布袋寅泰、映画『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』完成披露プレミア上映会に登壇「明日も頑張ろうと思える作品だと思います」

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©2022︎「Still Dreamin'」製作委員会

布袋寅泰アーティスト活動40周年を記念した映画プロジェクトで2022年2月4日から2週間限定で公開する『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』。公開より先駆けて2月1日に舞台挨拶付き完成披露上映会を開催した。

イベントには布袋寅泰、石田雄介監督の登壇、MCにクリス・ペプラーを迎え本作の見どころ、楽曲の制作秘話、そして2月1日に発売したニューアルバム「Still Dreamin’」への想いを語った。

布袋は登壇早々、「この映画は本当に特別な思いが詰まっているので、特別な夜をみなさんと楽しく過ごせたらと思います」と本作が完成した喜びを言葉にした。

イベント当日の2月1日は布袋寅泰の60歳の誕生日ということもあり、MCのクリス・ペプラーより花束が贈られ、布袋は「まさか自分が60歳までやってこられるとは思ってもみなかったし、こうしてファンのみなさんと過ごせるとは思っていませんでした」と観客に対して感謝を述べた。

また、石田監督は「作品を楽しみにされていた皆さんに今日お届けすることができ、布袋さんと一緒に舞台に立てていることを嬉しく思います」と、本作が完成した想いを伝えた。

その後、トークコーナーに移り、作品の制作秘話を紐解きます。制作の経緯を振り返り、布袋は「昨年で40周年を迎えるということで、2年前にこの映画の話を頂きました。初めは、自分のこれまでの活動に、果たして誰かに伝えられるような歴史があるのかということや、少し気恥ずかしさもあったりして、あまり前向きではなかったのですが、石田監督が本当に僕のヒストリーに真摯に向き合ってくれたので、完成した作品は心から皆さんに観てほしいと思える満足のいく作品になったと思います」と本作への強い自信を覗かせた。

以前から布袋の大ファンだったという石田は、「本当に僕はBOØWYの時からのファンで、小学生の頃から布袋さんの音楽を聴いて育ってきましたので、この企画を頂いた時はとてもワクワクしました。しかし布袋さんの音楽を聴いてきたからこそ2時間で収めるのは難しいとも思いましたね」と制作当初の心境を振り返る。

「Still Dreamin’」=“今も夢を見続けている”という映画タイトルについて布袋は、「BOØWY時代に発表した代表曲で『Dreamin』という曲があり、あの頃は若さというエネルギーや、俺たちは何にも染まらない、どんな歯車にもならないで自分らしくいよう、というメッセージがあったのですが、音楽活動を続けていく中で色々なことを受け入れ、理解し、“夢”という言葉が自分の中でも変わっていきました。振り返ると、ずっと“夢”の話をしてきたなと思います。今日(2月1日)60歳になりましたが、50代でロンドンに移住して、結局ずっと夢を追い続けてるんですよね」と語った。

また、映画の為に書き下ろされた主題歌「Still Dreamin’」について、「コロナ禍が続き、人々の心が疲れてネガティブなことが連鎖してきた中、東京パラリンピックに参加させてもらった時に、皆さんがまっすぐに夢を追いかけている姿が素敵だと改めて感じました。開会式のクルーたちが諦めずに夢を追いかけるその姿を目の前で見たとき、『君は今も夢を追いかけているか?』というフレーズをビートに乗せ、曲を作りたいと思いました」と、楽曲の生まれたきっかけについて語る。

そして、同日発売となったアルバム「Still Dreamin’」にも触れ、「コロナ禍ということもあり、いろいろなストレスを抱えている中だからこそ一歩前に進める、そんな曲を作りたかった。音楽は人生のサウンドトラックだと思うし、いつまでも夢を見てもいいんだよ、って伝えたかったんです。昨年のライブでは客席を減らし規制のある中、全国ツアーを開催することが出来た。今年はずっと夢だったワールドツアーへ向けての挑戦をスタートしたいですね」と夢について想いを口にした。

イベントの最後には、石田監督が「布袋さんのこれまでの歴史、そして音楽を映画館で感じてもらえたら嬉しいです」と笑顔で語り、布袋は「とにかく明日も頑張ろうと思える作品だと思いますし、そう感じてもらえたら嬉しいです。本当に今日は来てくれてありがとう。Thank you!」と、笑顔で締め括った。

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