「radiko」試験配信状況発表、1週間で523万ストリームに

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IPサイマルラジオ協議会は7日、ラジオ放送をインターネットで同時に配信するIPサイマルラジオ「radiko」の実用化試験配信状況について発表した。

発表によると、3月15日~3月21日までの1週間で、「radiko」の総ストリーム数は523万、WEBページの総PVは約4,710万PVと予想をはるかに超える結果となったそうだ。

サービス開始当初はアクセスが集中し、WEBページにつながりにくい状況になりとなったが、システムを増強して対応。聴取環境が良くない聴取者からは、雑音の無い高音質のラジオ番組を聴けることに対して、高い評価を得たそうだ。

また、聴取習慣のない聴取者からも「聴いてみたらおもしろい」「新しい楽しみが増えました」「久しぶりにラジオに戻ってきた」という声も数多く寄せられているそうだ。

時間帯別の聴取状況によると、夕方から深夜にかけて聴取者が増加するという、通常のラジオ放送の聴取パターンとは異なる傾向が見られたことから、「パソコンがラジオ受信機となったことで、新たな聴取シーンを生みだし、より広い聴取者を獲得している」と考えている。

また、スマートフォン対応、オンエア楽曲の表示などサービス拡大の要望に応え、まず、WEBブラウザを起動しなくても簡単に聴取できる「radikoガジェット」を4月12日にリリースするそうだ。

今後は、スマートフォン対応や、ネットの特性を活かした新しい放送連動サービスも検討していくとのこと。

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