ガガ×アリアナがNo.1、ラジオ局注目のVaundyが2位、ベテラン/新世代の注目曲が続々急伸【エアモニ】

2020年6月3日 17:41

2020年6月3日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2020年5月25日〜2020年5月31日プランテック調べ）では、レディー・ガガ「レイン・オン・ミー（with アリアナ・グランデ）」が1位を獲得した。

新型コロナウイルスの影響を鑑みて、当初4月予定の発売が延期されていたアルバム「クロマティカ」。ついに5月29日にリリースとなり、アルバムからアリアナ・グランデとのコラボ曲が先週70位から急上昇した。1stシングル「ステューピッド・ラヴ」も今週35位にチャートインしている。

自身のアルバムリリースを延期し、著名アーティスト達を募って日本時間4月19日に全世界配信した特番「One World: Together at Home（世界は一つ：家で一緒になろう）」では、世界的影響力とエンターテインメントの持つ力を見せつけたガガ。そのサウンドはFMフレンドリーなダンスポップではあるものの、彼女自身が持つ求心力は広い音楽ファンに及ぶ。それはAMラジオでも広くオンエアされていることでも裏付けられるだろう。パワープレイ選出はないながら、全国範囲でのオンエアにより2位以下と大きく突き放しての圧勝となった。

2位はVaundy「東京フラッシュ」が先週7位から浮上しTOP3入りを果たした。5月27日リリースの1stアルバム「strobo」からはこの他、「life hack」（16位→17位）、「灯火」（33位→22位）、「Bye by me」（165位→95位）が同時チャートイン。全て異なるステーションでパワープレイに選出されての大量オンエアとなる。先日も触れたとおり、各局が異なる曲を推していることから同アルバムの充実度が窺える。どれか一曲にオンエアが集中していれば今週1位となった。今後の動向にも注目だ。

3位はヨルシカ「花に亡霊」が先週2位からのダウン。複数局でのパワープレイ選出による大量オンエアを確保してのTOP3キープだ。6月5日の劇場公開を延期し、6月18日よりNetflixで全世界配信が始まるアニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』の主題歌だが、リクエストも毎週集まることから楽曲自体への人気も安定している。映画配信後の反応にも期待したい。

ゆず、平井大、セカオワ、eill、三浦透子、SIRUP…注目の新曲が続々急伸

レディー・ガガしかり、今週は注目の新曲が続々オンエアを伸ばした。ビッグネームでは、GENERATIONS from EXILE TRIBE「You & I」（41位→10位）、カーリー・レイ・ジェプセン「ディス・ラヴ・イズント・クレイジー」（－位→10位）、平井大「Life goes on」（63位→12位）、SEKAI NO OWARI「umbrella」（－位→13位）、SHISHAMO「妄想サマー」（－位→21位）、宇多田ヒカル「誰にも言わない」（－位→23位）、Mrs.GREEN APPLE「アボイドノート」（－位→24位）など。

また、新世代勢の急伸も目立った。EXIDやNEWSへの楽曲提供やSKY-HI、m-floなどの客演でも注目のeillによる「FAKE LOVE/」（17位→8位）。女優出身ながら新海誠監督の「天気の子」でボーカリストとして抜擢された三浦透子の「おちつけ」（104位→14位）。既にホンダ・ヴェゼルCMソング等でもお馴染みのSIRUPによる「HOPELESS ROMANTIC」（181位→17位）。今週はゲスト出演も多数見られた安田レイの「through the dark」（－位→25位）など。新譜リリースが元に戻りつつあり、チャートも再び活気づき始めている。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2020年5月25日〜2020年5月31日）

1位「レイン・オン・ミー（with アリアナ・グランデ）」レディー・ガガ
2位「東京フラッシュ」Vaundy
3位「花に亡霊」ヨルシカ
4位「イフ・ユーア・トゥー・シャイ（レット・ミー・ノウ）」The 1975
5位「Unchain」Maica_n
6位「そのときには」ゆず
7位「優しさ」藤井風
8位「FAKE LOVE/」eill
9位「Time」宇多田ヒカル
10位「You & I」GENERATIONS from EXILE TRIBE
10位「ディス・ラヴ・イズント・クレイジー」カーリー・レイ・ジェプセン