BTS遂に首位へ、Hey!Say!JUMPがTOP3入り、オンエアが好セールスに直結した曲多数【エアモニ】

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2020年10月7日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2020年9月28日~2020年10月4日プランテック調べ)では、BTS「Dynamite」が遂に1位を獲得した。

デジタル配信に合わせて8月21日にラジオ解禁され、同週8月17日~23日付で94位にチャートデビュー。以降、翌週9位へ急上昇すると4位、2位、5位、3位、1位と大量オンエアをキープしながら、6週かけて首位へと上り詰めた。注目は週を追うごとにリクエスト数が増えていった点で、長期スパンでのオンエアにより広いリスナーへと訴求していった様子が数字に表れている。

また、bayfm、FM802、ZIP-FM等でまとまった数のオンエアが見られるも、AMも含めてオンエア局が次第に増えていき、全国範囲での自然なオンエアが積みあがっての1位であることも特筆すべきだろう。セールス面、ストリーミングサービスでの再生にもしっかり反映されているようだ。

2位はMr.Children「turn over?」が先週1位からのダウン。9月16日配信限定リリースの新曲で、ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」主題歌となる同曲。パワープレイ選出こそないものの、変わらず安定した大量オンエアは今週、最多数を集めたリクエストによるところも大きいだろう。さすがの人気ぶりだ。

3位はHey!Say!JUMP「Your Song」が先週42位から急上昇した。山田涼介主演のTBS系金曜ドラマ「キワドい2人-K2-」主題歌であり、9月30日リリースのニューシングル。8月13日放送の文化放送ほか「Hey!Say!7 UltraJUMP」(「レコメン!」内)にて初解禁されると、AMを中心にオンエアが広まり8月24日~8月30日付で193位にチャートデビュー。以降、少しずつオンエアを伸ばし続け、チャートイン5週目かつリリース週を迎えTOP3入りを果たした。

久しぶりのジャニーズ勢による上位入りだが、ハートウォーミングな楽曲自体に広い世代へとアピールし得るポテンシャルがあることも、各局でのオンエア獲得に繋がった一因だろう。先週20位から12位へ浮上した嵐「Whenever You Call」(20位→12位)も然りだ。いずれもさらなる広がりに期待したい。

好セールスに結びつく楽曲多数、ポイントは“長期的かつ徐々に広範囲へ”

長期的かつ徐々に広い範囲へとオンエアが拡大していった上述の3曲を筆頭に、今週上位にチャートインしている楽曲はどれもセールスにしっかりと結びついているようだ。TOP10以下で見ても、ヤバイTシャツ屋さん「NO MONEY DANCE」(-位→11位)、前述した嵐、UNISON SQUARE GARDEN「世界はファンシー」(34位→21位)および「夏影テールライト」(-位→26位)なども同様だ。

また、(本収録となる作品の)リリースを先に控えながら既に大量オンエアを獲得し始めている、BUMP OF CHICKEN「アカシア」(-位→7位)、マカロニえんぴつ「生きるをする」(14位→14位)、JUJU「奏(かなで)」(161位→16位)といったところも結果に期待できるだろう。

“良い音楽”を漏れなく紹介するため、他局のオンエア状況をチェックしているステーションも多いラジオ業界。ユーザーが共有し合い時間をかけて盛り上がっていくストリーミングヒット曲に対し、選曲のプロによってラジオオンエアを獲得した楽曲は、曲自体にパワーがあれば短期間で訴求効果が表れるのだ。今週もプロが選んだ良質で表情豊かな楽曲が並んでいる。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2020年9月28日~2020年10月4日)

1位「Dynamite」BTS
2位「turn over?」Mr.Children
3位「Your Song」Hey!Say!JUMP
4位「Time Warp」Perfume
5位「ギガアイシテル」レキシ
6位「ホーリー(feat. チャンス・ザ・ラッパー)」ジャスティン・ビーバー
7位「アカシア」BUMP OF CHICKEN
8位「ドゥ・ホワット・ユー・キャン」ボン・ジョヴィ
9位「レッツ・ラヴ」デヴィッド・ゲッタ & シーア
10位「FEARS」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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