位にランクインしている。

ダウンロード部門 レコチョク上半期ランキング2021の新人アーティストランキングは、ヴィヴィ(Vo.八木海莉)が1位を獲得した。

今年4月から6月まで放送されたオリジナルテレビアニメ「Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-」にて主人公のヴィヴィの歌唱を担当した八木海莉が「ヴィヴィ(Vo.八木海莉)」として新人ランキング1位を獲得。アニメはAIとして「歌でみんなを幸せにすること」を使命とし、人類に仕える「歌姫」であるヴィヴィが100年後に起こるAIと人間との戦争を止めるために活躍するストーリー。4月18日よりOPテーマ「Sing My Pleasure」他劇中歌を先行配信リリース、番組の盛り上がりとともに楽曲もダウンロードされ、最終話OA日である6月20日にEDテーマ「Fluorite Eye’s Song」が配信リリースされると、翌日のデイリーランキング7位にランクインした。

歌唱する八木海莉は15歳の時、自身の夢を追いかけ広島から単身上京、現在YouTubeチャンネルにてカバー動画をアップし、注目を集めているアーティスト。AIの歌姫「ヴィヴィ」としての歌唱力と表現力が話題となり、自身のアーティストデビュー前でありながら、新人ランキング1位を獲得した。なお、レコチョクのオウンドメディア「レコログ」では、八木海莉のインタビューを掲載している。

受賞コメント

八木海莉

アニメ「Vivy ‐Fluorite Eye’s Song‐」のヴィヴィの歌唱を担当しております、八木海莉です。
このたび「レコチョク上半期ランキング 新人アーティストランキング1位」を受賞させて頂きました。
本当に多くの方に楽曲を聴いていただいたお陰で受賞できた賞だと思っております。
ありがとうございます。
これからも精一杯歌っていきますので、是非、応援宜しくお願い致します。

レコチョク上半期ランキング2021、ストリーミング部門 レコチョク上半期サブスクランキング2021で、洋楽ランキングはザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」が1位を獲得した。

メランコリックでエモーショナルな唯一無二の音楽性でグラミー賞3度受賞を誇る新世代のR&Bスーパースター、ザ・ウィークエンド。アップテンポでエレクトリックなポップ・ナンバーである「ブラインディング・ライツ」は2019年11月29日配信リリース。メルセデス・ベンツ初の電気自動車「EQC」のキャンペーン・ソングに起用されており、ザ・ウィークエンド本人が出演するCM動画も公開されるなど話題を集めた。

また、「ブラインディング・ライツ」のイントロに合わせて、エアロビクスするチャレンジ動画もTikTokを中心にSNSで多数投稿されるなど幅広い層で話題となり、2021年2月には第55回NFLスーパーボウルのハーフタイムショーでの圧巻のパフォーマンスもロングヒットの要因となり、ダウンロード、レコチョクサブスクにて洋楽ランキング1位を獲得した。

レコチョク上半期ランキング2021のハイレゾシングルランキングは、LiSA「炎」が1位を獲得。2020年10月12日に先行配信された「炎」は、興行収入約400億円と、日本国内歴代1位の作品『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』主題歌。LiSA自身が作曲者・梶浦由記と歌詞を共作、何度も原作を読み返したといい、劇中の物語と見事にリンクさせ“鬼滅”ファンの心をつかみ、また、多数のTV音楽番組での楽曲歌唱、YouTube「THE FIRST TAKE」チャンネルでのパフォーマンスなどで注目を集めた。

レコチョク年間ランキング2020のハイレゾシングルランキングでは10月リリースにもかかわらず年間3位にランクイン、その後もロングヒットを続けレコチョク上半期ランキング2021、ハイレゾシングルランキングにて1位を獲得した。

また、「炎」は、レコチョクランキング6位、レコチョク上半期サブスクランキング2021の再生回数ランキング2位にランクインしている。

受賞コメント

LiSA

「炎」を長く沢山の方に愛していただき光栄です。
皆様の2021年残りの半分も、心に炎を灯して強く生きていけますように。
ありがとうございます。

レコチョク上半期サブスクランキング2021の新人アーティストランキングは、ENHYPENが1位を獲得した。

ENHYPENは7月6日にシングル「BORDER:儚い」で日本デビューした平均年齢17歳の7人組ボーイグループ。2020年6月から約3カ月間放映された、Mnetの超大型プロジェクト「I-LAND」で勝ち抜いたJUNGWON・HEESEUNG・JAY・JAKE・SUNGHOON・SUNOO・NI-KI という韓国・アメリカ・オーストラリア・日本とグローバルなメンバーで構成されている。

チーム名の「ENHYPEN」は、記号の「ハイフン」が意味するように、お互いに異なる環境で違う人生を生きてきた7人の少年がつながり、お互いを発見し、ともに成長するという意味を持ち、音楽を通じて人と人、世界と世界をつなぐという抱負も込められている。また、現在韓国5大SNSフォロワー数が1,890万人超という注目のグループだ。

2020年11月30日に韓国版1stミニアルバム「BORDER:DAY ONE」を、2021年4月26日には韓国版2ndミニアルバム「BORDER:CARNIVAL」を配信リリース。この2作品に収録されている楽曲「Given-Taken」「Let Me In(20 CUBE)」「Drunk-Dazed」を中心に再生され、日本デビューを前に、レコチョク上半期サブスクランキング2021にて新人アーティストランキング1位を獲得した。国内デビュー前に新人ランキング1位を獲得したアーティストは初となる。

受賞コメント

ENHYPEN

「レコチョク上半期サブスクランキング2021」の「新人アーティストランキング」でENHYPENが1位を獲得しました。
こうやってたくさんの方に僕たちの曲を聴いていただけて、とても嬉しいです。本当にありがとうございます。
また、僕たちは7月6日に日本デビューもしました。
これからも皆さんによい音楽とパフォーマンスをお届けできるアーティストを目指して頑張ります。
たくさん期待してください。
これからも応援よろしくお願いします。

なお、音楽ジャーナリスト 柴 那典氏による「レコチョク上半期ランキング2021」考察レポートも同時に公開されている。

レコチョク上半期ランキング2021

レコチョク ランキング(シングル)

1位「うっせぇわ」Ado
2位「夜に駆ける」YOASOBI
3位「ドライフラワー」優里
4位「Pale Blue」米津玄師
5位「怪物」YOASOBI

アルバム ランキング

1位「THE BOOK」YOASOBI
2位「STRAY SHEEP」米津玄師
3位「BTS, THE BEST」BTS
4位「BE」BTS
5位「ZZ’s II」ももいろクローバーZ

アーティストランキング

1位 YOASOBI
2位 Ado
3位 BTS
4位 LiSA
5位 米津玄師

新人アーティストランキング

1位 ヴィヴィ(Vo.八木海莉)

洋楽ランキング

1位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
2位「bad guy」ビリー・アイリッシュ
3位「麒麟がくるメインテーマ」John R Graham,林 英哲,広上淳一,NHK交響楽団

ハイレゾシングルランキング

1位「炎」LiSA
2位「One Last Kiss」宇多田ヒカル
3位「夜に駆ける」YOASOBI
4位「Pale Blue」米津玄師
5位「春を告げる」yama

ハイレゾアルバムランキング

1位「THE BOOK」YOASOBI
2位「One Last Kiss」宇多田ヒカル
3位「STRAY SHEEP」米津玄師
4位「ZEAL of proud」Roselia
5位「ZZ’s II」ももいろクローバーZ

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