聖飢魔II、千葉・森ノホール21を皮切りに「35++執念の大黒ミサツアー」スタート

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©カメラマン:山田晋也

10月16日千葉・松戸の森ノホール21を皮切りに、聖飢魔IIの期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアー」が約6年8カ月ぶりにスタートした。

聖飢魔IIは、魔暦元年(’99)12月29日〜31日に(当時の東京ベイNKホール)行われた解散大黒ミサで地球征服を完了し解散。その後人類の悪魔化を視察する為に国内外をはじめ

約5年おきに[魔暦7(’05)年、魔暦12(’10)年、魔暦17(’15年)]、期間限定で再集結し大黒ミサツアーを行なって来た。

だが魔暦22(’20)年、地球デビュー35周年を記念する期間限定再集結を前に新型コロナウイルス蔓延の煽りを受け、2年連続でホールとアリーナを含む全国「大黒ミサツアー」を、ヴィデオ黒ミサ&生トーク、アコースティックを中心にした変異生黒ミサツアーに変更せざるを得なかった。

聖飢魔IIは地球デビュー35周年の大黒ミサツアーを本来の形で行うために、そして何より救いを求める信者のために再集結期間を2年延長し、今年真の35周年を執念で実現させた。

さらにゼウスの妨害を逆手に取り、この2年の間に、23年振りとなる新譜大教典「BLOODIEST」を9月21日発布。本作品は、魔暦24(’22)年10月3日付オリコン週間アルバムランキング第4位を獲得した。

聖飢魔IIのTOP10入りは「恐怖のレストラン」[魔暦前7(’92年10月21日発布)]の11月2日付第8位以来の29年11ヶ月振りのチャートインとなり、解散後も増え続ける多くの信者達が23年の時を経て更なる聖飢魔IIの音楽に酔いしれ悪魔教に貢献した。

そして今年9月18日氣志團万博で姿を表した聖飢魔IIは、大トリに相応しい衝撃のステージを見せ、いよいよ遂行された約7年振りの真の大黒ミサツアー初日では、さすがは大ベテランと言える貫禄のステージングと、若々しいキレのある演奏と歌唱を見せつけ、即日SOLD OUTとなったプラチナチケットを持った信者が、胸躍らせコロナというゼウスの妨害にも負けず、全身全霊で構成員と一体となり、また思いもよらぬ楽曲や演出で会場がヒートアップしていった。

更にクライマックスに向かっていくと、突如閣下がMCでアントニオ猪木氏について語った。

「吾輩とルーク参謀はよく新日本プロレスの1・4東京ドームに行っていたのだが、今日は先日亡くなったアントニオ猪木氏の冥福を祈りたいと思う」と信者と共に1・2・3・ダー!と拳を挙げて追悼した。

そして大黒ミサのラストを飾る数曲では涙する信者達も多数見られ、熱狂に包まれる初日は幕を閉じた。

聖飢魔IIは今後、10月29日に「tvk・ぴあ 50th anniversary LIVE 2022~感謝のカタチ~」にも出演、先日発表された魔暦25(’23)年2月25日東京・国立代々木第一体育館まで、全国15公演が開催される。

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