第一興商、25年4月~26年3月期は過去最高売り上げも利益微減 今期は増益見込む
第一興商は5月13日、2026年3月期の連結業績(2025年4月1日~2026年3月31日)を発表した。
売上高は過去最高となる1,629億5,000万円(前期比6.5%増)。利益面においては、人件費のほか、DAMの新フラッグシップモデル発売に関連するプロモーション費用、本社移転費用などの販管費が増加した影響により、営業利益が179億1,700万円(同0.2%減)、経常利益が182億6,500万円(同0.7%減)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べ、固定資産売却益などの特別利益が増加した一方で、前期にあった繰延税金資産の積み増しが剥落したことにより、158億8,900万円(同12.6%減)となった。
業務用カラオケ事業は、成長市場であるエルダー市場を中心に、全体として緩やかに改善が進み、当期末のDAM稼働台数は前期末と比べ微増となった。4月には、5年半ぶりとなるDAMの新たなフラッグシップモデル「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」を発売。以上の結果、新商品発売に伴い、卸売を中心とした商品販売売上が増加したことなどにより、売上高は前期比4.8%の増収。営業利益は前期比2.1%の増益となった。
カラオケ・飲食店舗事業は、カラオケ10店舗、飲食20店舗の出店及びカラオケ8店舗、飲食12店舗の閉店を行ったことにより、当期末の店舗数はM&Aによる増加(カラオケ16店舗)を含め、カラオケ521店舗、飲食167店舗となった。店舗の集客は、前期に実施したリニューアルや「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」の早期導入などが奏功し、夏休みや年末年始といった商戦期を中心に、想定をやや上回る堅調な推移となり、当期の既存店売上高はカラオケ店舗で前期比4%増、飲食店舗で同2%増となった。飲食店舗においては、前期に引き続き予約受注が好調に推移。また、ダーツ業態「REGALO」4店舗のほか、新たなブランドとして「蒸しと酒 みちる」や「炭火イタリアン ROBACE(ロバーチェ)」を出店するなど、幅広く集客の獲得を推進した。以上の結果、売上高は既存店での増収に加え、飲食店舗の出店による増収などの影響により、前期比6.7%の増収。営業利益は同4.5%の増益となった。
音楽ソフト事業は、新人アーティストの発掘とヒット曲の創出に努めるとともに、カラオケを中心とする自社メディアを活用した音楽出版事業にも注力することにより、堅実な収益モデルの構築に努めた。以上の結果、売上高は前期比1.7%の減収、営業利益は同56.9%の減益となった。
その他事業は、新たな収益の柱とするべく「ザ・パーク」ブランドで展開するパーキング事業の業容拡大が進展し、当期末時点で約4,400施設、51,000車室となった。また、「スターデジオAir」などで展開するBGM事業や、家庭用カラオケサービス「カラオケ@DAM」についても堅調に推移した。以上の結果、売上高はパーキング事業収入が増加したことなどにより前期比13.9%の増収、営業利益は前期比18.5%の増益となった。
2027年3月期については、売上高が前期比3.5%増の1,687億円、営業利益が同3.3%増の185億円、経常利益が同3.5%増の189億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.2%減の122億円を見込んでいる。
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