INI新作オンエア純増で1位、10-FEETが今週最注目3位、X’masの新曲不漁で往年曲が早くも上位入り【エアモニ】

チャート プランテック

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2022年12月21日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2022年12月12日~12月17日プランテック調べ)では、INI「SPECTRA」が1位を獲得した。

オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」発のグローバルボーイズグループが、12月14日にリリースした1stアルバム「Awakening」よりリード曲となる同曲。ミュージックビデオの先行公開から更に先がけ、11月28日にラジオ解禁されるとFMを中心にオンエアを開始。ミュージックビデオ公開日の12月1日からはAMも含め全国へとオンエア範囲が広がり、同週11/28~12/4チャートで18位に初登場すると、アルバムリリースに向けオンエア数も純増していき前週13位へ。そしてリリースを迎えた今週、首位へと上り詰めた。

パワープレイ選出局であるbayfm、FM FUJI、FM-NIIGATAをはじめ、interfm、e-radio、FM FUKUOKA、Love FM等での帯番組・コーナー枠での定期オンエアを積み上げたかっこうだが、調査対象局の74.2%となる広い範囲でのオンエア獲得や、解禁当初より安定したリクエスト数を集めている点は人気の裏づけとなるだろう。同アルバムからはさらに、ネット番組でオンエアを主とした他5曲が同時チャートインしているが、今後はより一般リスナーへも訴求すべく、多様な番組でのオンエア獲得に期待したい。

2位は甲田まひる「Snowdome」が前週1位からダウンした。多数局で12月度の月間パワープレイに選出されていることから今週も大量オンエアを獲得した同曲。直近3週で見られなかったJ-WAVE、Kiss FMでのオンエアを再び獲得するなど、僅かながらオンエア範囲を広げているが、今後さらなる波及と、そしてリスナーへの浸透度を上げられるか=リクエストを集められるかがポイントだろう。大量オンエアが続く12月いっぱい、その動向に注目だ。

3位は10-FEET「第ゼロ感」が前週10位から上昇した。11月9日の先行配信以降、今週でチャートイン6週目となる同曲。前週、エンディング主題歌を担う映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公開に合わせてTOP10に返り咲き、そしてニューアルバム「コリンズ」のリリースを迎えた今週、期待通り更なるオンエア伸長をみせTOP3入りを果たした。

オンエア数こそ上位2曲に及ばなかったものの、オンエア獲得ステーション数は今週最多で、全国の93.5%のステーションでのオンエア獲得、そしてFMでは全局でオンエアされるなど今週最も広く注目されたことは特筆すべきだろう。前週に続き新曲で最多となるリクエスト数を集めたことも高い注目度を表している。広い範囲での長期的オンエアが奏功し、セールスにもしっかり反映された様子。根強い人気ぶりが窺えるさすがの結果となった。

今年は新クリスマスソングが不漁!? 早くも往年の名曲が勢揃い

クリスマス本番を翌週に控えた今週、早くも関連ソングが上位に顔を揃え、気分を盛り上げるチャートとなった。既にTOP10入りしている山下 達郎「クリスマス・イブ」(29位→6位)、マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(35位→10位)に続いて、竹内 まりや「すてきなホリデイ」(59位→14位)、ワム!「ラスト・クリスマス」(90位→15位)も射程圏内だ。

桑田 佳祐「白い恋人達」(32位→22位)やback number「クリスマスソング」(33位→31位)は例年に比べスロースタートながら、上位入り常連なので更にオンエア伸長は必至だろう。稲垣 潤一「クリスマスキャロルの頃には」(99位→64位)、B’z「いつかのメリークリスマス」(99位→74位)もしかりだ。

洋楽ではダニー・ハサウェイ「ディス・クリスマス」(99位→21位)、クリス・レア「ドライビング・フォー・クリスマス」(49位→52位)といった、この時期ラジオで良く聴かれる名曲が上位入り。一方で、より一般的な存在であろうポール・マッカートニー/ウイングス「ワンダフル・クリスマスタイム」(143位→56位)、ジョン・レノン「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」(20位→80位)、バンド・エイド「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」(180位→97位)などは控えめなところに位置している。この辺もオンエアは伸びることだろう。

今年は唯一、アリシア・キーズ「ディセンバー・バック・2・ジューン」(18位→17位)が善戦しているものの、新しいクリスマスソングが目立たない分、往年の名曲群が早くからオンエアを伸ばしている印象だ。次週はより鮮明なクリスマスカラーになるであろうラジオ。師走の忙しさに塗れ、幼少期に感じたワクワク感が薄れつつある方には是非“ながら聴き”をお勧めしたい。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2022年12月12日~2022年12月18日)

1位「SPECTRA」INI
2位「Snowdome」甲田まひる
3位「第ゼロ感」10-FEET
4位「First Love」宇多田 ヒカル
5位「ハンソン・ゴースト」ラスト・ダイナソーズ
6位「クリスマス・イブ」山下 達郎
7位「Deep down」Aimer(エメ)
8位「想花」Kis-My-Ft2
8位「Mirage Op.4(feat.長澤まさみ)」Mirage Collective
10位「Subtitle」Official髭男dism
10位「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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