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ReoNa、全国ツアー開幕!ツアー初日にアルバム収録曲に加え、傘村トータ「敗走」をライブ初披露

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2025年10月8日(水)にフルアルバム『HEART(ヨミ:ハート)』をリリースしたReoNa。その最新アルバム『HEART』を携えた全国ツアー『ReoNa ONE-MAN Concert Tour 2025 “HEART”』が2025年11月21日(金)に、埼玉・戸田市文化会館にてスタート。オフィシャルレポートが到着した。

「unknown」「HUMAN」と紡がれてきたReoNaの“お歌”の物語はデビュー7周年を迎え、「心」を描くターンに入った。会場に入るとステージは黒い緞帳に覆われて見ることができない。エド・シーランが流れる中あっという間に会場は満席。静かな期待が高まる中で音楽が止み、静かに会場は暗転していく。

いつものReoNaのライブだと、バンドメンバーが登場し、その後にReoNaがステージに現れるという形が多かったのだが、今回は幕の向こうがどうなっているかわからない。何が起こるのだろう?そう思っているとバンドメンバーがメロディを奏で出し、黒い緞帳が静かに引き上げられると、その中心には既にReoNaがいた。

放射状に設置されたLEDライトがReoNaに向けて伸びている。その間にお馴染みのバンドメンバーたちの姿。さあ、心を巡り、心を探すお歌の時間が始まろうとしている。

アルバム『HEART』では、様々な絶望と様々な心の形が多種多様なジャンルの音楽で表現されている。その収録曲たちもたっぷりと歌われたこのライブの初日では、バンマス荒幡亮平から、急に誕生日の祝いの言葉と、今年の抱負を求められ

「心身ともに健康に…あとは…ツアーのファイナルまでに考えておきます」

と語ったReoNa。12月27日の名古屋ファイナルでの答え合わせという楽しみも増えた中、ライブは進んでいく。

今回のコンセプトの一つとして、ReoNaに関わるクリエイター、ReoNaに関わる人たちそれぞれの“Heart”というものがある。ReoNaに対する思い、ReoNaを通じて届けたい思いや考えなどが心と心という形でつながり、表現されているというものだ。その中でもツアーの中で顕著に表現されているのが、クリエイター、傘村トータとの“Heart”だ。

傘村トータの“Heart”を届けるためにReoNaが選んだのは、傘村トータが2019年に発表したボカロ楽曲「敗走」。

「死んでしまいたいと思うくらいなら、いっそ逃げたっていいと思うんです」そう語ってから歌われたこの一曲では、「何度だって敗走して 敗走して 逃げてもいいよね」と歌われる。そんな言葉とメロディーをReoNaがステージで表現する。傘村トータの思いをすくい取るように、その“Heart”を届けるように、ライブで初披露された。

その流れで続けて歌われた「芥」。傘村トータは「芥」の制作にあたり、「君は一人じゃない、と歌われても、本当に孤独を感じている人間には届かないことがある、だから、そういう人のために『一人でも大丈夫だよ』という曲を作った」と語っていた。

情感たっぷりに全ての思いを『HEART』の言葉に込めて歌うReoNaは、確実に“アーティスト”として成長している。

アンコールのないReoNaのライブだが、今回のツアーではこれまでないくらい、喜びも、悲しみも、さまざまな感情がReoNaのパフォーマンスに内包され、凝縮されているように感じる。あらゆる“心”という言葉に集まったアーティスト、クリエイター、ReoNaに関わる人々スタッフ、そして観客たち。このツアーが終わるときにはReoNaの『HEART』の器にはどんな色の思いが詰まっているのだろうか?
全国6都市を巡る旅は、始まったばかりだ。

オフィシャルレポート=加東岳史

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「Musicman大学」は世界の音楽業界の最新トピックスを解説。講師は『音楽が未来を連れてくる』の著者、Musicman編集長・榎本幹朗。「Talk&Songs」は月間500組ものアーティストニュースを担当するKentaが選ぶ、今聴くべき楽曲と業界人必聴のバズった曲を解説。

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