及川浩治と外山啓介、オンライン・コンサートを開催　2台ピアノによる「第九」を披露

12月26日（土）に、及川浩治と外山啓介によるオンライン・コンサートが開催されることが決定した。

オンラインという形だが、今回ファン待望の初共演が実現。今年は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、クラシック界全体もなかなか正常化の見通しが立たない状況が続く中、何とか演奏を届けたいという思いで開催するに至った。

プログラムは年末にふさわしく、ベートーヴェン交響曲第9番（第3楽章・第4楽章）のピアノ版が演奏される。「第九」ピアノ版は、ベートーヴェンの孫弟子にあたるリストによる編曲。リストの編曲は、単に家庭やサロンなどで、曲の雰囲気を味わうオーケストラの代用品としてではなく、コンサートで演奏できるように作られている。今回、“2台ピアノ版”になることによって、耳慣れた「第九」も新鮮に聞こえることだろう。

また、1曲目にはチャイコフスキーの「花のワルツ」も演奏される予定。冬の季節にぴったりな名曲も、2台ピアノ版でどう届けられるのか期待したい。