レコチョク・dヒッツ2019上半期、あいみょんがアーティストランキングで2冠

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レコチョクは7月9日、「レコチョク上半期サブスクランキング2019」「dヒッツ powered by レコチョク(以下、dヒッツ)上半期ランキング2019」を発表した(集計期間:2019年1月1日〜2019年6月30日)。

今回が初の発表となる「レコチョク上半期サブスクランキング2019」は、レコチョクが提供している定額制音楽配信サービス「RecMusic」(旧名称「レコチョク Best」)、NTTドコモが提供する「dミュージック月額 powered by レコチョク」、NTTぷららが提供する「ひかりTVミュージック」における再生回数を反映したもの。

「アーティストランキング」1位はあいみょん、「再生回数ランキング」1位もあいみょん「マリーゴールド」と、あいみょんが初のランキング首位を制覇した。「新人アーティストランキング」1位はまるりとりゅうが、「洋楽ランキング」1位はQUEEN「ボヘミアン・ラプソディ」が獲得した。

なお、RecMusicでは「アーティストランキング」「myヒッツランキング」を各20位まで公開、プレイリストで展開している。

「dヒッツ上半期ランキング2019」では、あいみょんが「アーティストランキング」「myヒッツランキング」の両部門を独占した。これは、dヒッツにおいて、今年上半期、あいみょんの楽曲が最も良く聴かれ、そして「マリーゴールド」が最も人気のある楽曲だったといえる。

 

「レコチョク上半期サブスクランキング2019」アーティストランキング

1位:あいみょん
2位:back number
3位:ONE OK ROCK
4位:Mr.Children
5位:乃木坂46

アーティスト毎に再生された楽曲総再生回数に基づいた「アーティストランキング」1位はあいみょん。「サブスク」で2019年上半期に最も聴かれたアーティストとして初の1位を獲得した。

2016年11月に「生きていたんだよな」でメジャーデビューしたあいみょんは、「君はロックを聴かない」を2017年8月にリリースした当時に初の「ラジオ・オンエア・チャート」1位を獲得。2018年年末の「紅白歌合戦」出演で認知度がさらに上昇、あいみょんを知った音楽ファンがサブスクサービスで過去の曲も聴取し、ランキングが上昇した。

4月公開の映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜』主題歌を担当した事でもファン層を広げたことが推測される。

「レコチョク上半期サブスクランキング2019」では、あいみょんが圧倒的な存在感を見せており、聴き放題で音楽を楽しむ幅広い世代から支持されていることを裏付ける結果となった。

 

「レコチョク上半期サブスクランキング2019」再生回数ランキング

1位:「マリーゴールド」あいみょん
2位:「今夜このまま」あいみょん
3位:「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」MISIA
4位:「U.S.A.」DA PUMP
5位:「君はロックを聴かない」あいみょん

「再生回数ランキング」1位に輝いたのは、あいみょん「マリーゴールド」。トップ10には「今夜このまま」「君はロックを聴かない」の3曲がランクインしている。

一気に注目されることになった「紅白歌合戦」歌唱曲「マリーゴールド」、2018年秋放映の日本テレビ系水曜ドラマ「獣になれない私たち」に起用された主題歌「今夜このまま」、2017年8月リリースのメジャー3rdシングル「君はロックを聴かない」といった過去曲も良く聴かれ、2019年上半期に再生された曲TOP5の半数以上をあいみょんが占める結果となった。

 

まるりとりゅうが

「新人アーティストランキング」では、まるりとりゅうがが1位を獲得した。

心を掴む歌声によるカヴァー動画が話題となり、SNSの歌姫として人気を誇るMaRuRiと音楽番組での歌唱などがSNSで話題となり、注目を集める現役慶應大学生シンガーソングライターRyuga。この2人からなるユニット「まるりとりゅうが」は、SNSフォロワー数が合計30万人を超え、同世代から絶大な支持を受けている。

抜群のハーモニーが人気で、2018年11月、デジタルシングル「気まぐれな時雨」でメジャーデビュー、2019年2月にはミニアルバム「はじめまして。」が人気を博した。

また、12の音楽ストリーミングサービスによる新しい音楽トレンドを生み出すプロジェクト「NOW PLAYING JAPAN」にて、新人アーティスト応援企画「STARTERS MATCH」エントリー8組の中で最も多くストリーミングされ、見事5月のイベントへの出場権を勝ち取ったことでも話題を呼んだ、「聴き放題」世代の新人。

定期的に開催しているインスタライブは同時視聴者数が3,000人にも達するなど、これまで類をみないインスタライブ発、SNS世代の注目アーティストだ。

受賞コメント
レコチョクサブスクランキング新人部門にて1位を獲得しました!ありがとうございます。本当にうれしいです。
僕たちがデビューした2019年上半期、皆さんがサブスクで音楽をたくさん聴いてくれたおかげで1位をとることができました。
ここまできたら年間でも1位をとりたいので、引き続き僕らの音楽をサブスクで聴いてくれたら嬉しいです。
これからもまるりとりゅうがの応援をどうぞ宜しくお願いします。
まるりとりゅうが

