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テレサ・テン 日本初の歌碑が会津宮下駅前に完成、12月にはNHKで特番放送

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テレサ・テン

アジアの歌姫として人気を誇った故テレサ・テンと福島県三島町のつながりを伝える「ふるさとはどこですか」の歌碑が、絶景の秘境ローカル線として評判の只見線(福島県会津若松駅⇔新潟県小出駅)会津宮下駅前に設置され、去る11月8日に現地で歌碑建立除幕式が行われた。

テレサ・テン(鄧麗君)の数ある代表曲のひとつ、「ふるさとはどこですか」(作詞:中山大三郎 作曲:うすいよしのり 編曲:竜崎孝路)は 1977年2月1日発売の日本における8 枚目のシングルとしてポリドールレコード(現ユニバーサル ミュージック)から発売された。ちなみに中国語のタイトルは「小村之戀」である。

1977年、春の残雪が美しい 3月にアジアの歌姫テレサ・テンが「ふるさとはどこですか」のレコード・キャンペーンで三島町を訪れた。町民の温かいおもてなしと美しい自然に感動したテレサ・テンは当時三島町が全国に募集していた「ふるさと運動」の特別町民となりその後も交流を深め、三島町を「日本のふるさと」として親しんでいた。

1995年にテレサ・テンが急逝した後もテレサ・テンの祖国台湾や日本全国から多くのファンが「日本のゆかりの地」である会津宮下を訪れていた。

ふるさと運動 50 周年、テレサ・テン没後 30年を目前に控えた今年2024年11月8日、テレサ・テンと会津宮下町の絆を後世に残し「ファンの心の拠り所、心のふるさと」として訪れるよう建設費の一部にクラウドファンディングを利用し歌碑建立の運びとなった。歌碑には「ふるさとはどこですか」の歌詞が刻まれており、隣にはセンサーで人を感知して曲が流れる音響設備も置かれている。

除幕式には矢澤源成町長をはじめ台湾から財団法人鄧麗君(テレサ・テン)文教基金会 董事長 鄧 長富(テレサの実兄)が来日し主賓として参加。日本デビューを手がけ日本の父と呼ばれ慕われた財団法人鄧麗君(テレサ・テン)文教基金会名誉顧問舟木稔(元トーラスレコード)、音楽関係者、地域団体関係者、会津宮下駅駅長らが出席。はるばる遠く台湾や中国から来たファンや日本各地から駆け付けた大勢のファンが見守る中、序幕セレモニーを行った。

最後は「ふるさとはどこですか」を全員で合唱し式は無事終了。午後には歌碑完成記念イベント テレサ・テン歌唱大会(ファンミーティング)が三島町民センター大ホールで開催された。上海、仙台、東京のファンクラブの皆さんが参加し大賑わいであった。

さらに 12月14日にはNHK BSでテレサ・テンを特集したテレビ番組の放送予定がある。“伝説のコンサート テレサ・テン in NHK ホール”は 1985年12月15日に NHK ホールで行なわれたコンサートを、これまで商品化されていなかった楽曲部分の映像素材を、公演当時の歌唱リストに沿って新たに再編集した映像に、4K画質相当のリマスターをほどこして制作。ほとんどの視聴者にとっては、初めて目にすることになる“完全版”として放送される。

そして“名盤ドキュメント「テレサ・テン 生誕70年ベストアルバム」”は、代表曲の数々の録音原盤を徹底解剖、名曲誕生の軌跡を追う、という内容で、財団法人鄧麗君(テレサ・テン)文教基金会名誉顧問舟木稔の貴重な最新インタビューで当時のテレサのエピソードなども披露される。

また 5月に生誕 70 周年&日本デビュー50 周年記念として、誰もが知る選りすぐりの選曲とともに、ほぼ全曲を最新ミックスしたベスト・アルバムがリリースされている。新たにマスターテープ倉庫から見つかった、奇跡の未発表曲テープからの2 曲も収録され、2024年デジタルマスタリングで 1 曲 1 曲がより一層の輝きを放ち、偉大な歌姫の歌声が現代に蘇る生誕70周年&日本デビュー50周年にふさわしいアルバムである。

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