ヒゲダン独走で3連覇、家入レオ貫録の2位、ストリーミング同様にYOASOBI複数曲チャートイン【エアモニ】

2021年1月27日 16:33

2021年1月27日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2021年1月18日〜2021年1月24日プランテック調べ）では、Official髭男dism「Universe」が3週連続1位を獲得した。

本年初週チャートで首位デビューを飾って以降、独走状態の同曲。変わらず全国範囲での大量オンエアを獲得しつつ、リクエスト数も引き続き今週最多となった。2月24日のシングルリリース、そして主題歌に起用される『映画ドラえもんのび太の宇宙小戦争 2021』の公開が3月5日とこの先も話題は尽きず、まだまだ大量オンエアをキープするだろう。

2位は家入レオ「空と青」が先週17位から上昇した。1月20日リリースのニューシングルであり、ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」主題歌となる同曲。劇中の菅野美穂と浜辺美波演じる母娘にも置き換え得るその歌詞も人気の主因と思われ、先週からリクエスト数が飛躍的に増加。リリース週ということで多数ゲスト出演も奏功した。調査対象局の9割以上におよぶ全国規模でのオンエア獲得は、来月迎える“10年選手”としての貫禄が窺える。

3位はLiSA「dawn」が先週2位からダウンした。TVアニメ「バック・アロウ」OPテーマのニューシングルとして13日にリリースされた同曲。発売翌週でありながら今週も大量オンエアをキープしている点はさすがで、リクエスト数も増えていることから本作もしっかり楽曲自体が訴求しているのだろう。前週のゲスト出演時に本作に込めたメッセージを明かしていたが、その“鬼滅”に劣らずの熱量が結果に反映されている。

YOASOBI、立て続く新曲およびアルバム収録曲から計6曲がチャートイン

YOASOBIが1月20日に配信リリースした新曲「優しい彗星」が今週45位に初登場した。依然、1月6日リリースの初のCDアルバム「THE BOOK」からは「ハルカ」（21位）、「夜に駆ける」（40位）、「群青」（57位）、「アンコール」（64位）の4曲、そして同日リリースとなった配信シングル「怪物」（25位）のオンエアが多くみられるなか、新たな注目曲に加わった。

特筆すべきは上述の6曲全てにリクエストが集まっている点で、特に「ハルカ」には今週、Official髭男dismに次ぐ数が集まった。選曲側に立って考えると、最新曲である「優しい彗星」もしくはロングヒット曲「夜に駆ける」にオンエアが集まりそうだが、多岐にわたるリスナーのニーズが作用し多数曲が同時チャートインする結果となったのだろう。昨今のストリーミングチャート同様、YOASOBIの楽曲がラジオ・オンエア・チャートに散見されるようになってきた。

今週もネクストブレイカー勢が興隆、上位ビッグネーム達に肉薄

年明けのチャートより次世代アーティスト達が勢力をふるうなか、今週も新たなネクストブレイカー達の動きが目立った。ハンブレッダーズ「COLORS」は3週かけて着々とオンエアを伸ばし今週8位まで上昇。本格的なブレイク間近のNulbarich「TOKYO」は9位に初登場。「関ジャム」出演やファッション界での活動も話題の向井太一「Love Is Life」は先週51位から10位に急浮上した。

また、昨秋、Honda carsのCMソングに「君とdrive」が抜擢され今年、飛躍が期待できそうなYONA YONA WEEKENDERS「唄が歩く時」も先週103位から11位へ。メンバーも俳優デビューしたドラマ「3Bの恋人」主題歌のFIVE NEW OLD「Hallelujah」は先週82位から17位へ。「春を告げる」がストリーミングサービスで注目を浴びるyamaの2月10日リリースの1stCDシングル「麻痺」は25位に初登場。いずれも大きな上昇が目立ち、今後の動向に注目したい存在だ。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2021年1月18日〜2021年1月24日）

1位「Universe」Official髭男dism
2位「空と青」家入レオ
3位「dawn」LiSA
4位「春泥棒」ヨルシカ
5位「泣き笑いのエピソード」秦基博
6位「MIDNIGHT DANCING」クボタカイ
7位「Grandeur」Snow Man
8位「COLORS」ハンブレッダーズ
9位「TOKYO」Nulbarich
10位「Love Is Life」向井太一