クリープハイプ・尾崎世界観、コロナ禍で書き上げた中篇小説『母影(おもかげ)』を新潮12月号に一挙掲載
11月7日発売となる新潮12月号(定価1,273円+税)に、尾崎世界観の文芸誌初となる中篇小説『母影(おもかげ)』(原稿用紙150枚)の掲載が決定した。
クリープハイプのヴォーカル・ギターとして活躍する、尾崎世界観。2016年に書下ろしで発表した半自伝小説『祐介』をはじめとして、気鋭作家としての顔でも知られる尾崎による、文芸誌では初となる中篇小説『母影(おもかげ)』が、新潮12月号に一挙掲載。
コロナ禍でライブ活動の制限を余儀なくされるなか、ひとり小説に向き合い完成させた原稿用紙150枚の渾身作。本人曰く、これまでに書いてきた小説で、もっとも長いものになっており、書くことへの勇気をめぐるこの作品になっているとのこと。
あらすじ
主人公は小学校低学年の女の子。母子家庭で育った彼女は、学校には友達がおらず、放課後の時間をもっぱらお母さんの働くマッサージ店の空きベッドで過ごしている。カーテンの向こうでお客さんを施術して「直してあげる」母親は、昔は女性客の相手もしていたはずなのに、次第に店に来るのがおじさんばかりになってきて……。
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