羊文学がV2、セカオワ「恋あた」曲で2位、新旧クリスマスソングが席巻：マライア洋楽ワンツーを独占【エアモニ】

2020年12月23日 18:19

2020年12月23日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2020年12月14日～2020年12月20日プランテック調べ）では、羊文学「あいまいでいいよ」が2週連続1位を獲得した。

12月9日リリースのメジャー1stアルバム「POWERS」からの同曲。多数ステーションでのパワープレイ選出により依然、大量オンエアをキープしているかっこうだが、これをトリガーにリクエスト数が週を追うごとに増加するなど、楽曲が確実に訴求していることが見て取れる。多数番組への積極的なコメント出演も奏功しての結果だろう。

なお、今週130位には塩塚モエカ（Vo＆Gt）をフィーチャーした蓮沼執太フィルによるクリスマスソング「HOLIDAY feat. 塩塚モエカ」が130位に位置している。来年さらに羊文学の名前を耳にすることになるであろう、要注目のアーティストだ。

2位はSEKAI NO OWARI「silent」が先週14位から上昇した。12月16日リリースのニューシングルであり、人気ドラマ「この恋あたためますか」主題歌。クリスマスソングであることからドラマの物語ともリンクしシナジー効果を創出。リクエストも多数集まっている。FM/AMともに全国範囲でのオンエア獲得はさすがで、リリース週を迎えシングルC/W曲の「カレイドスコープ」「コードレスベイビー」も同着141位にチャートインする注目度となった。

3位は瑛人「僕はバカ」が先週のポジションをキープした。引き続きメディア出演時に披露している「香水」も先週175位から41位へ大きく再浮上するなか、オンエアした局が先週から7割増しとなるなど、1月1日リリースの1stアルバム「すっからかん」からリード曲となる同曲にも注目が集まり始めている。今後、AM局でのオンエア獲得が一つの課題だが、ストリーミングサービスの風雲児による1stアルバムにどのような反響があるのか注目したい。

新旧クリスマスソングがチャート彩る。洋楽はマライアがワンツーフィニッシュ

クリスマスウィークを目前に控えた今週、新旧X’masソングがチャートを鮮やかに彩り、TOP200圏内のおよそ1/4を、洋楽チャートにおいてはTOP10中8曲をクリスマスソングが占めた。

お馴染みの山下達郎「クリスマス・イブ」（6位）、マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」（8位）、ワム！「ラスト・クリスマス」（10位）といった定番曲が上位を陣取るなか、加えて新曲「Oh サンタ！feat.アリアナ・グランデ＆ジェニファー・ハドソン」を7位に送り込んだマライアは、洋楽チャートではワンツーフィニッシュ。“クリスマスの女王”の称号に相応しい快挙を成した。

また、11位以降でも竹内まりや「すてきなホリデイ」（13位）、クリス・レア「ドライビング・フォー・クリスマス」（18位）、ポール・マッカートニー/ウイングス「ワンダフル・クリスマスタイム」（25位）、ジャクソン・ファイブ「ママがサンタにキッスした」（27位）、B’z「いつかのメリークリスマス」（29位）、稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」（29位）、松任谷由実「恋人がサンタクロース」（35位）と、全て初回リリースから20年以上経つ曲が並ぶなか、2015年リリースのback number「クリスマスソング」（11位）には「クリスマス・イブ」と同数の今週最多リクエストが集まった。この時期になるとテレビ等で“生の演奏シーン”で聴く機会が多くなることも人気の一因かもしれない。

明日に控えた聖なる夜、コロナ禍の今年は尚いっそうラジオをお供に静かに過ごすのも良いだろう。彩とりどりのクリスマスソング/企画を用意して各局・番組がクリスマスムードを盛り上げてくれるはずだ。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2020年12月14日～2020年12月20日）

1位「あいまいでいいよ」羊文学
2位「silent」SEKAI NO OWARI
3位「僕はバカ」瑛人
4位「Dynamite」BTS
5位「炎」LiSA
6位「クリスマス・イブ」山下達郎
7位「Oh サンタ！feat.アリアナ・グランデ＆ジェニファー・ハドソン」マライア・キャリー
8位「Step and a step」NiziU
8位「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー
10位「ラスト・クリスマス」ワム！