ヤマハ、ユーザーが自ら組み立て可能な新防音室ブランド「DIY.M」発表 簡易防音室&吸音パネルを来年1月発売

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ユーザー組立型簡易防音室「SBA05」

ヤマハは、ユーザー自身が組み立てられる新たな防音室ブランド「DIY.M」を発表。主にフルートやクラリネットのプレイヤーを対象とした防音室「SBA05」および、オプションの吸音パネル「OWP2A」を2023年1月に発売する。

同社は、1986年に家庭での楽器練習用として防音室の販売を開始した。1989年発売の「AVITECS」は「ヤマハ独自のパネル工法」かつ「ヤマハの認定施工店による施工」で提供するヤマハ防音室のブランドとして、改良を重ねつつ30年以上続くロングセラー。現在も、定型タイプの「AVITECS CEFINE NS」や、自由設計タイプの「AVITECS FREE」を多くの人が愛用しており、楽器演奏だけでなく映画鑑賞、テレワーク、聴力検査など“防音”を必要とするさまざまな場面で活躍している。

今回発売するDIY.MはAVITECSで培ったパネル工法の技術を基に、組立工程の簡略化と部材の軽量化を行い、ユーザーによる組み立てを実現した防音室。SBA05は、簡易的な防音室ながらも、フルートやクラリネットの演奏を小音量に抑える遮音性能をもつ。また、必要な性能に合った部材を採用しコストを見直すことで、従来の防音室に比べて購入しやすい価格を実現している。

さらに、好みで音響空間を調整できるように、別売りの吸音材OWP2Aも用意。軽量・コンパクト化を実現したSBA05は、ワンルームタイプの部屋や木造住宅の上階など、これまで防音室の設置が難しかった場所にも導入できる。

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