伝説の音楽サービスTurntable.fmの後継「Hangout」、サービス開始 3大メジャーからライセンス取得
Turntable Labsは11月13日、「Turntable.fm」の後継に当たる、ソーシャル音楽プラットフォーム「Hangout」を立ち上げたと発表した。世界3大メジャーレコード会社、インディペンデントのデジタル音楽ライセンスパートナーであるMerlin(マーリン)とライセンス契約を結んでおり、1億曲以上の楽曲カタログにアクセス可能だ。
ユーザーは、パーソナライズされた仮想空間「ハングアウト」を作成し、招待した友人と交代でDJできる。このコンセプトは、ジュークボックスを囲んだり、友人とアルバムを聴いたりするような伝統的なソーシャル音楽体験から着想を得ているが、こうした交流を世界中のユーザーがアクセス可能なデジタル体験に変換するものだという。
カスタマイズ可能なアバター、バーチャル・ダンスフロア、チャット機能が利用できるほか、Spotifyなどのストリーミングサービスに接続し、プレイリストや「いいね!」した曲、保存した曲にアクセスも可能だ。
Turntable.fmは2011年に人気を博したが、Spotifyなど多様なサービスの登場で伸び悩み、収益化と米国外でのライセンス契約締結も難航して、2013年に閉鎖された。
今年8月には、Hangoutのローンチに向けて820万ドル(約11億9,680万円)を調達。2月にストリーミング詐欺の検出プラットフォームを手がけるBeatdappと提携した。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「以前、記事化した伝説の音楽サービスTurntble.fm復活の続報。3大メジャーと契約が終わり、β版が始まっているが人はまだ集まってない段階。Turntable.fmは2011年頃、Spotifyと並び人気だった中毒性の高いゲーム型の音楽サービス。サブスク型だと厳しいので次の時代に合わせて別の形でやるのがいいと私は見ている(というかアイデアがある)」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。
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