 

「レコチョク上半期サブスクランキング2019」洋楽ランキング

1位:「ボヘミアン・ラプソディ」QUEEN
2位:「I Was Born To Love You」QUEEN
3位:「I Want It That Way」Backstreet Boys
4位:「Shape of You」エド・シーラン
5位:「ウィ・ウィル・ロック・ユー」QUEEN

「洋楽ランキング」はQUEEN「ボヘミアン・ラプソディ」が1位を獲得した。この楽曲は1975年にリリースされたアルバム「オペラ座の夜」に収録、現在まで世界的に愛され続けているロック史上に輝く永遠の名曲だ。

2018年にQUEENのボーカリスト、フレディ・マーキュリーを主人公にした伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が公開されると、世界に続いて日本でも歴史的大ヒットを記録。その劇的な物語とドラマティックな音楽は、若い世代をも巻き込む一大ムーブメントとなり、映画のタイトルにもなった「ボヘミアン・ラプソディ」が2019年上半期のレコチョクサブスクランキングの洋楽ランキング1位を制した。また、TOP5のうち3曲がQUEENの楽曲となった。

 

dヒッツ上半期ランキング2019

 

「dヒッツ上半期ランキング2019」アーティストランキング

1位:あいみょん
2位:back number
3位:ONE OK ROCK
4位:サザンオールスターズ
5位:西野カナ

アーティスト毎に選曲された楽曲プレイリストの総再生回数に基づいた「アーティストランキング」1位は「あいみょん」が獲得した。「dヒッツ」で2019年上半期に最も聴かれたアーティストとして初の1位を獲得した。

あいみょんは1月度に初の月間アーティストランキング1位を獲得、2月から4月度は連続2位をキープ、5月度に再び首位に返り咲き、6月度迄2カ月連続1位。プレイリストでもあいみょんに関連するもの全てが非常に良く聴かれ、2019年上半期に一番聴かれたアーティストとなった。
 

「dヒッツ上半期ランキング2019」myヒッツランキング

1位:「マリーゴールド」あいみょん
2位:「ハッピーエンド」back number
3位:「クリスマスソング」back number
4位:「パプリカ」Foorin
5位:「ハルノヒ」あいみょん

「myヒッツランキング」1位に輝いたのは、あいみょん「マリーゴールド」。「myヒッツ」とは、「dヒッツ」の人気機能で、自分の好きな楽曲を毎月10曲ずつ登録できる機能です。いつでも聴いていたい、自分のお気に入りの楽曲を選べることから、「myヒッツ」登録数のランキングは、音楽ファンが今一番聴きたい、人気楽曲のランキングといえる。

また、あいみょんの曲は4月公開の映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜』主題歌の「ハルノヒ」も4位にランクイン。映画のために書き下ろし、“クレヨンしんちゃん”の内容ともリンクしたこの曲も広くmyヒッツ登録された。

なお、dヒッツサイトでは「アーティストランキング」「myヒッツランキング」を20位まで公開している。

 

参考(協力:株式会社プランテック)

あいみょんが「サブスクランキング上半期2019」「dヒッツ上半期ランキング2019」制覇
あいみょんのサブスクでのブレイクの裏にラジオリスナーからの大人気も?
幅広い層で人気を獲得

2016年11月に「生きていたんだよな」でメジャーデビューしたあいみょんは、その衝撃的な歌詞で若者を中心に注目を集め、より普遍的なJ-POPの魅力をも持ち合わせた翌2017年リリースの「君はロックを聴かない」や2018年リリースの「マリーゴールド」で、より幅広い層へのアピールに成功。その後、2018年10月期の日本テレビ系水曜ドラマ「獣になれない私たち」で「今夜このまま」が主題歌に起用され、同年末の「紅白歌合戦」出演でその人気が爆発的に加速し、今年、特にストリーミングサービスにおいて大ブレイクを果たした。

一方、自身でもFM802「MUSIC FREAKS」などラジオ番組でDJを担当しているあいみょんは、メジャーデビュー時よりラジオで大量に楽曲がオンエアされてきた。

「君はロックを聴かない」の2017年8月リリース当時には初の「ラジオ・オンエア・チャート」1位(プランテック調べ)を獲得すると、その後リリースする各曲も頻繁にオンエアされ、リスナーから多数のリクエストを集めるようになっている。

中でも「マリーゴールド」は2019年6月末時点までおよそ40週にわたりチャートインするなど、昨年8月リリース当時より常に愛され続けている曲となった。

定額で多数の楽曲を楽しめると同時にプレイリストから新たな音楽と出会えるストリーミングサービスは、同じく受動的に音楽を楽しむラジオに近しい存在でもあり、その一方で比較的若い世代に人気のサービス。

今回発表する「レコチョク上半期サブスクランキング2019」「dヒッツ上半期ランキング2019」はあいみょんが圧倒的な存在感を見せており、若い世代からラジオリスナーの中心となるエルダー層もしくは車中で楽しむファミリー層まで、広い世代に支持されていることを裏付ける結果となった。

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