2025年のライブ・エンタメ市場は過去最高の動員数・市場規模を更新〜ACPC発表
コンサートプロモーターズ協会(ACPC)は、2025年1月~12月分のライブ・エンタテインメント市場について調査データを発表した(ACPC会員社が調査対象のため、日本全体のライブ市場データとは異なる)。
ACPCは、1989年より「基礎調査」として全国の正会員社を対象にライブ・エンタテインメント市場の調査を重ねている。コンサートプロモーターの事業活動およびライブ市場の動向をデータ化した国内唯一の資料として知られている。
2025年ACPC基礎調査 概要
- 調査対象期間 2025年1月1日~12月31日 会員社数 90社(前年からの増減14増)
- 総公演数 33,769本(前年からの増減-482本/前年比98.6%)
- 総動員数 59,993,914人(前年からの増減+604,130人/前年比101.0%)
- 総売上高 6,443億3,804万円(前年からの増減+321億7,161万円/前年比105.3%)
※ACPC会員社が調査対象のため、日本全体のライブ市場データとは異なる
※2025年上半期より、正会員社に加えて一部の賛助会員社を調査対象としている
2025年の市場概況
総公演数が概ね横ばいで推移する一方、総動員数および市場規模は過去最高を更新した。全国各地でホール会場の老朽化に伴う閉館・休館が続いたことでホールの公演数が減少し、市場に影響を与えている。2025年におけるチケットの平均単価(総売上額÷総動員数)は10,740円(前年比104.2%)となった。
エリア別の動向
北海道、東北、関東、北陸信越、中国四国の5エリアで、前年より動員数が増加した。関東エリアでは2020年以降に新設されたアリーナ7会場で758公演が開催されたことなどもあり、動員数は193万人増加した。2025年2月24日にはあなぶきアリーナ香川、10月12日にTOYOTA ARENA TOKYOが開業した影響も見込まれる。
会場規模別の動向
スタジアム・アリーナの公演数・動員数は前年と同水準の活況が続いており、ライブハウスの動員数も前年比113.0%と増加傾向にある。一方ホールは公演数が前年より484本減少し、動員数も109万人減少した。ホール会場の寿命が40〜50年と言われるなか、全国的な老朽化に伴う閉館・休館の影響が表れている。
- スタジアム:公演数313(前年比96.6%) 動員数1,146万人(前年比98.3%)
- アリーナ:公演数2,729(前年比101.9%) 動員数2,178万人(前年比99.5%)
- ホール:公演数13,498(前年比96.5%) 動員数1,512万人(前年比93.3%)
- ライブハウス:公演数15,964(前年比100.6%) 動員数764万人(前年比113.0%)
海外アーティスト公演の動向
2025年は海外アーティストによるアリーナ公演が大きく増えており、前年比124.4%の464公演が開催された。K-Popアーティストの大規模公演が多数開催され、K-Popの市場規模は全体の13.7%(883億円)となった。
2025年の海外アーティスト公演 ※複数アーティスト出演イベント含む
公演数:1,854(全体の5.5%) 動員数:853万人(全体の14.2%) 市場規模:1,136億円(全体の17.6%)
K-Popアーティストによる公演 ※複数アーティスト出演イベント含む
公演数:787(全体の2.3%) 動員数:553万人(全体の9.2%) 市場規模:883億円(全体の13.7%) チケット平均単価:15,956円(前年より1,363円上昇。K-Pop以外の公演の平均単価は10,210円)
フェスティバルの動向
2025年にACPC会員社が関わって開催されたフェスティバルは475公演あった。フェスは年々増加傾向にあり、中小規模のフェスも全国各地で多数開催されている。
※複数日にわたって開催されるフェスティバルも1公演とカウントしている
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