平沢進、アルバム「SIREN」「救済の技法」をボーナス・トラックを含むカラーヴァイナルLP2枚組でアナログ化

7月に6年ぶりのニュー・アルバム「BEACON」を発表し、「フジロック」の出演も話題の平沢進。日本コロムビア内のTESLAKITEレーベルから発表したアルバム「SIREN（セイレーン）」（1996年）と「救済の技法」（1998年）が、それぞれボーナス・トラックを含むカラーヴァイナルLP2枚組として11月27日に発売する。

「Sim City」（1995）に続く「BANGKOK録音三部作」の二作目にあたる「SIREN」は、タイの人魚（マーメイド/セイレーン）伝説をモチーフに、神としてのアンドロギュノス的存在など、神話的世界を描いた似非（シミュレイテッド）ワールド・ミュージックの傑作。Side Dには当時アルバムと同時発売されたシングル「サイレン」のカップリング曲とInteractive Live Show 1996 から「LOTUS」「LOVE SONG」を収録する。

また、20世紀の平沢進ソロ最高傑作との呼び声も高い「BANGKOK録音三部作」の最終作「救済の技法」は、ニューラル・ネットワークにより統合された“全き人々”の世界の崩壊と“庭師KING”による救済を描いたインタラクティヴィ・ライヴを前提として組み立てられたコンセプト・アルバム。Side DにはTVアニメ「ベルセルク」の主題歌シングルから各ヴァージョンを収録する。