コバルト、新興LAAミュージックと戦略的提携
世界有数の独立系音楽出版社であるコバルト・ミュージック・グループは5月12日、LAAミュージックとの戦略的提携を結んだと発表した。LAAミュージックは、スポーツエージェントのザック・ヒラー氏と音楽業界のベテランであるジャスティン・ゴールドマン氏が昨年立ち上げた独立系音楽出版社。
今回の契約により、LAAミュージックは、コバルトのグローバルな出版管理プラットフォームを利用できるようになる。LAAミュージックのアーティストおよび作詞・作曲家は、2025年初頭の設立以来、各デジタル音楽配信事業者(DSP)で累計40億回以上のストリーミング再生回数を記録。10件以上のゴールドおよびプラチナ認定を獲得している。
LAAミュージックは、TikTokやその他プラットフォームで話題沸騰中のアーティストやソングライターと契約を結ぶことで、短期間で大きな成功を収めている。同社が最初に契約したアーティストの一人であるRambbo Beatsは、TikTokバイラルチャートで2位を記録したシングルを持ち、現在も米国で1日当たり15万回以上の再生数を維持している。Rambboは所属アーティストであるだけでなく、A&RスカウトとしてLAAミュージックのチームに加わる予定だ。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
LAAミュージックが最初期に契約したRambbo Beatzは、TikTokのバイラルチャート2位に入った楽曲を持ち、米国で1日15万回超の再生を今も続けている。注目したいのは、そのRambbo Beatz自身が今回から、次の才能を見つける側、つまりスカウトとしてもチームに加わる点だ。バイラルを起こせるアーティストが、次のアーティストを発掘する。「ヒットを生んだ人が、次のヒットを生む人を選ぶ」という新しい循環が、ここに表れている。設立からわずか1年で累計40億回再生超、ゴールド・プラチナ認定10件超という勢いを支えているのも、TikTokから生まれた波をいち早く感じ取り、コバルトの世界規模の管理ネットワークへ素早くつないでいく仕組みだ。音楽の見つかり方も、育ち方も、これまでとは少し違うリズムで動き始めている。ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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