聖飢魔IIとHM/HR専門誌『BURRN!』、“35年間の因縁”に終止符 広瀬和生編集長の直訴をへて、表紙に登場&大特集掲載へ

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12月19日(土)、聖飢魔IIが「ヴィデオ黒ミサ&生トークツアー『特別給付悪魔』」広島公演を開催した。

ヴィデオ黒ミサ&生トークツアー『特別給付悪魔』は、聖飢魔IIが地球デビュー(メジャーデビュー)35周年を迎え、5年振りの期間限定再集結をして開催中のツアー。10月11日からの福岡サンパレスホールを皮切りに、全国15ヶ所で合計30公演を行っている。

広島公演では、そんな聖飢魔IIとヘヴィメタル/ハードロック専門誌『BURRN!』のある因縁に終止符が打たれることとなった。聖飢魔IIは、魔暦前14(1985)年のデビューアルバム(大教典)リリース当時、ヘヴィメタル/ハードロック専門誌『BURRN!』のレコードレビューで、当時の編集長に『0点』を付けられることに。信者(ファン)の間で「聖飢魔II 0点事件」と呼ばれるこの事件ののち、魔暦前13(1986)年の小教典(シングル)「蠟人形の館」が日本のヘヴィメタル史上初の30万枚のセールスを記録。また、魔暦前10(1989)年リリースの大教典『WORST』では、オリコンアルバムチャート1位を獲得。その後も現在まで活躍し続けているが、いまだに『BURRN!』の取材を受けたことがないという。

そんな中、12月12日の川崎公演では、信者からの「0点事件」に関する質問に応える一幕が。そして、同公演での聖飢魔II構成員(メンバー)のやり取りをSNSで知った現『BURRN!』広瀬和生編集長が、聖飢魔IIの悪魔寺(マネジメントオフィス)に『BURRN!』の取材を直訴するため、参拝券(チケット)を買い、19日の広島黒ミサに入場していたのだ。

広島公演の本番中、聖飢魔IIの侍従(マネージャー)よりその情報を聞いた構成員は、トーク中で、「編集長!いるのなら起立して前に来るように!」と発言。起立した広瀬編集長は、ニュース等で話題となった聖飢魔IIのフェイスシールドを付け、ステージ上に呼び出されることに。

広瀬編集長はマイクを握り、「こんにちは、BURRN! 編集長の広瀬です。聖飢魔IIの構成員の皆さま! 信者の皆さま!地球デビュー35周年おめでとうございます。35年前に先代の編集長が聖飢魔IIのデビュー大教典に0点を付けるという無礼な事をしまして本当に申し訳ございませんでした。私は、35年もの間ずっとメジャーでこのシーンを牽引して来られたことは本当に素晴らしい偉業だと、心の底から思っています。雑誌の黒歴史を無くす為にも、直接私の取材を受けて頂き、BURRN!誌面で改めて聖飢魔Ⅱがいかに素晴らしいバンドかという事を読者にアピールしたいと思って参りました。どうか宜しくお願いいたします」とマイクアピール。「聖飢魔IIが35年の時を経てBURRN!に初登場ということが実現すれば、結構な一大事だが、それなりの覚悟は持って来たのかな?」と問いかけられると、広瀬編集長は、「はい!是非とも聖飢魔IIにBURRN!の表紙を飾って頂き、聖飢魔IIの大特集をさせていただきたいと思っております!」と応じた。

「広瀬編集長の心意気は分かった!信者諸君どうかね?」と客席に尋ねると、信者からは大きな拍手が。そして、「この後は侍従と打合せをしてくれたまえ!」と広瀬編集長は送り出された。果たして、聖飢魔IIは初めて登場する『BURRN!』で何を語るのか?

「ヴィデオ黒ミサ&生トークツアー『特別給付悪魔』」は、12月27日の長野・ホクト文化ホール 大ホール公演を残している。

 

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