ヤマハ、国際女性デーに音楽教育に取り組む女性たちを紹介するコンテンツ開設

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ヤマハは、SDGsの達成に事業を通じて貢献していくという考え方のもと、UN Womenが主導する「Unstereotype Alliance」の趣旨に賛同し、2020年12月から日本支部に加盟している。その活動の一環として、3月8日の国際女性デーに、世界中で音楽教育活動に取り組む女性たちの声を紹介するインタビュー企画「Women Who Make Waves 2023」を同社ウェブサイト内に開設した。

これは、今年の国際女性デーのテーマ「ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー」および第67回国連女性の地位委員会(CSW-67)の優先テーマ「ジェンダー平等とすべての女性・少女のエンパワーメントを達成するためのイノベーションと技術的変化、デジタル時代の教育」に沿ったもの。女性教育者・アーティストたちの活躍や挑戦、その裏にあるさまざまな課題のほか、次の世代に向けたメッセージを紹介する。

同社グループがグローバルに展開するこのインタビュー記事では、約20の国や地域から34人の女性教育者・アーティストが登場し、それぞれの音楽や教育に対する思いや多様性に関する考え、次世代を担う女性や少女たちに向けたメッセージを伝えている。そのうちの一人であるサウジアラビア出身・ドイツ在住のピアニスト、教育者、そして医師としても活躍するナディア・ダンダシ氏は、ソーシャルメディアを活用した新しい形の音楽教育・普及活動にも取り組んでいる。

このような女性教育者やアーティストの多様な活動を後押しし、その活躍の場を増やしていくことで、インクルーシブな音楽業界と豊かで持続可能な音楽文化の発展に貢献するとともに、さまざまな背景を持つ女性たちが声を上げる機会を創出し、多様性の尊重に向けたメッセージを発信していくことで、音楽業界におけるジェンダーやアイデンティティにまつわるステレオタイプをなくすことを目指すとしている。

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