GLAY、56枚目のシングルよりTERU作詞作曲「YOUR SONG」MVをGYAO!先行独占配信

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11月14日に56枚目のシングル「愁いのPrisoner/YOUR SONG」を発売するGLAY。そのシングルよりTERU作詞作曲「YOUR SONG」のミュージックビデオが本日GYAO!にて独占先行配信がスタートした。

この楽曲は先日愛知にて行われ、TERUが開会式で歌唱したことが話題となったスペシャルオリンピックスの日本公式応援ソングとなっている。TERUが表現したかった「国境や全てを超えて楽しめる曲。そして夢を追いかける事をストレートに応援する歌」といった気持ちが楽曲全体から滲み出ており、まさにTERUの人柄が出ている楽曲と言えるだろう。

メロディもGLAY流応援歌と言わんばかりのアップテンポで、ホーンセクションなどが軽快に響く「YOUR SONG」。楽曲中に出てくる「Oh Doo-bee Doo-wop」がリフレインする箇所は、「国境や全てを超えて楽しめる曲」をまさに体現したパートであり、既にライブでもシンガロングが起こる楽曲となっている。

ミュージックビデオに関してもTERUの「様々な国籍の夢を追いかける人々にフォーカスを当てた作品にしたい」といった意見が取り入れられており、ダンサーを夢見る若者を追った、ミュージカル調の作品に仕上がっている。

最後のGLAYと13名のダンサーが交わるシーンでは、メンバーを含め「純粋に音楽を楽しむ」という音楽のシンプルかつ根源的な要素が感じ取れる。

ミュージックビデオの監督は同シングル収録「愁いのPrisoner」同様に大喜多正毅が務めており、是非それぞれ異なった世界観のGLAYを楽しんでもらいたい。

TERU(GLAY)コメント
スペシャルオリンピックスとの出会いは、中田英寿さんとの雑談がきっかけでした。それまで全然知らない世界だったスペシャルオリンピックスですが、知的障害のあるアスリート達が、世界で活躍しているという話を聞いて、すごく興味が湧いてきました。それでテーマ曲を作ることになって、最初は頑張っている選手たちに向けて書こうと思いましたが、色々話を聞いていくうちに、(アスリートたちを)サポート・応援している家族やサポーターの思いを歌いたいと思い「YOUR SONG」を作りました。
発売前ですが、もうラジオで流したり、すでにライヴでも歌ってたりするのですが、GLAYファンの中にも生活をしていく中で、人間関係とかで悩んでいる人もいて、そういう人達から「この曲を聴いて元気になりました」というメッセージをたくさんいただきました。「昨日の自分を超えてゆけ、未来を切り開け!」という歌詞が、一番伝えたい部分ですが、そこが伝わっているんだなぁと感じられて嬉しかったです。
今回も色々な人に感動してもらえるような歌詞を書こうと思ったりもしましたが、自分の中から自然に出てくる言葉で書きました。自分の生き方、どう生きてきたかは、ファンの方は見て知ってくれているので、今のGLAYのTERUが歌って、理解してもらえるような言葉を選ぼうと。普段使っている言葉をメロディにはめて歌詞にし、自分の経験をメッセージとして伝えました。スペシャルオリンピックスや、被災地を訪れて感じたこと、普段接することができない人たちと接して感じたことを、歌にしたいと思いました。
先日、スペシャルオリンピックス日本の愛知大会を応援に行かせていただいて、選手達にこの曲を聴いてもらう機会があったんですけれど、曲を聴いている選手たちが自然と一緒に手拍子をしたり、舞台の方へ駆け寄ってきてくれて、最後はステージに全員が上がってきてくれ、やっぱり自分の言葉で書いた歌詞だからこそ伝わるし、そういうムーブメントが起きるんだと思いました。スタッフの方にも「子供たちがこんなに感情を露にするのは珍しい」と言っていただいて。今後ライヴでこの歌を歌う時も、こういう奇跡的なことを期待してしまいそうです。

大喜多正毅コメント
「YOUR SONG」
「YOUR SONG」を本当に理解したと思えたのは、撮影当日でした。夢の途中の若者を応援するのがテーマの楽曲なのですが、ストレートに頑張れと言うだけでは、伝わりきらないと感じていました。なんとなく映像の輪郭がボヤけてたまま臨んだ撮影に、スケジュールの都合上、ピアノを弾くTERUさんのラストカットからの撮影になった1テイク目が、いとも簡単に答えを出してくれました。夢の途中の若者を一番応援、後押しするのは、夢を叶えてもなお、音楽を、人生を、楽しみ続ける先駆者の姿を圧倒的な熱量で見せ続ける事なんだと、理解しました。その後の撮影でも、楽しそうにみんなで演奏続けて、周りを巻き込み盛り上げ続けるGLAYを見て確信に変わり、自分もまた、夢の途中を楽しみました。
ありがとうございました!

「愁いのPrisoner」
「愁いのPrisoner」のMVは、過去の恋愛に囚われ、未だに新しい一歩を踏み出せない人をどう映像化するかが、最大のテーマでした。人を愛したその記憶を、ダイレクトに男女の映像で見せてしまうと、このまま過去に囚われたまま朽ちても構わないとも読み取れる、澄み切った覚悟のように感じる曲調を表現しにくいと考えました。そこで過去にアメリカ横断の旅の途中で出会った、不思議な光景を思い出しました。アメリカ、ネバダ州ゴールドフィールドの街外れに広がる荒涼とした大地に突き刺さる無数の車両が、足を大地に囚われ身動き取れ無くなった人達のようにイメージが広がりました。そして、その囚われた人達を解放に導く者のイメージとしてGLAYが、大地に突き刺さる車両の間を前を向き歩き続け、演奏する映像になりました。
旅の途中の、小さな記憶の破片が、今回の様な大きなプロジェクトの一部になったことを、嬉しく思うのと同時に、自分もまた、過去に見た風景に囚われ、それを糧に生きているんだなと気付きました。

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